白一色 忠別岳
大雪山系・旭岳・トムラウシ
(北海道)
2026年04月27日(月)〜28日(火)
2日間
【心残りの山】
3月に北海道を離れる前
休暇はあったが寒波の為
行きたい山には行けずにいた
心残りがあるといつまでも
気になる性分
GW 思い付きで来道し
北の百名山 忠別岳を目指し天人峡へ
【心折れるも】
『涙壁』と呼ばれる
夏のつづら折りの道は
雪で埋まり
恐ろしい急傾斜になっていた
途中まで登るも
安全に下れる自信が無い為撤退した
駐車場近くの足湯に浸かりながら
地図を読むとアプローチできそうな
緩傾斜の尾根筋があったので再挑戦
そして稜に乗りひたすら歩く
【心奮わせ】
日没頃まで進もうと決め
着いた所で幕営
朝 起きたらフライが凍っていて
ジッパーも開かない
なんとか這い出る
辺りは真っ白
『撤退』の文字が脳内をかすめるが
振り払い出立した
【さまよい山頂へ】
白一色の世界は方向感覚を狂わせる
GPSが無ければ
リングワンデリングは必至だ
こまめに自己位置を確認し
ようやく忠別岳へ
道標以外 何も見えない白い世界で
達成感よりも
一つ課題をクリアしたような
開放感に浸る
多分 健全な山の選択として
百名山をチョイスしているのでなく
百名山に縛られている気がする
それでも心残りが一つ果たされたのは
単純に嬉しい
【不鮮明トレース】
復路も雲の中を進むが
自分のトレースを辿ろうにも
不鮮明でなかなか見つからず
またフラフラと進む
昨日 撤退した涙壁は
雪が緩んでいたので下山に利用し生還
靴を脱いだら小指が潰れていた
これは明日からの山行は無理だな
そんな事を考えながら帰途についた