泉ヶ岳・北泉ヶ岳(グランブルーの空❣️)

2022.01.10(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 1
休憩時間
47
距離
10.8 km
のぼり / くだり
900 / 901 m

活動詳細

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■泉ヶ岳に広がるグランブルーの空を見に行ってきました。この時期、脊梁山脈には雪雲がかかっていて晴れることは稀ですが、その手前に位置する泉ヶ岳には雪雲がかからない日もあって、一月に数回、晴れた美しい雪山が味わえます。1月10日(月)はそんな絶好の日和でした。 ■オーエンス泉岳自然ふれあい館から水神まではツボ足でも行けるほど、道が踏み固められています。今日は気温は平年並みに上がったものの、雪は締まっていて歩きやすくなっています。スノーシューとアイゼンも持参しましたが、それらの出番はなく、今日はチェーンアイゼンを登山靴に装着して歩きました。これで十分でした。 ■水神から先は雪が深くなり、傾斜もきつくなってきます。大岩手前の肩に出る斜面、そして大岩から先、「さいの河原」に着く手前が急になっています。雪が柔らかい時には踏み抜いて大変だったこともありますが、今日は雪が締まっていてそれほど苦労せずに登れました。振り返ると蔵王連峰が綺麗に見えています。二口山塊から面白山付近の山頂部には雲がかかっています。この辺りがすっきりとしていれば、遠く朝日連峰も見えるはずです。ですが、今日はこれで十分です。何しろ、泉ヶ岳山頂部に広がる空は、まさにグランブルーなのです。 ■泉ヶ岳山頂には登山者が2名休んでいて、そのうちに表コース、水神からそれぞれ1人登ってきました。山頂では休まずに、そのまま北泉ヶ岳に向かいます。絶景を楽しむならば、山頂から先にある展望地がベストです。この展望地から見る景色は、いつ見ても素晴らしい❣️北泉ヶ岳を手前に置き、後白髪山、三峰山、船形山と連なる白い稜線にはため息が出るほどです。今日はグランブルーの空に、白がくっきりと浮き上がっています。右手に視線を移すと、大崎平野の向こうに薬莱山、その先には栗駒山が見えています。神室連峰には雲がかかり、鳥海山は姿を見せてはくれませんでした。 ■展望地から鞍部に下り、登り返して三叉路に着きます。ここも踏み跡がしっかりと付いていて、チェーンアイゼンでも雪に潜ることはほとんどありませんでした。 ■下りきった鞍部から三叉路への登り返しはブナの原生林となり、ここから北泉ヶ岳手前の鞍部一帯に広がるブナとミズナラの森が私の好きな場所です。三叉路では休まず、一気に北泉ヶ岳を目指しましたが、この原生林に入ると途端にペースが落ちてしまいます。豊かな森の静謐な空気の中、立ち止まることが多くなりました。 ■北泉ヶ岳山頂には、10人近い登山者がいました。山頂の標識は雪に埋れ、推測すると1.5mほどの積雪量なのではないかと思います。高くなったおかげで、いつもは見えない冬の桑沼が眼下に見えていました。視線を上げれば、大崎平野から栗駒山まで、すっきりと見通せます。ここの景色もまた美しいものでした。 ■山頂でおにぎりを頬張り、コーヒーを飲んで下山します。下山する途中、やはりブナとミズナラの森で立ち止まってしまいます。三叉路を過ぎて、左に泉ヶ岳を見ながら下ると、黒鼻山との分岐点に着きました。黒鼻山へ立ち寄ろうかと思ったのですが、踏み跡が柔らかく、ここでスノーシューに履き替えるのも面倒なので、予定通り水神に下ることにしました。 ■この日の天気は、ほとんど快晴でした。こんな日ならば、泉ヶ岳は冬山初心者の格好の選択肢になります。これまでの記録を見てみると、最初は4月に歩いていたのに、いつの間にか11月から1月が私の泉ヶ岳歩きの適期になっていました。 ■もう一つ、今日、泉ヶ岳・北泉ヶ岳に登った理由を記しておきます。それは、昨年11月に北泉ヶ岳付近で遭難してまだ発見されていないおおそねさんの早期発見を祈るためでもありました。実は昨年の1月15日に泉ヶ岳山頂でおおそねさんと初めて言葉を交わし、YAMAPにコメントをいただきました。それ以降、交わりはありませんでしたが、遭難のことがずっと気にかかっていたのです。グランブルーは、おおそねさんがおそらく好きだったと思われる言葉です。この日の空はグランブルーそのものでした。

船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 オーエンス泉岳自然ふれあい館。空が青い❗️今日はグランブルーの空を見にきました。
オーエンス泉岳自然ふれあい館。空が青い❗️今日はグランブルーの空を見にきました。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 雪の積もった舗装道路をしばらく歩いて登山口に着きました。今日はたくさんの登山者で賑わっています。
雪の積もった舗装道路をしばらく歩いて登山口に着きました。今日はたくさんの登山者で賑わっています。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 カラマツ林を進んで水神に向かいます。雪は固く締まっていてチェーンアイゼンで歩けます。
カラマツ林を進んで水神に向かいます。雪は固く締まっていてチェーンアイゼンで歩けます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 水神に到着しました。十数人が休んでいました。ここから先は雪が深くなります。
水神に到着しました。十数人が休んでいました。ここから先は雪が深くなります。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 大岩手前で稜線に乗り上げます。この坂の傾斜は見た目よりもきついため、ジグザグに登ります。
大岩手前で稜線に乗り上げます。この坂の傾斜は見た目よりもきついため、ジグザグに登ります。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 大岩に着きました。ここで傾斜はいったん緩みますが、この先でまた傾斜がきつくなります。
大岩に着きました。ここで傾斜はいったん緩みますが、この先でまた傾斜がきつくなります。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 「さいの河原」という標識からさいの河原まではやや距離があります。グランブルーの空に向かって歩いていきます。
「さいの河原」という標識からさいの河原まではやや距離があります。グランブルーの空に向かって歩いていきます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 左手に後白髪(うしろしらひげ)山と三峰山が顔を出しました。上空はすっきりと晴れています❣️
左手に後白髪(うしろしらひげ)山と三峰山が顔を出しました。上空はすっきりと晴れています❣️
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 後白髪(うしろしらひげ)山。泉ヶ岳よりも雪が深いですね。
後白髪(うしろしらひげ)山。泉ヶ岳よりも雪が深いですね。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 さいの河原に到着しました。この辺りは風が強く吹くため、積雪は少なくなっています。
さいの河原に到着しました。この辺りは風が強く吹くため、積雪は少なくなっています。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 歩いてきた方向を振り返ります。遠くに蔵王連峰が見えます。
歩いてきた方向を振り返ります。遠くに蔵王連峰が見えます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 さいの河原のケルンの向こうに船形連峰がくっきりと見えています。
さいの河原のケルンの向こうに船形連峰がくっきりと見えています。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 泉ヶ岳山頂。神社の祠は屋根を残して雪に埋もれています。山頂では休まず、北泉ヶ岳に向かいます。
泉ヶ岳山頂。神社の祠は屋根を残して雪に埋もれています。山頂では休まず、北泉ヶ岳に向かいます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 北泉ヶ岳・船形山の展望地に着きました。ここからの眺めが素晴らしい❣️
北泉ヶ岳・船形山の展望地に着きました。ここからの眺めが素晴らしい❣️
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 まず後白髪(うしろしらひげ)山。
まず後白髪(うしろしらひげ)山。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 三峰山。
三峰山。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 船形山。山頂に避難小屋が見えます。
船形山。山頂に避難小屋が見えます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 遠くに栗駒山。
遠くに栗駒山。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 鞍部に下り、登って三叉路を目指します。
鞍部に下り、登って三叉路を目指します。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 船形連峰の位置が低くなってきました。
船形連峰の位置が低くなってきました。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 正面には北泉ヶ岳が見えています。
正面には北泉ヶ岳が見えています。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 三叉路への登り。ブナの樹間から北泉ヶ岳が顔を出しました。三叉路から右に進んで北泉ヶ岳を目指します。
三叉路への登り。ブナの樹間から北泉ヶ岳が顔を出しました。三叉路から右に進んで北泉ヶ岳を目指します。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 鞍部はブナとミズナラの大木がある原生林となっています。ミズナラの大木の迫力が凄い。
鞍部はブナとミズナラの大木がある原生林となっています。ミズナラの大木の迫力が凄い。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 だいぶ登ってきました。泉ヶ岳が低く見えるようになりました。山頂はもうすぐです。
だいぶ登ってきました。泉ヶ岳が低く見えるようになりました。山頂はもうすぐです。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 北泉ヶ岳山頂から桑沼を見下ろします。積雪期でなければ、山頂から桑沼は見えません。
北泉ヶ岳山頂から桑沼を見下ろします。積雪期でなければ、山頂から桑沼は見えません。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 大崎平野の左手に薬莱山、その先には栗駒山が横たわっています。
大崎平野の左手に薬莱山、その先には栗駒山が横たわっています。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 山頂板は雪に埋もれていました。山頂には十名近い登山者が休んでいます。
山頂板は雪に埋もれていました。山頂には十名近い登山者が休んでいます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 栗駒山がきれいに見えています。優美な姿を目に収めて下山します。
栗駒山がきれいに見えています。優美な姿を目に収めて下山します。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 ブナの大木に大量の雪が絡みついています。
ブナの大木に大量の雪が絡みついています。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 左手には泉ヶ岳が見えます。
左手には泉ヶ岳が見えます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 ブナとミズナラの原生林を過ぎて、三叉路に向かいます。
ブナとミズナラの原生林を過ぎて、三叉路に向かいます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 三叉路からは、左手に泉ヶ岳を見ながらの下りとなります。
三叉路からは、左手に泉ヶ岳を見ながらの下りとなります。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 団子のようなオブジェ❣️
団子のようなオブジェ❣️
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 クリスマスは過ぎましたが、見事なリースです。
クリスマスは過ぎましたが、見事なリースです。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 雪に埋もれたヒザ川を渡ると水神に着きます。
雪に埋もれたヒザ川を渡ると水神に着きます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 水神から少し下ると、大きなダケカンバがあります。空は素敵なグランブルー。
水神から少し下ると、大きなダケカンバがあります。空は素敵なグランブルー。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 カラバツ林を下ります。
カラバツ林を下ります。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 オーエンス泉岳自然ふれあい館のつららが迎えてくれました。気温の上昇でつららの先が欠けていますね。
オーエンス泉岳自然ふれあい館のつららが迎えてくれました。気温の上昇でつららの先が欠けていますね。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 つららの透明感は、この時期のものですね。
つららの透明感は、この時期のものですね。

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