御嶽の秘境を歩く
小坂の滝めぐり
(岐阜)
2025.03.01(土)
2 DAYS
秘密の登山倶楽部24年度雪山プログラムの第8弾。
テーマは
~御嶽の秘境を歩く~
とし、御嶽山の巨大な裾野の西側の県境稜線「上俵山」・「椹谷山」を経由し岐阜県境を繋いでいく。
その秘境の稜線にはともゆきの大好物が眠っているという。
その大好物というのが!
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ともゆき大好物のYAMAP未踏峰の初登頂シリーズ🤩
いったいどのように歩けばこのような場所に辿り着くのか、岐阜県の山でも難峰として指定したい謎深き「椹谷山」へ縦走し、岐阜県境でも極端に情報が少ない椹谷山~県境若栃山までも白日の下に晒す。
⚠️⚠️⚠️警告⚠️⚠️⚠️
前置きは非常に長くなりましたが
本レポートはクソ長くあなたの大切な人生の貴重な時間を無駄にします🗳️
非常に貴重であろう記録と写真の数々。
それ故に皆様には全く役に立ちません。
興味なければ1DOMO振り込んで他の面白いレポでも楽しんでください🤦
それではともゆき劇場の始まりです。マエオキナゲェ🤣
《御嶽パノラマグラウンド~上俵山》
御嶽パノラマグラウンドには「三間山」への登山の時に利用し2回目。
「三間山」の時に下見をしていたので予習は十分。
林道を歩いて兵衛谷に架かる橋を渡って急な尾根に取付く。
思っていたより雪が締まっていなく緩い雪に苦戦する。
もう少し林道を歩いて迂回した方が良さそうであった。
急斜面が終わると緩やかな斜面へ変わり上俵山まで続いていた。
左手側が急斜面で谷へ落ちているので迷うことはない。
上俵山の山頂は真っ平と言っても良いくらい最高部が分からず、GPS頼りで三角点付近に立つことが出来た。
《上俵山~椹谷山》
上俵山から椹谷山への方角も分かりにくく、コンパスを使用して方向を定めて進む。
左手側が切れ落ちてくるのを確認できればそれは県境の目安なので安心して歩ける。
なにせ右側はだだっ広い一面のシラビソ林なのだ。斜面というほど傾斜はなく、下りとは感じない。
雪が緩くスノーシューにくっついた「雪だんご」が重く快適なスノーハイクとは言い難い苦痛に悩まされた。
P1818は左手(南側)の急斜面から離れているので県境が分かりにくく彷徨い、修正しながら県境をなぞった。
P1915への緩やかな登り返しは素晴らしい見通しの良い雪面になり振り返ると御嶽を間近に眺めることが出来て皆にお勧めしたい場所である。
椹谷山に近くなると北アルプスの山が樹間からチラリと見えて喚起を上げた。
今までになかった稜線に大岩が現れ、迂回するシーンが2回ほど。
椹谷山では三輪さんの看板が残っていた。
《椹谷山~県境若栃山》
椹谷山への登頂している記録はネットを検索すれば出てくるのだが椹谷山から南側、白草山方面への縦走記録というのは大垣山岳協会の「未踏の岐阜県境800キロを歩く」書籍くらいしかないのかもしれない。
私の計画していたタイムスケジュールから20分遅れの到着であったが足元の雪だんごで疲労が蓄積し、初日の目標であったP1798・P1730の中間点に到達できない覚悟を決めた。
椹谷山から本日初めてというくらいの下り坂を下るとこの先の県境稜線や阿寺山地の主峰小秀山、白山連峰まで見ることが出来た。
同行者の暗くなる前に幕営完了させたいという希望もあり幕営地を探しながら歩きP1818を少し過ぎた場所で幕営地とした。
明るくなってからスタートするが標高が1800m近くあるにもかかわらず暖かい。
ゆるゆるの雪になるのを覚悟する。
当初予定していた幕営地に到着すると広く良い場所であった。
南風が強かったので吹き曝しになる場所ではあったが。
県境稜線の進行方向が西から南へ屈折するP1730から状況は一変する。
シラビソから桧が増えだすと雪で沈んだ藪が人の乗った衝撃でムクムク起きだしてズボッと人間がハマるシステムの完成である。
この質の悪い灌木は屏風山の南斜面で我々の邪魔をした藪と同じで非常に質の悪い木なのだ。
桧は石楠花や笹にも相性が良く杉と違って山歩きには悪い存在のようだ。
標高が低くなると南斜面の笹藪も目が覚めていてハマる。
歩くペースは更に落ちて遅れていた予定より更に遅れていく。
P1552で疲れ切った私は🤖に先頭をお願いしたら質の悪い灌木と笹藪は無くなり歩きやすくなる。
黄色のテープの巻いてある桧が現れ、マーキングが続いている。
長野県側が植林してあるようで人が入った痕跡を久しぶりに見た。
二等「若栃山」県境若栃山に到着すると私が昨年マーキングしたテープが残っていた。
《県境若栃山~蛇ダシ谷~駐車地》
ここからは私が1年前に歩いた場所なのでまだ記憶に新しい。
笹藪の上に被った雪面の急斜面を下りていく。
尾根をそのまま下りて鉄塔に出るか、尾根を外して鉄塔に出て巡視路を歩くか悩んだが、巡視路を選択した。
蛇ダシ谷へ下りると最悪を想定していた沢水が凍てついていることはなかった。
とは言え沢以外は雪が被っており岩との段差に落ちたりしながら苦労したが命がけの下見が功を奏し蛇ダシ谷を脱出。林道へ飛び出し無事下山した。
《総括》
椹谷山から南側へ下りていくと車の回収など困難を極める。
安易に足を踏み入れてはいけないエリアであるのは間違いない。
人の入った形跡が全くないエリアが続き秘境感は満載で動物の足跡も見当たらない。
人の入った形跡が見つかると不思議と動物の足跡も増えてくるのは何故なのだろうか。
それでは楽しい山旅の様子をお楽しみください。
わらびーず(危険な思想を抱く非営利組織)として岐阜県境を少し歩きました。
該当区間❝上俵山~二等三角点「若栃山」❞