活動データ
タイム
35:17
距離
36.6km
のぼり
3883m
くだり
3885m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る久しぶりに連休が取れたので、夏季に行こうと考えていた大唐松尾根から白峰三山に登ってきました。 冬季や残雪期の記録が少なく近況もわかりませんが、13時間ぐらいで稜線まで抜けられるだろうと甘い計画でブラックスタートしてみました… 1日目は天気も悪く身体もボロボロになりました。 気温上昇と雨で緩んだ雪の踏み抜きとラッセルは想像以上に厳しく、予定時間をオーバーしてのブラックゴールになってしまいました。 途中撤退も考えましたが、テント持ってるから何時になってもいいやと開き直って農鳥岳まで登り、西農鳥岳はナイトハイクして満天の星空を楽しみました。 2日目も体力が回復せずスローペースでしたが、雲海上で快晴に恵まれ、間ノ岳から北岳までの稜線と絶景を満喫することができました。 【大唐松尾根】 ・奈良田から雨池山、大唐松山を経て農鳥岳稜線まで続く魅力的なバリエーションルートです。 ・冬季、残雪期は登る人が殆どいないのでトレースもなく、雪の状態や天候によって厳しい行程になると思います。 ・無雪期なら大唐松山までは踏み跡がありますが、その先は藪漕ぎ、露岩ピークの登下降、稜線までのルートファインディングが必要になります。 【白峰三山稜線】 ・北岳、間ノ岳、農鳥岳の3000m峰をつなぐ国内有数のスカイラインです。 ・今回の山行では、暖かく天候にも恵まれたので技術的に難しい箇所はありませんでしたが、露出した夏道をアイゼンで歩くのにストレスを感じました。 ・条件によってはクラストした雪斜面の登攀やトラバースのためにピッケルとアイゼンワークが必要になります。 【池山吊尾根】 ・池山小屋をベースにして登る冬季のメジャールートです。 ・核心部の八本歯のコルには梯子や補助ロープがあります。 ・トレースがあっても踏み抜きますので、下りは転倒や負傷に注意してください。 ・尾根から外れて、あるき沢橋方面に下る登山道には凍結箇所が多かったです。 ・登山口へのアプローチは、奈良田の開運隧道から約12kmの林道を歩くか、芦安の夜叉神峠から鷲ノ住山を経て野呂川に下降するルートのどちらかです。 残雪期の大唐松尾根は厳しいだろうと覚悟はしていましたが、気力と体力の衰えを感じる山行でした。
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