43:40
73.5 km
6827 m
【リベンジ】伝付峠から冬期塩見
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 (長野, 山梨)
2024.02.10(土) 4 DAYS
遂に来た。 遂にこの日が来た。 この日のためにずっと鍛えてきた。 リベンジの成否や如何に!? ※詳細は写真コメントにて 【アクセス】 新倉駐車場 https://maps.app.goo.gl/aUcPQEZTTELreRC37 24h無料トイレなし。 無雪期は水場あり。(新倉湧水) 砂防ダムの工事現場があり、本日現在でここより上に駐車する余地なし。(通行止めあり) 工事は令和6年秋までらしく、以降はまた田代発電所まで車で行けるのか?早川町に要確認。 【DOCOMO電波(4G/5G)】 新倉駐車場〜二俣出合 ✕ 二俣出合上部標高1500m付近より △ 伝付峠 ◯ 伝付峠以南〜二軒小屋〜蝙蝠尾根下部 ✕ 蝙蝠尾根標高2300m付近〜2500m付近 △ 以降森林限界付近まで ✕ 蝙蝠岳〜塩見岳 △〜◯、一部コル✕ 【登山道情報】 ・新倉〜伝付峠 必要箇所にはほぼロープや目印があるなど、下記以外は整備されている。 ・東京電力管理小屋の前後 崩落地や急斜面、崖上トラバースなどでロープがない危険箇所あり。 ・伝付峠〜二軒小屋 一部目印が不足して、ノートレースだと林道に誘われてしまった。地形図の道もかなり適当。無雪期だと踏み跡明瞭で初心者も歩きやすい一般道。 ・蝙蝠尾根取付き 非常な急登。暗いと特に迷いやすく危険。 ・蝙蝠尾根東京電力施設〜徳右衛門岳付近 目印も多く一般道並。 ・蝙蝠尾根上部樹林帯 P2581〜P2721は、目印なく、藪漕ぎ多く、GPSが不可欠。積雪量もこの付近から段違いで増えるため、ここで跳ね返される方は多そう。 ・北俣岳の七本槍(岩峰群) 蝙蝠岳に近い方から第一岩峰、塩見岳に近いものを第七岩峰として、無雪期のルート取りは下記の通り。 第一 北側より巻いて中央から下降 第二 中央から直下降 第三 北側より巻く 第四 北側より巻く 第五 中央から直下降 第六 中央から直下降 第七 北側より巻く 雪の付き方で変わると思うが、概ねこの通りのルート取りで通過した。最も大きい第七岩峰のみは北に巻く夏道が非常に急な雪の斜面のトラバースとなっており、危険に思えたので直登&直下降を選んだ。 ここから塩見岳山頂までの積雪期の難易度は、八本歯のコルから北岳より高く、パーティで挑んでロープ確保しながら進むのが妥当ではなかろうかと思う。 【雪の状態及び装備】 ・新倉〜田代発電所 しっかりと除雪されていた。 ・田代発電所〜伝付峠 場所により膝下ラッセル。伝付峠付近は膝上ラッセル。ワタシは往復終始全てツボだったが、人や雪の状態によってはスノーシュー、アイゼン不可欠。 ・伝付峠〜二軒小屋 膝前後のラッセル。 ・蝙蝠尾根取付き〜標高2200m付近 上りはツボだったが下りは標高1800m付近以下からアイゼン不可欠と感じた。 ・蝙蝠尾根標高2200m〜蝙蝠岳付近 スノーシュー(ライトニングアッセント)不可欠だった。 ・蝙蝠岳〜塩見岳 装備はツボ、アイゼン、スノーシュー、目まぐるしく変わった。北俣岳〜塩見岳はダブルピッケル仕様。写真でも紹介しているが、ウィペットストックのスノーバスケットを外し、歩行用並みに長くしたものが非常に役に立った。ナイフリッジや岩稜、雪稜を通過する核心部は長く、危険箇所が連続した。 【幕営地】 ・一泊目及び三泊目 蝙蝠岳登山口。 ・二泊目 蝙蝠岳〜北俣岳区間のコルの窪地、標高2700m付近。 ※上記以外にも伝付峠付近、蝙蝠尾根上部樹林帯に幕営適地多い。 【下山後のお楽しみ】 ・ヘルシー美里 http://www.hayakawa-eco.com/misato/ 廃小学校を利用した宿泊施設。15:00から日帰り温泉も入れる。露天風呂もなく狭いが、硫黄冷泉の泉質は素晴らしい。沸かし湯と交互に入ればかなり長湯できそう。 ・おばあちゃんたちの店 0556-48-2817 https://maps.app.goo.gl/RFeJC5f5WB1p34Tg8 小さな地場産品店。