活動データ
タイム
08:49
距離
22.1km
のぼり
2199m
くだり
2197m
活動詳細
すべて見る何だろうな〜な話 憧れて何度も調べて登る山、見るもの全てに感動するのか興奮に胸の鼓動も早くなる。でも、いつもと違って何だか凄くおかしいぞ!汗を異常に掻き続け息が苦しく度々足まで止まるのだ。一体どうしたんだ?と小首をかしげて考えれば、ひょっとして?またかと浮かび思い当たったことがある。 今の今まで何十年も生きてきて、嫌になる程して来たことなんだが未だに慣れずに苦手となって、なんでいつもと舌打ちをする。睡眠である。眠れないのです!兎に角眠れやしないのだ。大事な時、何かをやろうとする前夜、何故だか目が覚めまったく眠れず気が付けば朝を迎えてかなり疲れてしまうのだ。いつもなら勝手に寝ている毎日なのに「何故なんだー!」と声出し叫びたくもなる。もしも、こんな事が山へ行くたび繰り返されたら絶対に、気持ちも落ちて下を向き山への熱意も失せるのだろうに、何だろな〜と愚痴言い深く溜息を吐く。 遠足気分でスキップ踏んで気楽に行けたら楽しいはずだし、ラララと辿れば気分も晴れて足取りなんかも軽やかに絶対なるなと信じて登る今日の山 高丸山である。 この山は、百名山の雲取山から奥多摩町へと続く長い稜線上の途中にあるが、この山を目指す登山者などは全く無く縦走の通過点でしかない寂しい山だが、今回登るバリエーションルートからの登山の目標にと選んでみたのである。 今日の登山は、昨年一人で登った赤指尾根(あかざすおね)を辿って石尾根の稜線まで登り、高丸山へ足を伸ばして戻り千本ツツジを越えた先の七ツ石山に行く予定。下山に上り尾根を使う周回コースを考えたが行程20km余りを目標9時間(登り5時間30分/下り3時間30分)を掛けてしっかりと歩いて来る計画である。 一年振りに歩く今回の登山は、このコースをまだ歩いたこと無い山友を伴いバリエーションルートを再び辿るのだが、前回と違い自ら情報を得ての登山となり慎重ながらもワクワク感を募らせている。 登山は前回同様に国道411号線の深山橋先に有る東京都最奥の集落の留浦(とずら)からスタートし、国道411号線を深山橋方面へ1kmほど歩き竹の花トンネル手前より左に折れ谷へと入り込んで行く。これよりは登山道は全く無いバリエーションルートで進めばすぐに舗装された道が消え、杣道も一昨年の台風被害で激しく削られ痕跡までも怪しくなっている。地形図を頼りに沢沿いを右に左に渡りながら上へ上へと目指していても、荒れた沢は変わらずに歩き辛さを増して息を上げ結構厳しい登りが沢から尾根まで続いていくが、久し振りの不安を何故だか妙に楽しんでいるのは不思議でちょっと笑える。やがて、廃屋となった寺が現れさらに踏み跡さえない急登を必死に上り詰めれば尾根へと出る。ハチコク峠である。ここまで1時間半の道のりだけど折角来たんだしと、よせば良いのに色気を出して計画外の雨乞山へ覗きに行く。沢を詰め体にこたえた幕開けの一座からこれからの歩きを思い浮かべ、さぁ!やるか!と気合を入れ直して尾根歩きを始めるのである。尾平山・北峰・ウエンタワ・赤指山まで何度とアップダウンを繰り返し体力を削り取られながら高度を上げ、一旦鞍部に下る途中で登山道と合流すればそこから更に辛い登り返しが待っている。つづら折れの急登をひたすら登り続けて辿り着く石尾根の縦走路、ここ迄のやっとを振り返り腰を落として水を飲み、安堵感に浸るのだ。 このあと千本ツツジへ登頂しても休まず縦走路を辿り、体にこたえる登りの先に目指す高丸山の頂きがある。 高丸山の山頂である。 よくここまで来たなと感じる程に辛く激しい登山となったが、まだ出来るを知りたくての頑張りを見せ眺望もない頂きでひと時を過ごしている。振り返り見れば飛龍山が見通せてこれからの下山の辛さを少しだが和らげているが、まだまだ下山の道は遠く深く息を吐いては歩き続けていくのである。 ふりかえり よく頑張った!自分で自分を褒めてあげたい気持ちはメダリストの有森裕子の気分と同じか?この歳でもやれると知った今日の山 今日もご無事でおつかれ山〜😌
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