剱岳(富山)
2026年9月22日 (火)3日間
2500m峰3座のピークハントで扇沢から室堂へ入り、雷鳥沢キャンプ場〜池ノ平小屋テント泊を経て、黒部ダムまで2泊3日で下山しました。
直前まで台風25号の通過で天気予報がコロコロ変わる中での決行となりました。
DAY1
前日朝の扇沢駐車場満車🈵の情報をみて、夕方から移動して車中前泊としました。
扇沢市営無料第2駐車場は、20時過ぎで70%、23時頃にはほぼ満車でした。(有料も朝には満車)
さすが、5連休シルバーウィーク!
扇沢からは休日ダイヤで6:30発を偶然予約できたので、電気バス・ケーブルカー・ロープウェイ・電気バスと乗り継いで室堂に8時には着きました。
雷鳥沢キャンプ場に移動してテント設営後、大日岳へ向けて出発します。
初日は天気が良くて、立山を一望できる絶景と後ろから劔岳に見守られながらの爽快な縦走路(アップダウンはキツイですが・)を楽しめました♪
奥大日岳・中大日岳、大日小屋を経て大日岳まで遠かった!帰りも同じルートでアップダウンするかと思うとシンドイ行程でしたね。
初日は2500m峰2座登頂して、雷鳥沢キャンプ場でゆっくり過ごしました、が最近のここのアジア系外国人人気はいかがなものか?夜や朝早くから大声で話しまくるマナーの悪さは酷いものでした!
DAY2
満天の星空の夜は山のなかの特権ですが、長野県人でもこれほどの星空はあまり見られないです。
早めに起きて準備したつもりが出発は30分遅れで焦る。何せ池ノ平まで15kgザック背負って移動後に、池平山まで登頂する計画なので超ロング山行日なんです!
劔御前小舎までの登りで切り詰めるべくサクサク登ると途中であのレアな白い雷鳥・白色変異種のシロタンに遭遇です!ヒナ(茶色)は草陰に隠れてると教えてくれたのは、パジェろうさんとmasamiさんでした!(中ア雷鳥サポーターズ仲間のわかぞ〜、Konoさんの金沢在住のお友達)
ご挨拶と雷鳥情報交換したりして、登山者への案内しているうちにあっという間に時間過ぎて1時間遅れとなってしまう。またの再会を祈ってお別れして先を急ぎます。
劔御前小舎からの劔岳もそこそこに、剣沢雪渓の状況を情報収集しながら劔沢小屋へと降りて、いよいよ未踏の真砂沢ロッジへの急下降を降ります。
雪渓は事前情報通りに平蔵谷と長次郎谷の2箇所をチェンスパ・ツボ足で通過して、あとは黒いパイプに沿って真砂沢ロッジまで降りました。
この後は川沿いに飛石渡渉、ヘツリなど大雨降ると通行不可になると聞いて身を引き締めて通過します。(揺れる吊り橋も2つ通過)
池ノ平小屋(仙人峠)までの標高差500mの登りはキツかったけど、小屋からさらに池平山までまた500m近く登らないとなんで体力温存も必須でした。
小屋に着いたら今朝池平山北峰に行かれたという方から色々と情報アドバイス頂き、大変参考になりありがとうございました。
その方の隣にテント設営して向かった池平山南峰は、直登の山で1時間で登頂する頃にはガスガスで北峰は見えずに雨もポツポツ来ました。
ちょっと行くか迷いましたが、雨が本降りする前に行ける所までやってみようと南峰岩峰の下へ降り始めます。アドバイス頂いた通りここの一枚岩の下降はロープあるもクライムダウンにはキツすぎる!
上部半分だけ降りると左草地へ迂回してなんとか降り切るが、そこから鞍部に出て岩峰に登るを2回繰り返して北峰へのガレた急登をよじ登りました。
ガスで視界がなく目的物が見えない中でなるべく稜線をたどり岩峰は直下を巻く戦略で、踏み跡頼りに進みました。
深いハイマツ藪漕ぎと急な草付トラバースには、チェンスパ履いた「バリ山行」スタイルが効いていました。なにしろ濡れた草付は滑り落ちたら止まらない危機感ありました!
北峰によじ登ると目の前に孤高の雷鳥(メス)が居て驚くと共に嬉しくもありました。孤高の雷鳥が孤独の山行を励ましてくれたように感じました。
山頂標は文字のない青いアルミプレートですが、これが北峰の目印でもあります。
景色はほとんど期待できないので、急いで折り返しましたが、北峰直下のガレは酷く大きな浮石がいくつも落下してゆきましたよ!ここを降りるのは怖くなり少し場所を変えて下るともう元のルートは不明です。岩峰から鞍部に降る際に気をつけてないと違う稜線や絶壁に入ってしまいそうになります。
なにしろ10m先が見えるかどうかで見通しが効きません。(途中から元のルートに復帰できた。)
最後の鞍部へ降りるルートを迷っていると、一瞬ガスが流れて南峰が見えた時には神の存在を信じたくなりました。先が見えるとルーファイしやすくなるのは、天候の要素がバリ山行に大きく影響するためで、生存率にも影響すると確信できた瞬間です。
南峰への登り返しで雨が本降りになるがレイン着る余裕なくて、濡れた一枚岩をクライムする自信もなく奥のルンゼを無理矢理登り切って南峰に帰還しました。最後は体重を腕力のみで引き上げる力が残っていて助かりました。(南峰〜北峰間往復に1:40)
池ノ平小屋への下山が17時過ぎてしまい、体力も限界超えでしたので、テント場の良さもあってよく寝れました。夜中に大雨となりましたが朝雨降っていたら1日停滞しても良いかなと考えてました。
DAY3
夜中から朝には降雨は無かったようで曇り空の朝となり出発の準備を始めます。
隣の方も劔岳北方稜線へのアタックを決意したようで並んでテント撤収に取り掛かりました。
少し遅れて6時発となりましたが、隣の方とほぼ同じ頃に逆向きに小屋を出て別れを告げました。
小屋のスタッフの皆さんは出発の鐘を打って見えなくなるまで見送って手を振ってくれました。
仙人峠からはしばらく下り道で川沿い難所も無事
通過し、黒部ダムへの分岐で一緒に出発した室堂への方とお別れすると、板橋を渡ってハシゴ谷乗越への登り返しです。最後に連続ハシゴの急登を越えててっぺんの展望台からは池ノ平小屋も見下ろすことができました。
ここから内蔵助平までの涸れ沢の岩道は長くて辛かったです。やっと水が湧き出す沢で早めのランチ休憩して、内蔵助谷出合までの川沿い道では予想外のアップダウンでくたびれました。
下の廊下の入り口を体験して、下から見上げる黒部ダムを見た時にはやっと戻ってきたという感慨深い思いがありましたが、橋を渡ってからの急騰つづら折れは精神的にも削られるものがあるので要注意です!(標高下がって暑いのもダメ✖️)
黒部ダム駅への入口扉の中には洗面とトイレがあって、顔洗ったり身体拭いたりできますが、電気バス発着所のすぐ前のカーブにありました。
汗対策して着替えたり身だしなみ整えて、いざ黒部ダム駅へと入りました。
[登頂した山]
奥大日岳・中大日岳・大日岳・池平山(南峰・北峰)
今回の池平山南峰〜北峰は自身最難関ルートとなりましたが、なんとか攻略して2500m峰は残り8座となりました。