赤石岳・大沢岳・兎岳・聖岳・上河内岳
聖岳・大沢岳・光岳
(長野, 静岡, 山梨)
2023.11.03(金)
3 DAYS
晩秋の南アルプスへ百高山5座を狙ってチャレンジして来ました。
2週前に白峰三山へ行った際、遠くに悪沢や赤石が見え、雪が無いことを確認していたので「まだ行ける!」と計画しました。
一日目
(畑薙ダム〜登山口〜赤石岳〜赤石避難小屋)
畑薙ダムの駐車場へ朝の6時過ぎに到着し、そのまま自転車でスタート。
所々に未舗装路があり、登り坂はきついし、パンクも怖いし、聖岳登山口へ自転車をデポして椹島登山口に到着するまで2時間半程かかってしまいました。とはいえ歩くより大分速いし、ザックも担がなくてよいし、自転車良いですね。
登山口から赤石小屋までは順調でしたが、そこから先の山頂までがかなりハード。北岳の草すべりのパワーアップ版という感じでしょうか。とにかく無心でゆっくり登り続け、眼の前に玉座が見えたときは感無量でした。
二日目
(赤石避難小屋〜大沢岳〜兎岳〜聖岳〜聖平小屋)
赤石岳山頂でご来光を見た後スタート。
大沢岳と兎岳の2座はコーラのカフェインパワーを借りて元気に登れました。
聖岳は流石に手強かったですが、赤石岳の山行で会得した「無心登り(山頂は意識せず足元に集中して、ゆっくり一定のリズムで歩を進め続ける)」で、順調に山頂に到達出来ました。
とはいえ聖岳山頂から聖平小屋までの下りは距離があり、クタクタでした。
聖平小屋には登山者が20人近くいて、外で夕飯をとられている方が多く、キャンプ場の様に盛況でした。
三日目
(聖平小屋〜上河内岳〜聖岳登山口〜畑薙ダム)
朝の3時過ぎに目が覚めたので、アタックザックで上河内岳へピストン。登り始めは星が見えていませんでしたが徐々に月が顔を出し、上河内岳山頂では素敵なご来光が拝めました。
聖平小屋へ戻ると皆さん出発済みのようで人っ子一人残っておらず、昨日とうってかわった静寂の中で朝ごはんをいただき、下山開始。
登山口までは基本的に沢沿いの下りです。前半は所々ザレていたり慎重に進まなければならないところもあります。後半は素晴らしい紅葉のトンネルくぐりながらなので、足は疲れますが目は楽しめました。
登山口からダムまではデポしておいた自転車で戻ります。所々にある上り坂で最後の力を搾り取られましたが、下りが多いので1時間半ほどで駐車場へ戻れました。
水場:
赤石小屋 5分ほど降った先でチョロチョロ
百間平小屋 テント場脇の沢水ジャブジャブ
聖平小屋 10分以上下った先の沢水
トイレ:
赤石小屋、赤石避難小屋、聖平小屋、全て冬季トイレが開放
今回は自転車を初めて活用してみましたがパンクもせずに無事に帰れた事、ゆっくり一定のペースで登ると疲労が少ない、という気付きがあった事から、ラッキー&学びのある良い山行となりました。