伯州山・霧ヶ原(鳥取,岡山)
2026.06.13 (土)日帰り
【伯州山の登りルートはイワウチワ&イワカガミロードの「新コース」】
今回は岡山県鏡野町と鳥取県三朝町(みささちょう)の県境に位置する標高1,045mの伯州山(はくしゅうざん)に登ることにしました。
登山道は西から順に滝谷コース、新コース、本谷コースの3本ありますが、本谷コースは崩落により通行止めです。
出発点の赤和瀬駐車場は20台程駐車可能です。ここは利用者が比較的少ないようで、11時半頃でも3台でした。
駐車場の周辺にはキショウブ<写真02>やミヤコグサ<写真03>などが咲いており、歩き始めたもののなかなか駐車場から出られませんでした😅
駐車場の向かいにある滝谷コース登山口から舗装道路を北上するとそのうちに砂利道になりました。フタリシズカ<写真09>やギンリョウソウ<写真10>はこの道沿いのみでした。
標高790m辺りの新コース&滝谷コース南側分岐には、直進方向の滝谷コース方面に丸太の車止めのようなものがありますが、普通に通れます。
右折して新コースに入ると土道になり、前夜の雨の影響か、避けられる程度の水たまりやぬかるみがたまにありました。
標高870m分岐には道標はありましたが真っ白で文字が消えているようでした。気づいたもののスルーして丸太と土のきれいな道を進んでしまい、引き返しました。
道標まで戻りステップが切ってある土道に入ると、ササの間の細道でした。高さは30~130cmで体に当たりますが、足元は見えますしかき分けずに歩けます。
イワウチワが見られることもあり、そのうちにササがまばらで気にならなくなってくると、イワウチワに交じってイワカガミが増えてきました。
伯州山は4月上旬〜中旬に見頃を迎えるイワウチワの群生地として有名ですが、それに続くように4月下旬〜5月上旬頃にかけてイワカガミが開花し、登山道を鮮やかに彩ります。
その両方が見られるのがこの新コースです。この日はすでに6月中旬でしたので、どちらもすでに花期を終えていました。
葉だけでは区別しにくいのですが、光沢があまりなく先端がまっすぐであれば確実にイワウチワ、光沢がかなり強く直径5cmを超えていればイワカガミの可能性が高いです。
葉の形や光沢には個体差があり、どちらなのかよくわからない株も多かったのですが、細道の両サイドにびっしり生えて続いているとテンションが上がりました。
後ろを歩いていた連れが「踏むで」と一言。ぎょっとして振り返ると「この子らに言うた。道のど真ん中やし。」
なんや、オレちゃうんか😅言われてもよけようがないねんから、お前がちゃんとよけたれや。
もちろん、二人ともずっと足元を見ながら注意して歩きました。今のところ、足の踏み場もないほどではなく、気をつければよけられます。
標高995~1,000m辺りは根曲がり竹(チシマザサ)が道にかぶさってきてトンネル状になっていますが、腰をかがめれば普通に歩けますし、大した距離ではありません。
連れは「トトロの道や。」と喜んでいましたが、大事なことを忘れていたようです。
♪子供のときにだけ あなたに訪れる 不思議な出会い
そう、トトロに会えるのは子供だけ。お前、何十年前や😁
伯州山荘内部<写真17>は椅子用の丸太が2つあるだけでがらんとしていました。木のいい香りがしましたが、外のほうが風が通ると涼しいのですぐに外に出ました。
山荘を過ぎるとササはなくなり、低い草がまばらに生えた広道を進むとほどなく伯州山頂上<写真21~27>に到着しました。
【伯州山頂上から大山展望】
伯州山の山頂直下の縦走路分岐<写真19,2028,29>から頂上<写真21~27>までは展望が効く絶景スポットで、北方面は頂上から部分的に見えるのみですが、それ以外はだいたいどこからも同じように見えます。
西方面には、鳥取県の西部に位置する標高1,709mで中国地方最高峰・大山(だいせん)の東南東壁(槍ヶ峰、天狗ヶ峰など)の鋭利で荒々しい山容<写真22>が見えました。
南東方面には岡山県津山市と鏡野町の境界に位置する三十人ヶ仙(さんじゅうにんがせん)<写真19,20>などが見えました。
さらに南方面には、鏡野町の花知ヶ仙(はなちがせん)や三ヶ上(さんがじょう)<写真19,29>が見えました。
北西方面(倉吉平野方面)には鳥取県琴浦町と同県大山町(だいせんちょう)の風力発電所の風車の奥にかすかに日本海が見えました。
前回の訪問で天気が良ければ展望が楽しめるのは知っていたので期待していました。今回もこれが一番の目的だったので、貸し切りで楽しめてよかったです。
【伯州山の下山ルートは「滝谷コース」】
伯州山頂上<写真21~27>から引き返し伯州山荘<写真16,17>まで戻りました。
ここは今回登ってきた新コース、下る予定の滝谷コース、現在通行止めの本谷コース、そして下りてきた伯州山頂上<写真21~27>への道の分岐点です。
滝谷コースから登ってこられた2組、計5人と相次いですれ違い、迷うことなく滝谷コースへ。本谷コースに通行止めの掲示があるかどうかは確認し忘れました。
ちなみに、新コースは尾根でしたが、滝谷コースは主に谷沿いで赤和瀬川の支流がよく見えます。
こちらのほうが道が広く緩やかで、下りが苦手な連れが下山ルートにした理由がわかりました。
しばらくは丸太と土の階段状の広道でした。やはり前夜の雨の影響か、水がたまりかけている箇所がありますが、下は小石がゴロゴロしているのでぬかるみはありません。
赤和瀬川支流<写真31>撮影地点は渡渉点です。写真は渡る直前に振り返ってみたものです。石と土のう袋の上を歩いて渡りました。幅は1m少々だったと思います。
赤和瀬川支流の小滝<写真32>撮影地点は飛び石の渡渉点です。ここも幅は1m少々だったと思います。この少し北に避けられる程度の水たまりがありました。
涼やかな沢音を聞きながら気分爽快で駐車場まで戻ることができました。
【恩原高原のニッコウキスゲパラダイス】
岡山県鏡野町にある恩原高原スキー場では、毎年6月上旬から中旬にかけて、中国地方最大級の規模を誇る約18,000株のニッコウキスゲが見頃を迎えます。
ニッコウキスゲは、朝に花が開いて夕方にはしぼんでしまう一日花です。
1株にいくつかのつぼみをつけ、毎日新しい花が順番に咲き進むので、比較的長期間にわたって開花シーンを見ることができます。
お天気の良い日の午前中からお昼頃にかけて訪れると、最も美しい開花状態を楽しむことができます。
今年は「かがみのオープンガーデン2026」と題して6月6日(土)〜 6月28日(日)の9〜16時に無料開放されます。時間外は電気柵に電気が流れるそうなので要注意です。
山行を終えたのは11時半頃で晴れていたので、ニッコウキスゲを見に行きました。
11時40分頃に到着すると、正規の駐車場ではないクリスタルパレス前のスペースがほぼ満車、12時前も同じ状況でした。
ここから南下する舗装道路沿いに広い駐車場がいくつかあり、すべて埋まることはないでしょう。
オフシーズンのゲレンデを活用した5,000平方メートルの斜面一面が鮮やかな黄色に染まると言いたいところですが、多少中を歩けるように間隔をとって植えられているので、びっしりとじゅうたんのようにとまではいきません。
しかし、背景の恩原高原スキー場ゲレンデの緑とマッチしており、とても美しい光景<写真33~35>を堪能できました。
大半の株につぼみ、花、終わった花があり、しばらく楽しめそうです。