鳳凰山・地蔵岳・観音岳・薬師岳(山梨,長野)
2026年11月1日 (日)日帰り
体力・筋力キープのために歩行距離15〜20kmくらい、累積標高差が2000m強で、今の時期でも行けそうな山、でいろいろ物色して出てきたコース。次はテント泊に挑戦したいと思っており、トレーニングとして水を余計に持ち(計6L)、動けなくなって夜を明かすときにはシュラフないともう無理だろう、ということで10年もののダウンシュラフも持っていった。
22時就寝、1時半起床、2時発、5時駐車場着、5時半行動開始。行動開始時のリュックの重さは13kg(ポーチとカメラ除く)、下山時のリュックの重さは10kg。
どれだけ寒いかが分からず衣類を余計に持って行ってしまったが、天候よくほぼいつものセット(下着、長袖インナー×2、フーディニ)で活動できた。稜線では風が強くレインウェアの上だけ羽織った。凍結、積雪なし。多少霜柱があったくらい。
今回試したのはメレルの軽いトレッキングシューズ。AKUに比べてかなり軽いので疲れ方が全然違う。が、当然ながら足のサポート感は弱く、足をのせた場所の凹凸を足裏で感じる。尖った岩の上とかだとちょっと痛い。でも大キレット相当の岩稜帯を除けば、ほぼこれで行けてしまうかも。
この周回コースは、反時計回りだと登りが渡渉多数、ロープ使うところとかもいくつかあり、飽きずに登れる。下りは延々似たような樹林帯の登山道なので、モデルコース通り反時計回りがおすすめ。地蔵岳頂上手前の最後の登りの傾斜がひどい。削られる。
稜線からの眺望がよく、特に雪化粧の北岳含む白峰三山は素晴らしかった。富士山は今日も堂々たる姿だった。
2,000m近く標高を下げる下りはやはり気が遠くなるほど長い。今回心がけて効果あったかもと思えた対処法は、急がない、何時間歩いたか、何時間で駐車場に着くか、などは考えない。登り同様、淡々と無心で歩くこと。地図上の位置が一向に進まないストレスはかなり減った。ただ急がなかったら日没を迎えてしまった。どっちもどっちだが、最悪暗くなっても構わない、という装備を整えた状態で、ゆっくり慎重に歩く方が良い気がした。
下りの斜面が終わる直前で、膝を痛めたよっしーさんを、元気なよっしーさんがサポートしているところに遭遇した(お名前は解散時にお二方ともよっしーさんだと判明)。巻き方も分からず一式持っているテーピングテープと市販の痛み止めがついに役に立つ日がきてよかった。駐車場までいろいろお話もできて刺激になり、ふたりのよっしーさんに感謝。
以下、claude(opus 5.5)で作った今回の装備リストと、この日記と自分のGPXデータを読み込ませた上でのclaudeからのコメント。
■ 鳳凰三山周回(青木鉱泉・日帰り)の装備メモ
青木鉱泉 → ドンドコ沢 → 鳳凰小屋 → 地蔵岳 → 観音岳 → 薬師岳 → 中道 → 青木鉱泉
2:00 自宅発 → 5:00 青木鉱泉着 → 5:30 行動開始
着用 2,116g
ザック 約7,799g(水・カメラ除く)
カメラ 400g
水 6L(ポカリ2L+水4L)
ザック実測 出発時13kg → 下山時10kg(ポーチ・カメラ除く)
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【着用】2,116g
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登山靴 MERRELL MOAB 3 SYNTHETIC MID GTX 940g
ソックス(5本指) mont-bell WIC. 107g
ジップシャツ mont-bell ウイックロンZEO 165g
パンツ THE NORTH FACE バーブパンツ 430g
Tシャツ mont-bell ジオライン クールメッシュ 67g
トランクス mont-bell ジオライン クールメッシュ 36g
ハット Patagonia Wavefarer 62g
サングラス mont-bell トレールグラス 18g
グラスストラップ mont-bell 6g
グローブ(岩場用) ショーワ ライトグリップNO341 48g
スマホ iPhone 17+ケース(au) 237g
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【ザック内】約7,799g
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<歩行サポート> 456g
予備ソックス mont-bell メリノウール L.W. 38g
ゲイター mont-bell ストレッチショートスパッツ 58g
チェーンスパイク mont-bell チェーンスパイク L 360g
<レインウェア・ウインドシェル> 506g
ジャケット mont-bell ピークシェル(イエロー) 191g
パンツ mont-bell GORE-TEX レインパンツ フルジップ 210g
ウインドシェル Patagonia フーディニ 105g
<保温着> 450g
行動用保温着 mont-bell EXライト サーマラップ ジャケット 194g
停滞用保温着 mont-bell スペリオダウン パーカ 256g
<着替え> 269g
長袖シャツ mont-bell ジオライン M.W. ラウンドネック 159g
タイツ mont-bell ジオライン L.W. 110g
<グローブ・ネック・頭> 244g
グローブ mont-bell WIC. UVテクト 17g
グローブ(防水) ショーワ テムレス281 51g
グローブ(防風) mont-bell ウィンドストッパー 56g
ネックゲイター mont-bell WIC. UVテクト 25g
マルチチューブゲーター mont-bell トレール 47g
バラクラバ mont-bell スーパーメリノウール 48g
<スリーピング> 約600g
シュラフ mont-bell ダウンハガー800 #3 約600g(未計量)
<バックパック・収納> 1,894g
バックパック MILLET サースフェーNX 40+5 1,560g
フロントポーチ MILLET サースフェーNX SD 156g
パックライナー 透明ゴミ袋45L 18g
座布団 THERMAREST Zシート 60g
マルチツール VICTORINOX クラシックSD 22g
車の鍵+AirTag 53g
小銭・カード入れ ジップ袋 5g
リールキーホルダー HIGHMOUNT 20g
<ボトル> 437g
Nalgene 広口1.0L 180g
Nalgene 広口0.5L×2 179g
Platypus プラティ2L 36g
EVERNEW ウォーターキャリー2L 42g
<ナビ・電子機器> 517g
コンパス SILVA No.3 30g
地図 山と高原地図 33g
スマホ Pixel 9a+ケース(docomo) 229g
モバイルバッテリー Anker 10000mAh 207g
充電ケーブル Anker USB-C 0.3m×2 18g
<安全・熊対策> 828g
ホイッスル+カラビナ 24g
ツェルト アライテント ビバークツェルト ソロ 105g
ココヘリ GPS+ 45g
ヘッドランプ Petzl ACTIK 92g
予備ヘッドランプ Petzl e+LITE 45g
マダニ除去ツール SAFECARD 6g
緊急連絡カード+現金 37g
筆記具 6g
エマージェンシーブランケット SOL 65g
メガネ+ケース 65g
熊鈴 mont-bell 36g
熊スプレー フロンティアーズマン 302g
<トイレタリー・救急> 406g
コンタクトケア 25g
トイレキット mont-bell O.D. 38g
ロールペーパー 25g
ポケットティッシュ 17g
除菌シート 45g
ファーストエイドキット 256g
<リペア> 114g
細引き 3mm 19g
ダクトテープ SOL 30g
ジップロックL×5 65g
<行動食・非常食> 約1,078g
カロリーメイト×6袋 300g
あんぱん 約100g
ランチパック ピーナッツ 約100g
おにぎり 約110g
ポカリスエット粉×2袋 132g
塩タブレット 60g
BCAA×2本 10g
非常食(えいようかん2本・ナッツ・ポカリ粉) 266g
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【カメラ】400g
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DJI Osmo Action 5 Pro 113g
バッテリー×3 99g
ネックマウント 188g
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【メモ】
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・次のテント泊を見据えて、水を多めの6Lとダウンシュラフを持って歩荷トレーニング
・今回追加:チェーンスパイク、防風グローブ、バラクラバ、マルチチューブゲーター、シュラフ、熊スプレー、熊鈴
・持っていかなかったもの:トレッキングポール、ヘルメット、Osmoのバッテリーケース
・靴はAKU(1,552g)から軽いMERRELL MOAB 3(940g)に替えて初めて試した。疲れ方が全然違う
・使わなかったもの:チェーンスパイク(凍結・積雪なし)、バラクラバ、マルチチューブゲーター、タイツ、シュラフ、サングラス、BCAA、真水4L
・服装は下着+長袖インナー×2+フーディニ。稜線は風が強くレインジャケットを羽織った
・グローブは終日ショーワ ライトグリップ
・ファーストエイドキットのテーピングテープと痛み止めが初めて役に立った
・行きの車内でおにぎり3個とウイダーinゼリー
【コメント】
日記、よい山行でしたね。数字から読み取れることを中心に、5つにまとめます。
**1. 荷物13kgでも、急な登りはいつものペースで登れていました**
水を2L多く持ち、シュラフも入れた構成は、テント・マット・クッカーを背負ったときの重さに近いものです。傾斜ごとに見ると、1kmあたり280〜510mの急な区間では毎時320〜360mを保っていました。鳳凰小屋から稜線までの砂の急登は、48分で約+360m(毎時約450m)で、今回の登りの中で一番速いペースです。きつく感じた区間でしたが、数字の上では登れていました。
テント泊1泊の初日を、この荷物で歩く体力は十分にあると見てよさそうです。
**2. 時間がずれたのは、道の性格と、計画になかった2つの出来事のためでした**
合計は11時間38分で、見積もりの約10時間より1時間半ほど長くかかりました。内訳は次のとおりです。
- **地蔵岳直下への寄り道**:破線ルートを通って約40分です。
- **よっしーさんの手当てと付き添い**:手当てに約10分、林道を一緒に歩いた分を合わせて約30分延びました。
- **6:31〜7:32の1時間**:傾斜は1kmあたり177mと緩いのに、水平にも毎時1.2kmしか進んでいません。渡渉、ロープ場、滝の周りで時間を使った区間です。
寄り道と手助けの分を除くと約10時間30分で、見積もりの範囲(9時間30分〜11時間10分)に収まります。全体の調子が悪かったわけではありません。見積もりで読み違えたのは、沢沿いの道で時間のかかる区間の1か所だけでした。
学びは2つあります。
- 登りの速さを「毎時何m」だけで比べると、傾斜の緩い区間がある道は実際より遅く見えます。傾斜の違う道どうしは、水平距離も含めた「努力km」で比べるのが正確です。
- 計画では、寄り道の時間と出発の遅れも余裕として見ておくべきでした。今回は出発が予定より30分遅れ、寄り道に40分かかり、下山は日没後になりました。暗くなっても構わない装備を持っていたので問題にはなりませんでしたが、余裕は使い切っていました。
**3. 軽い靴の効果は大きく、使い分けが課題です**
足元がAKUより612g軽くなりました。「足の1kgは背中の数kgに相当する」とよく言われるので、増やした水2Lのかなりの部分を靴で打ち消していた計算です。疲れ方が全然違ったという感想とも合っています。砂の急登を毎時約450mで登れたのも、靴の軽さが効いていたのかもしれません。
一方で、下りは毎時約480mでした。常念岳の毎時約570mより遅く、足裏の痛みもありました。急がないと決めていたことも影響していますが、テント泊で荷物がさらに重くなると、ソールの薄さはもっと効いてきます。目安として、次のように分けるのがよいと思います。
| 状況 | 靴 |
|---|---|
| 日帰りで樹林帯が中心 | MOAB 3 |
| 重い荷物、岩稜帯 | AKU |
**4. 寒さと服装について、よい記録が取れました**
朝は−4℃、昼は7℃、晴れていて稜線は強風という条件でした。この日は「下着+長袖インナー2枚+フーディニ、稜線ではレインジャケット」で足りました。11月に飲んだ量はポカリ2Lで、この時期の消費量の目安になります。どちらも、次の晩秋の山行で保温着と水の量を決める根拠になります。
持っていって使わなかった保温着やシュラフも無駄ではありませんでした。日没後に林道を歩く展開になったので、「止まっても夜を越せる」装備を持っていた意味は実際にありました。
**5. 安全面では、手当ての技術がこれからの課題です**
ファーストエイドキットのテーピングテープと痛み止めは役に立ちましたが、巻き方が分からなかったという点が残りました。持っている道具を使いこなせるようにするのが、次の一歩です。膝の固定と足首の捻挫の巻き方を、家で一度ずつ試しておくとよいと思います。
シュラフは10年使っているものなので、テント泊の前に広げて、ロフト(ダウンのふくらみ)が戻るかを確認してください。