雁戸山・南雁戸山
蔵王山・雁戸山・不忘山
(宮城, 山形)
2026年02月21日(土)
日帰り
双耳峰の雁戸山(1485m)と南雁戸山(1486m)へ
積雪期の南雁戸山まで足を伸ばす登山者は稀で情報も少ない。昨シーズン、雁戸山から眺めたあの真っ白な山容に憧れを抱き続け、ようやく最高のコンディションが予報されたこの日、満を持して計画を実行に移しました。
朝7時前、関沢IC近くのバスの回転スペースに到着、既に2台の車、バスの邪魔にならない西側のスペースに駐車すると、その後続々登山者の車が入る。
冬季通行止めの笹谷峠、関沢ゲートから無風で澄み渡る青空のもとスタート。
先週から纏まった降雪が無く、峠道は踏み固められたトレースで楽にツボ足で進める。
カケスガ峰まで上がると、広く景観が開け、山形盆地の向こうには大朝日・月山・葉山が、北側の山脈には、目の前に鎮座する大関山の遠方に仙台神室・山形神室・大東岳などが白く輝き、暫く景観を堪能し出発。
ここからはアイゼンを装着し稜線歩きへ。蟻の戸渡り手前でザックをデポし、ワカンと最低限の装備を背負って雁戸山に取り付きます。
<雁戸山へ>
昨シーズンとは違い雪は少なめ、多くの低木が雪面から枝を出しています。しかし、尾根には十分な雪が有り、朝の気温がまだ低いことから少し硬め、アイゼンとピッケルが雪に食い付き登りやすい印象でした。また、雁戸山までは多くの方が登り急登にはしっかりしたステップができている。昨シーズンで感じた恐怖感が無く、高度感の有る景観を楽しみながら雁戸山山頂に到着しました。
雁戸山山頂から南雁戸山を望むと、やはり雪は少なめ、低木が雪面がら出ている場所が多い。先行者の踏み抜き跡もあるため、雁戸山山頂でアイゼンの上からワカンを装着。これが功を奏して難なく鞍部を通過できました。
<南雁戸山へ>
南雁戸山の上部にも南北にピークが二つ有り、山頂は奥のピークにある。そのため鞍部の通過が必要。核心部は北側ピークに登る急登です。ワカンを急登手前で脱いでデポ。ピッケルとアイゼンで取り付きました。
急登では低木の枝に捕まり這い上がれる場所も有るが、木が無い場所はピッケルとアイゼンの前歯が頼り、途中で雪付きが少なくアイゼンが安定しない岩場が数メートルあり難儀する。手前のピークに上がると南雁戸山へと続く細い稜線を見て感激しました。
一度小さな鞍部へ降り、主役の山頂へと続く尾根には大きなコブ状の雪の塊が多数有る。気温が高く脆いため西斜面を迂回すると進みやすいが、踏み抜きには注意が必要です。
コブ状の領域をクリアすると、青空へと聳える山頂が目の前に開け、念願の冬季南雁戸山へ無事に立つことができました。
南雁戸山からは、南に八方平の白い平原地帯が広がり、そこから蔵王熊野岳へ至る稜線が望める。北側には登って来た第1のピークと雁戸山が望め、ここまで来た優越感に浸れました。
独占している山頂は風が無く、持って来た行動食を食べながら景観を堪能し満足なひと時を過ごす。
その後、名残惜しいが帰路に着きました。
そして本日は偶然の出来事も沢山ありました。
<偶然の再会>
朝の駐車スペースで準備中、ふと見覚えある顔を目にする。近づいてご挨拶すると、やはり山友さん!お互い偶然の出会いに驚きました。私が一足先に出発して別れましたが、南雁戸山から戻るまで、雁戸山山頂で待ってて頂き大変嬉しかったです。戻って直ぐにコーヒーをご馳走になり乾杯。パンとキウイも頂きとでも嬉しいひと時でした。ありがとうございました。
<南雁戸山へのトレース>
登りの笹谷峠でベテランの二人組の方とご挨拶、南雁戸山まで行くとお話ししたら、では我々も行ってみますとその場で決定、大変心強く感謝。
そのお二方は大変健脚で、私が雁戸山に着いた時には、既に南雁戸山の核心部に取り付くところでした。やはり南雁戸山へのトレースは無かったようで、先行してトレースを刻んでくださった健脚なベテラン二人組の方々にも、この場を借りて感謝いたします。
<伝言ありがとうございます🙇♂️>
駐車場で停めたお隣の車の方と雁戸山山頂でお会いし、山友と一度雁戸山山頂で落ち合う約束をしたが、時間的に南雁戸山に出発したと、山友を見かけたら伝言をお願いしました。おかげ様で伝言が確かに伝わり大変感謝いたします。
本日は、偶然が重なり、おかげ様で初の冬季南雁戸山に無事に登り切ることができました。
感謝感謝で楽しい一日となりました。
ありがとうございました。