棚山から帯那山
要害山・兜山・大蔵経寺山
(山梨)
2025年12月13日(土)
日帰り
冬になって中央本線のハイカーの数は少なくなった。立川駅始発の大月駅行きの車両も2名でスペースを贅沢に使えて自分の部屋の延長のような気分だ。というかこれが好きで大月行きにしか乗れなくなっている。大月駅のトイレも行列がなくなった。甲斐大和駅を過ぎるとハイカーは八ヶ岳で雪山テント泊をする予定であろう青年二人と私だけになった。
春日居町駅には数名が降りた。ハイカーは私一人だが、他の人は朝からこの駅に何をしに来ているのだろうと不思議に思う。取り付きまでの車道歩きも3回目ともなると慣れたもので、地図を確認せずに進む。フルーツラインからの朝の甲府盆地は美しい。
今回はバリルートで棚山を目指すことにした。いままで道路工事のせいか取り付きに気づかなかったが、神社への古道のようだ。ルートは荒れ気味だが丁目石があるのが楽しい。落ち葉が堆積している。山頂付近に東屋があったがこれが神社だったのだろうか。確かに以前からなにか建造物があるなとは思っていた。あとで調べるとこの道は妙見尊への参道で、取り付きには標識もあったようだ。妙見菩薩自体にあまり馴染みがなかったためウィキペディアを読んで由来に感心した。道教なのねえ。
妙見尊から先はピンクテープがなく、どこから取り付こうかウロウロしていると大型の獣が近くで動き悲鳴をあげる。チラリと見えた横顔はイノシシに見えたが、悠々と去ってゆく後ろ姿は熊のようにも見える。まあどちらにせよ勝てる気がしない巨体だ。この山の主かもしれない。
御前山まではなかなかの急登があり、落ち葉ですべるのでチェーンスパイクを装着する。チェーンスパイクの効果は毎度のことながらすばらしく、早く履けばよかったといつも思う。御前山を過ぎると穏やかな尾根になり、杣道があってとても気持ちがいい。杉林には落ち葉がなくて助かる。チェーンスパイクの着脱は面倒ではあるが。
棚山のノーマルルートの手前の直登も落ち葉で難儀した。ルートを外していたのだろう。ノーマルに合流すると歩きやすく、ピンクテープの数が尋常ではない。ほったらかし温泉の客が冬に散歩に来るということかしら。棚山も誰もいなかった。
神峰・鷹山を過ぎると林道に出る。計画段階ではこんなに林道が多いルートだと思っていなかったが、広い登山道という感じで疲れないのには助かった。トレラン向きのルートだったんだなと思う。
太良ヶ峠には車が2台あり意外だった。どうやら尾根のルートがあるようだが私は車道を忠実にたどる。帯那山への林道もすぐにボロくなりいい感じだ。帯那山の手前はショートカットして直登する。
帯那山の山頂は広くて気持ちがいいが天気はいまいちだった。奥帯那山へのルートもいい雰囲気でよい山だなと思う。日川尾根に似ている。
林道が多く気を抜いていたが吽梨山へのルートは油断できない。これ本当にノーマルルートかと思いながら歩く。阿吽三山という呼び名が格好いい。
脚気石稲荷神社への下りも油断できない。谷道である上にピンクテープが多くてルートがよく分からず、GPSを見ながら下る。途中から林道に合流してひと安心。
興因寺山南尾根はバリルートを想定していたが、広い防火帯で歩きやすくてきれい。ただし落ち葉の堆積がものすごく、滑ってコケたので大人しくチェーンスパイクを装着した。早くつければ良かったと本当に毎回思うのをなんとかしたい。
下山後は武田神社に参拝し、みどりや洋菓子店で焼菓子、甲府駅で桔梗信玄餅を購入して帰宅した。あずさに乗らないと大月まで行く普通電車がなかなか来ない。
おそらく最後になるであろう春日居町駅から、きれいなラインを引けて満足した。みどりやの生菓子も食べたい。ワークマン・サーモライトエコモードクルーネックに新色のからし色が出ていたので導入してみた。冬はやはりハーフジップよりクルーネックがいい。