聖岳・大沢岳・光岳(長野,静岡,山梨)
2026.08.07 (金)10日間
夢だった南ア全山。
無事歩き切ることができ、また天気も概ね良くて非常に心に残る山行となった。一生忘れないだろう。
■ルート
本当はテントで行きたい気持ちもあったが、俺の体力では難しいので全て小屋泊にした。
主要な山々はできるだけ通るルートで、かつ俺の体力でも歩き切れる行程にした(あと10日間の山行を経験してみたかったので、ちょうど10日になるようにした)。
2026/8/7(Fri) - 16(Sun)
[0日目: 8/6(木)]
毎日あるぺん号
\24,000
23:00 竹橋(毎日新聞社西口玄関)
↓
6:15 芝沢ゲート
[1日目: 8/7(金)]
芝沢ゲート → 光岳小屋
2食付き, \17,500
[2日目: 8/8(土)]
光小屋 → 光岳 → 茶臼岳 → 上河内岳 → 聖平小屋
素泊まり, \10,000
[3日目: 8/9(日)]
聖平小屋 → 聖岳 → 百間洞山の家
素泊まり, \11,000
[4日目: 8/10(月)]
百間洞山の小屋 → 赤石岳 → 荒川岳 → 悪沢岳 → 千枚岳 → 千枚小屋
2食付き, \15,000
[5日目: 8/11(火)]
千枚小屋 → 千枚岳 → 悪沢岳 → 荒川岳 → 小河内岳 → 三伏峠小屋
2食付き, \19,000
[6日目: 8/12(水)]
三伏峠小屋 → 塩見岳 → 農鳥小屋
素泊まり, \8,500
[7日目: 8/13(木)]
農鳥小屋 → 農鳥岳 → 間ノ岳 → 北岳 → 両俣小屋
2食付き, \9,000
[8日目: 8/14(金)]
両俣小屋 → 仙丈ヶ岳 → 仙水小屋
2食付き, \10,000
[9日目: 8/15(土)]
仙水小屋 → 甲斐駒ヶ岳 → 早川尾根小屋
2食付き, \9,400
[10日目: 8/16(日)]
早川尾根小屋 → 鳳凰三山 → 夜叉神
バス時刻表(夜叉神発)
10:41
11:41
12:41
14:41
17:16
■日記
山行中、スマホに残していた日記。
[1日目]
初日から2000m超の上りが不安だったが、ペースを意識したことが功を奏したのか余裕を残して小屋着。
小屋受付で下山予定を聞かれ、答えると「歩きますねえ」と驚かれて少し嬉しかった。
光岳小屋は小屋番さんが明るくてとても良い。ついピンバッジとナルゲンボトルを買った。
ナルゲンは南アのデザインになっていて、この山行にぴったりだ。
また、前日に来るはずだった60代男性が来ていないらしい。ヘリも飛んでた。
光岳は翌日の予定だったが、思ったより早く小屋に着いたし体力もあったので行ってきた。光岳山頂は噂に違わぬがっかり感。光石はガスっていて展望はなかった。
晩飯で同じテーブルになった3人とも、百名山をやってるらしい。いるもんだなあ。
[2日目]
昨日光岳に行ったこともあり、今日は1200m上げくらい。行程としても茶臼があるくらいで、ほぼ移動日。
というわけで余裕のある日なので、朝は6時くらいに出発。昨日より天気が良くて、小屋から見える景色が良かった。
易老岳までの道が昨日より長く感じる。下りなのに。イザルガ山頂は良かった。
聖平小屋着。かなり混んでる。
ビール350ccが1000円だがこんなに高かったっけ。ワイン700ccを2000円で買い、節約を図る。
[3日目]
今日も6時発。
聖、今回最初の3000m峰。割と晴れていて良かった。奥聖にピストンしている間に聖山頂でテントを干している人もいた。
百間洞に着く少し前から雨が降り出す。しかし強くは無く、風も無かった為半袖のまま百間洞着。
暇な時間で「南アルプス論 概論」というのを読む。結構面白い。TJAR(なんかのレース?)の結果まとめ?みたいな冊子もあったので読んだ。
食堂で学生パーティがウミガメのスープをずっとやっていた。あれ未だにルールよくわからないんだよな。
[4日目]
赤石、悪沢、千枚。からの千枚小屋。
天気がバツグンだった。赤石はなんというか南アっぽくて好きだ。山頂に近くなったあたりのザレ場もなんか好きだ。
脚の疲れは溜まってきているが、ペースを守れば普通に登れる。このまま最後まで行けるといいが。
明日は4時発なので早く寝ないといけない。起きれるか、また寝れるか不安。
小屋にWi-FiがあったのでLINEを見る。ばぁばがご飯をほとんど食べられてないという連絡を見る。不安になる。
[5日目]
悪沢、小河内。からの三伏峠小屋。
3時に起きれた。暗いうちから登るのはやはり良い。起きれるかがハードルだが。
空は朝から薄曇りで、富士山越しの日の出は見られなかったが、それでも富士山は綺麗だった。
心配していた荒川から高山裏への道も問題なし。トラバースルートができていて普通に歩けた。途中からは奥秩父かと間違うほどの森の中で、ダレたので音楽を聞きながら歩いた。
また、途中で会った人が天気予報を見ていたので、台風15号の様子を聞いた。今日夜に関東に近づく。明日はそこまでひどくなさそう...らしい。明日になってみないとわからないが、少し安心する。
そして三伏峠小屋の個室が最高すぎる。個室ある小屋増えないかな...収容数減るから無理か...。
あとTJAR?の撮影スタッフのザックがあった。天気予報教えてくれた方もなんか言ってた。TJARって有名なんかな。
[6日目]
2時と2時半にアラームをかけ、予想通り2時半に起きる。
台風のピークは夜の内に過ぎていたらしく、霧雨と小雨の間くらい。ただし塩見の山頂から風が強くなる。
三伏峠の朝弁当がおにぎりじゃなくてマジの弁当で困る。出発から8時間くらい経った熊の平小屋でやっと食う。
農鳥小屋着。名乗ると、ロングルートのitonaさん?と聞かれ、心配してくれていたことを感じる。
クソ寒い。プルーム本体も壊れた。衣服も濡れた。色々と雨対策がなってないことを痛感。
テント予定だったが急遽小屋泊に変更した青年1名と、壮年のご夫婦と小屋にて色々会話。俺が9日目に歩く予定のアサヨから早川尾根小屋までのYamapコースタイムが間違っていて、実際はもっと掛かるという話を聞く。
ばぁばがなくなってしまった。最後に家で会いたかった。悲しい。
[7日目]
朝方、農鳥小屋からの星空が最高。麓に見えるのは甲府?もきらきら輝いていて綺麗。
ばぁばが亡くなったことを思い出し、センチになる。
農鳥岳ピストンから戻る。小屋番さん曰く気温が6度らしい。
間ノまでは順調。北岳の最後の登りで今回初のバテを感じ始める。間ノに戻る登りで更にバテを感じる。そこからは下りなので楽になるかと思ったらそうでもなく、小休止を取って多めに柿ピーと水を摂ると元気になる。軽めのハンガーノックか。
両俣までの下りで少し膝が痛くなる。
小屋沿いの川がとてもきれいだ。奥多摩にでもキャンプにいきたい。
千塩尾根を北上している最中、TJARの選手と7人くらい?すれ違った。みんな辛そうだった。
あと、いつの間にか左手の中指に傷ができていて痛い。
小屋の夕食が今のところ4分の3ハンバーグだ。カレーは?
[8日目]
ばぁばの誕生日。
夜は雨が降っていたようだが、朝は止んでいた。
ヘッデンのバッテリーの減りが早いがこんなもんか?持つか怖くなったので今朝はスマホのライトで乗り切る。
仙丈までは地味な尾根道。仙丈から、人の多さやパッと見初心者っぽい集団の多さに少し辟易。
脚はどうやら大丈夫だ。ペースを守れば普通に歩ける。なんだか、このままずっと何日も歩き続けられるのではと思うくらいだ。長期縦走のリズムを掴めた感じがする。
あと、どこも電波が無い。ピークなら入るかと思ったが無い。と思ったら、小屋にスターリンクがあって助かる。dアニメのライセンス切れるの早くなった?てかこのスターリンクって使っていいやつ?
小屋は今日は俺だけらしい。貸切やったぜと思ったら、部屋がカプセルホテルみたいだ。これなら混んでても気にならない。とても良い。
[9日目]
あっという間に残り2日。なんか、6日目を過ぎたくらいからあっという間だった。
3:40くらい起床。満点の星空。今日の天気も心配なさそうだ。と思ったら小屋番さん曰く午後から雨らしい。
朝飯が豪華。客が俺1人ということで4時にしてもらった。昨日の夜もはち切れるくらい食ったので入るか不安だったが全然入るしご飯おかわりした。
飯付きの小屋泊は楽でいいが、降りたら美味いもん食うぞーという楽しみが削がれる部分がある。だって小屋の飯美味い。
甲斐駒はガスで展望無し。でもまあ雲海が良かったのでよしとする。
12時ちょうどくらいに小屋着。朝はおにぎりが可能でありがたい。アサヨから小屋までは1:15掛かった。やっぱ地図間違ってるな。
小屋に着いて30分くらいで本降りになる。歩くの早くて良かった。
あと、小屋で知らない人とものすごい喋った。2人ともウルトラなんとかレースにいっぱい出ている方らしく、すごい。
その2人がテントと解放小屋に戻ったあと、酔った小屋番さんの昔話をずっと聞かされた。割と辟易した。俺の夕食より小屋番さんが食ってた夕飯の方が豪華なような...。別にいいけど裏で食ってくれねえかな。
[10日目]
最終日。3時。満点の星空。夜中に降ったようだが止んでて良かった。
早川尾根は草が茂っており、昨日の雨で濡れた草でズボンと靴がビショビショだ。
昨日小屋で買ったおにぎりがあまり美味しくない。米が多いのは良いのだが、握りすぎて団子みたいになっていた。2つあったが1つは残した。
高嶺付近で今回一番の雲海を見る。最終日にこれはご褒美だろう。
地蔵岳あたりから人が増える。流石鳳凰三山、人が多いしすれ違い方が下手な人が多い。とは言え地蔵からの景色は最高だった。
後半はいつも通り長い下り。YouTubeを聴きながら乗り切る。
0940下山。夜叉神ヒュッテが空いてなく絶望したが、1000ちょうどに空いた。というか小屋の人が1000ちょうどに来た。
10日ぶりの風呂はなんか頭皮が痛かった。
甲府行きのバスで酔う。あずさは座席未指定で乗るが、かなり混んでる。通路は空いてるのになんでみんな連結部にいるんだろう?
15時くらい、帰宅。なんか、なんだろう。いつもの長い山行から帰った時の安堵感?みたいなものが薄い。小屋泊だったからか。それとも10日間で山に慣れ切ったのか。
■まとめ
夢が叶った。というより、目標を果たしたという感じが強いかもしれない。
腕の日焼けが少し誇らしい。
山行中にばぁばが亡くなったこと、今までに無いくらい小屋で色々な人と話したこと、LINEで心配してくれる家族、デカい山、素晴らしい景色。
様々な面で、今までで一番の山行だった。
暫くはのんびりとした登山を楽しもう。それか北アルプスにも行ってみようかな。