【2泊3日】五色岳・忠別岳・化雲岳・トムラウシ山縦走
大雪山系・旭岳・トムラウシ
(北海道)
2022.10.01(土)
3 DAYS
今年最後の登山は百名山の一つトムラウシ!
友人が秀岳荘の店員さんから聞いた2泊3日縦走ルートでトムラウシにアタック!
トムラウシ温泉(南側)から攻めるのが一般的ですが今回のルートは層雲峡(北側)からいきました。
【当初工程】
五色岳→忠別岳避難小屋で一泊→化雲岳→トムラウシ→ヒサゴ沼避難小屋で一泊→3日目に下山
でしたが、高さのある忠別岳を見て「アソコでご来光を拝んだら絶対に綺麗!」ということで2日目のスタート時間を朝の4時半に変えて化雲岳の前に忠別岳を追加。最高のご来光を見ることができました😌
2日目のトムラウシは強烈なガレ場を駆け上がったことで強烈に体力を消耗…(ガレ場だけで往復4時間くらい歩いたかな?)強者感がハンパないネルシャツのおじさんと遭遇 笑 3日目の五色岳でもすれ違う…何者だったんだ…
3日目はヒサゴ沼のキャンプ地で起床!朝日と雪渓、湖がとても綺麗。雲海テラスレベル100の超絶景が見れてしばらく余韻に浸る😌
3日間で計23時間ほど歩行し身体はボロボロ😅
でも景色は本当に圧巻…写真ではリアルの良さが全く伝わらず…湿原があったり、沼があったり、大平原があったり、雪渓があったり、岩陵地帯があったり、雲海が広がっていたり…歩いていて本当に飽きない山でした。
帰り際に行きにはなかった新しいクマのフンと、クマが食べた鹿の死骸がなくなっており、直後に強烈な獣臭が漂う😇
ヤバいやばい💦近くにおる💦ということで音楽を大音量で…
メスだったらあいみょん。オスだったらブルーハーツを聞かせたい…ということでオスに賭けてリンダリンダを大音量で流す。ハードロック過ぎで逆に刺激しないかしら🙂
一生の思い出に残る縦走でしたが、とにかく過酷な耐久レースでした。
○以下、2泊3日の縦走で感じたこと。
【反省点】
・アタックザックでトムラウシにアタックすべきだった。
→途中で避難小屋に寄ることもできたので重量のあるザックからアタックザックに切り替えるべきでした。
・行動食をたくさん持っていけばよかった。
→とにかく長い工程なので口が寂しい…多少ザックが重くなっても、飴、カロリーメイトなどなど行動食をたくさんもっていくべきでした。
・寝袋はもっと暖かいものにすべきだった。
→0℃に対応できる寝袋を持っていきましたがそれでも寒いのでダウンジャケットを羽織って寝ました。どうせ買うなら高くて暖かいやつにすればよかったかなぁ…と。
・服を減らすべきだった
→3日分の着替えを持っていきましたが…まぁ着替えない 笑 急登も少ないので汗もあまりかきません。
・夏だともっと綺麗なはず
→お花畑があるので夏だともっと雄大な景色が広がってる…はず。
【学んだこと】
・ザックは背負い方によって負担感を大きく減らせる→今回はノースフェイスのグリフィン75(75ℓ)に荷物を詰め、重量がいつもの倍以上。相当肩にダメージが来ますが骨盤で支えるようにザックを調整すると負担感を一気に減らせました。その代わり足方向の負担は大きくなるので足に負荷をかけたくない時はあえて肩で支える背負い方に変えるなど、背負い方に学びがありました。
・夜の山は寒い
→ガチで寒いです。そしていくら良好な天気でも防風が吹き荒れるタイミングが必ずあるのが夜の山。テン泊したときはあまりの風音で「こんなの絶対寝れない。」と思ったけど気づいたら😴
一泊目はテント、2泊目は避難小屋で泊まりましたが、万が一テントが暴風で飛んだら確実に凍死します。(今回は避難小屋が近くにあったのでいつでも逃げ込むことはできましたが…)夜の山は昼の山とは全くの別物なんだなぁと。
・朝の山が1番綺麗。
→下から上がってくると大体10〜12時に山頂からの景色を見ることが多いですが山が1番綺麗なのは朝日が登っているとき!これ間違いない!神々しい!トムラウシの山頂よりも2日目の朝の忠別岳と3日目の朝の雲海テラスが景色のピークでした。
・水が切れたら雪渓を目指す
→今回の工程は五色岳の道中で2回給水ポイントがありますが2日目のトムラウシのピークをとった時点で水が0になりました。沼があるので最悪そこの水でも良いのですがトムラウシは雪渓があるので雪渓の下に行けば冷たい雪解け水にありつけます。
【持っていって正解だったもの】
・ヘッドライト
→夜中のトイレで重宝します。
・ダウンジャケット
→なかったら寒さで眠れませんでした。
・行動食
カロリーメイト×2、一本満足×1、ソーセージ×4、カルパス×1
全部2倍ずつあっても良かったし何ならもっと色々な種類を持っていくべきでした。ご飯は夜ご飯のみ。安定のカップヌードル 笑
相方も「3食分×3日分は持つべきじゃなかった…」と反省してました。
【荷物】 ◎は必須
・◎寝袋
・◎スリーピングマット(ないと痛い。カバンに詰められないのでカバン下に外付け。)
・着替え(靴下パンツ含め3日分。実際は2日分しか使わなかった。ズボンは替え不要。登ってる時のやつ1着でOKです。)
・◎歯ブラシセット
・◎レインウェア(上下)雨降らなかったけど降った場合を想定し必須です。
・◎ダウンジャケット
・◎フリース(←登山中の体温調整にめちゃくちゃ役立ちました。ミレーのやつを使ってます。)
・◎ご飯、行動食。
・水2リットル(五色の水場で補給できるので登る時は700ミリくらいでOK。入れ物だけ持っていて上で補給すれば問題なし。冷たくて美味しいです。)
・ハッカスプレー(虫いない。)
・タオル(一回も使わなかった。)
・ヘッドライト(モンベル3000ルーメン)
・手袋(防寒手袋は個人的には不要)
・携帯トイレ(秀岳荘で買った。)、トイレットペーパー。
・◎モバイルバッテリー(ankerの10000mhで2回充電。モバイルバッテリーのバッテリーは半分くらいまで減りました。)
【電波】
ところどころでバリ1〜2あるので下界と連絡を取ることはできます。
トムラウシ山頂もバリ1。ただし相方の楽天モバイルはトムラウシ山頂はダメでした。
あと避難小屋は忠別、ヒサゴ沼ともにドコモでも圏外でした。
【トイレ】
携帯トイレを持っていきましたが使いませんでした。
避難小屋にトイレがついてるのでそこで用を足せばOKです。(トイレットペーパーは持参する必要があります。)
過酷ですが景色最高のルートです。ぜひ一度試して見てください!
友人と層雲峡温泉、札幌の平岸にあるラーメンEijiでご飯を食べ、来年は北海道の百名山9座を2人で登り切ることを約束して解散!
※写真に鹿の死骸があります。苦手な人は飛ばしてください。