北上山地の山

  • 早池峰山

    標高 1914 m

    • 岩手

    遠野市・花巻市・宮古市の境に位置する。柳田国男の『遠野物語』にも登場する山で、山岳信仰や神話がいまも残る。日本地質学会によって「岩手県の岩石」として選定された蛇紋岩で形成され、“日本のエーデルワイス”と呼ばれるハヤチネウスユキソウやナンブトウウチソウなどの固有種が多いことで知られる。山頂の南側には国の特別天然記念物である森林植物群落が、北側には天然記念物であるアカエゾマツ自生南限地もあり、特有の植物構成を見せる山だ。こうした特性から、自然保護のため携帯トイレの使用が義務づけられていて、山頂トイレも携帯トイレ専用となっている。なお、一般登山者が不安なく登れるコースは小田越コースの1本で、最短の河原の坊コースは当分の間、通行止め。

  • 五葉山

    標高 1351 m

    北上山地に位置する標高1,351mの山。岩手県釜石市と大船渡市、住田町にまたがり、日本三百名山に選定されている。山名の由来は、その昔仙台藩が直轄する山(御用山)だったことや、ゴヨウマツ(五葉松)が茂るから、などの説がある。花崗岩が露出した稜線からは、入り組んだリアス式海岸や奥羽山脈の山並みを一望できる。また、ツツジやシャクナゲの群落を筆頭に高山植物が豊富なため、花の時期は大勢の登山者でにぎわう。山頂へは四方から登山道が延びており、最短時間で山頂に立てるのは南面の赤坂峠登山口から。最高点となる日の出岩は、ヒノキアスナロ・コメツガなどの原生林が暗く苔むした林床をつくる独特の世界が広がっている。

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