八ヶ岳を機に古龍達の夏が始まった今。 翌日から本格的な梅雨入りになる予定の為、6月の中でせめてもう一座高い山で景色が見たいというぐんまちゃんの希望があった。 関東地方の中で梅雨入り前に絶景が見れる山を探した末......ネルギガンテとぐんまちゃんが一つの山を選んだ。 「日光白根山」 群馬県、栃木県の両県に跨る関東以北の最高峰。赤岳の前に練習として挑んだ蓼科山より遙かに高いときた。 これなら素晴らしい絶景が見れると期待し、新しく金獅子の「ラージャン」を含めて挑んでみた。 丸沼高原よりロープウェイに揺られる事15分、突如として現れる日光白根山の勇姿。その姿はまさに5日前の赤岳を彷彿とさせるような重厚感である。 原生林の登りから始まり、残雪を踏みしめる。 大昔の噴火による山体崩壊で出来たトラバースは見るものを圧倒する。 森林限界を超えて砂礫と岩稜が待ち受けた時、もうそこは雲の上の世界。背後に錫ヶ岳と皇海山を見ながら登っていく。 そして気がついた時には山頂。 関東の最高峰ゆえに周りには隔てるものは一切ない空が広がっていた。 眼下には雲の絨毯、そして日光連山、尾瀬に上越国境......今まで挑んで来た名山の数々が望めた。 梅雨明けの楽しみを残し、雲海の大絶景を目に焼き付けたネルギガンテとぐんまちゃんであった。
頑張るぞー!
関東以北最高峰の堂々たる山容。
ここから登る。
最初は原生林の緩やかな登り。
涼しいなぁ〜w
血の池地獄を過ぎると急登が始まる。
弥陀ヶ原の残雪。
彼処に登るのか......。
大昔の山体崩壊で火砕流が流れた跡らしきトラバース。
地獄薙より上州武尊山と谷川岳。
まだまだ先は長いなぁ。
森林限界に出る。
おっ.....あれは?
山頂部の砂礫と岩稜帯が見えてきた。
景色が開けてきたぞー!
あともう少しだなぁ。
錫ヶ岳と皇海山。
2歩進むと1歩戻される砂礫帯w
慶安火口。
この姿は.......。
あれは.......まさか?
着いたぞー!
日光白根山の山頂。
おぉーっ!
五色沼、白檜岳越しに日光表連山。
四郎岳、至仏山、燧ヶ岳、平ヶ岳、越後駒ヶ岳。
去年ネルギガンテと挑んだ東北地方最高峰燧ヶ岳。 なんかかっこいいなぁw
山王帽子山、太郎山、帝釈山、女峰山、大真名子山、小真名子山、そしてそれらを見守る様に聳え立つゴールデンウィークに挑んだ男体山。
何処から見ても男体山は美しい。
雲の上の世界。
雲に飲み込まれる上州武尊山と下界の川場村。
「とんでもない。私は山に行きますよ」でお馴染みの会津駒ヶ岳と中門岳。
ラージャンの雄叫び。
中禅寺湖、半月山、黒檜岳、社山。
赤城山と浅間山、四阿山、草津白根山、横手山。
戸隠山、高妻山、飯縄山、黒姫山、妙高山、斑尾山、雨飾山。
釈迦ヶ岳、鶏頂山、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳。
エメラルドグリーンだぞ〜!
前白根山、五色山、五色沼。
八ヶ岳にある大同心にそっくりな丸沼槍ヶ岳。
丸沼と菅沼。
彼処から登ってきたんだなw
燧ヶ岳をバックに寛ぐぐんまちゃん。
奥白根山神社。
こんな過酷なところにも咲いている。
まさに天空の桜。
無事に登らせていただきありがとうございます。
下りてきたぞー!
※アルペングリューエンの日光白根山 スケールが全く違うが、行者小屋から見る赤岳に何処となく雰囲気が似てる気がした。
ぷはぁぁ〜っ! 楽しい一日でした。
この活動日記で通ったコース
山頂駅-日光白根山 往復コース
- 04:24
- 6.2 km
- 678 m
- コース定数 16
日本の以北最高峰で、かつ荒々しい山体の日光白根山を体験するには、まずはロープウエイのある丸沼高原から登ってみたい。日光側の山麓からは豊かな自然植生を体験できるルートもあり、山域を把握すれば何度でも楽しめる山である。下山時は最短では往路を戻るが、五色沼へ周回するルートもとれる。足を伸ばす場合は、ロープウエイの最終時間(季節によって変動)を確認のこと。アクセスは長いが、麓には観光地や温泉も豊富で、山域を丸ごと楽しみたいエリアである。