09:09
42.6 km
2841 m
高島トレイル(桑原橋~横谷峠)+保坂バス停まで
高島トレイル その2 (滋賀, 京都, 福井)
2024.04.13(土) 日帰り
まず最初に、 当初は、高島トレイルを二つに分けて、二日間で走破する予定でした。 結果を先に書くと、力不足などなどで大幅に予定を変更し、完踏はしていません。 でもせっかく部分的に歩いたり走ったりしたので、アクセス方法などちょっとは役に立ちそうな情報だけでも載せることにしました。 これはもう10年くらい前から考えていたことで、どうやって現地まで行って、どういうルートで走って、どうやって帰ってこようかとずっと悩んでいました。 二日間に分ける必要はないんじゃない?って人もいるとは思うんだけど、夏至頃だとしても暗い時間帯にはなるので、怖いしきっと迷うし、なにより初めてのトレイルで真っ暗って勿体ない。 真ん中くらいでどこかで泊まって、二日間に分けるほうがきっと楽しめる。 朽木のグリーンパーク辺りで泊まるか。。。いや、他にもどこかに。。。と、これまでずっとうだうだ考えていたんだけど、去年からやっと少しホワイトに近づけて第2第4の土曜が休みになったのもあって、ちょっと真剣に考えてみました。 2日間で走破ということで、高島トレイル80kmの真ん中のポイントは、水坂峠になる。 その辺りに宿はない。 でもバス停があった。 そこからバスに乗って行ける宿は、熊川宿か近江今津。 熊川宿ならバスに乗らなくても走って行けるから、なるべくこっちが良いなあと思っていたけど、空きがなし。 じゃあ近江今津。 こちらは、駅に近いところやその他にそこそこある。 次、ルート。 福井県敦賀市の愛発越からスタートするか、滋賀県高島市朽木の桑原橋からスタートするか。 なんとなく、遠くからスタートして敦賀に戻ってくるほうが良さそうな気がして、桑原橋をスタート地点とする。 あとはスタート地点までの移動。 敦賀から桑原橋までは電車とバスになる。 まずは電車で敦賀駅から安曇川駅まで。 そこからバスで朽木まで。 もういっちょ、もう一回バスで朽木から桑原橋まで。 待ち時間も含めて、約3時間半。。。 なるべく早い時間帯から行動したいけど、こればっかりはどうにもならない。 逆に、愛発越からスタートするとなると、マキノ駅まで電車に乗り、そこからバスで国境のスキー場まで。 当たり前だけど、だいぶ早い。 だけどこれだと、2日目の終わりに自宅まで帰るときの不安がずっと残る。 ヘトヘトで途中でエスケープしたとしても、山深い場所過ぎて、ヒッチハイクで最寄りの駅まで行かないといけない。たぶん。 これが逆だったら、マキノ高原でエスケープしたり、黒河峠で敦賀に向けて走って帰ったりできる。 精神衛生上、こっちのが良い。 ということで、ルート、現地までの移動、中間地点の宿をクリア。 2日目スタートは、初日の宿までのバスの反対向きに乗って水坂峠からスタートして、高島トレイル楽しんで、国境スキー場バス停からマキノ駅、マキノ駅から敦賀駅でいいんじゃない? 1日目の補給食などなどは、安曇川でバスを待つ時間にコンビニで買えばいいし、2日目は駅の近くだからなんかあるだろう。 おおー、なんかそれなりにまとまって、ウキウキしてきた。 ここまで決まったら、なんかもう8割くらい終わった気がした。 個人的に、高島トレイルはアクセスしにくいと思っていて、そう思ってる人も他にいるかもなので(忘れやすい自分の為にも)詳細を書いておきます。 ■ 1日目朝 電車:敦賀駅(始発5:57)→安曇川駅(6:49)¥680 (駅前のセブンで食料など調達) バス:安曇川駅(7:39)→朽木支所前(8:12)¥770 バス:朽木支所前(8:30)→桑原橋(9:16)¥220 ■ 1日目夕方 バス:保坂(18:33、他)→近江今津駅(18:53、他)¥620 ■ 2日目朝 バス:近江今津駅(始発7:05)→保坂(7:25)¥620 ■ 2日目夕方 バス:国境(最終17:23)→マキノ駅(17:47)¥220 電車:マキノ駅(17:50、他)→敦賀駅(18:47、他)¥510 URL:https://www.jorudan.co.jp/norikae/(JRなど) URL:https://www.city.takashima.lg.jp/kurashi_tetsuzuki/doro_kotsu_chushajo_churinjo/5509.html (ダウンロード:安曇川地域 朽木線、朽木地域 針畑線、今津地域 若江線、マキノ地域 国境線) ※ 2024年4月13日時点での時刻と料金です。 ※ 1日目のバスの乗り継ぎで、最初のバスの終点「朽木学校前」まで行ったほうが楽じゃない?と思われるかもしれませんが、次のバスは朽木支所前から発車することになっていて、しかも、マイクロでもないハイエースのような小さなバスなので、席の確保という点で支所前で乗り継ぐことをお勧めします。きれいな待合所とトイレもあるし、すぐ横に安い値段の自販機もあります。 さて、ここまでこんなに長く書いてきて、まだ出発してもいません。。。 早起きして順調に乗り継ぎ、桑原橋に到着。 ハイエースには10人くらい乗っていたけど、下りたのは一人。 高島トレイル終点(というか、今回は起点)にあるすごくきれいなトイレに寄り、さあ始まったーとスタートです。 でも、順調すぎてホッとしたらお腹が減りました。 安曇川で買ったおにぎりを食べながらこっちかなあっちかな、と進んで行くと、普通こんなとこ歩かさないやろ、ってとこに進んでしまって、最初からやり直しです。 事前にダウンロードした高島トレイルのGPXをジオグラフィックで表示しながら再出発。 ロストマンにこれは分からんわーとか思いました。 気温が高くなる予報だったけど、もしかしてガサゴソと分け入るところもあるかもだし、今年はマダニが多いとの話もあったので、長袖長ズボンです。 シューズはローカットなので、カサカサに乾いた落ち葉やらがガンガン入ってきます。 食料水分着替え充電ケーブルやライトなどなどが入ったザックは重い。 早く移動するには条件が悪いけど、でも初めての山はやっぱり面白い。 急登が終わり、だだっ広いところに出ると、なんかいよいよ高島トレイルって感じが始まりました。 景色が良く、僕でも知ってる有名な花が咲き始めていて、とにかく山歩きが楽しい。 事前にもっと勉強して、歴史とか見晴らしの良いところからは何が見えてるのかとか知っておくともっと楽しめるんだろう。 でも、のんびり歩いていたらさすがに40kmは進めないので、似たような景色で走れるところはちょこちょこ走り。 写真撮って、ルート確認して、時々マダニチェックして、予想よりテープがなくて右往左往して、あー荷物重いと悪態付きながらひたすらアップダウンを繰り返す。 意外と距離が増えていかない時計を見て、ちょっと焦り出す。 なるべく早く進みたいけど、暑いし重いし。 水坂峠まで行けるかな、ダメだったらどうしよう、桜峠で終わるか、とか考えて進む。 そうこうしているうちに、次のポイントが全く見つからない事態に。 林道に出て、地蔵峠を探すんだけど、どこにもない。 林道に下りたらあかんのかと思い登り返すが、ルートからどんどん離れていく。 川に下りるんか?と進むと、微妙に違って泣きそうになる。 最初と違う方向に進むと封鎖してあるゲートに出た。 あ、ゲートの奥にポイントがあった。。。 てな感じで、たくさんの山頂や立て札でいちいち方向間違えて進んで戻る、を繰り返す。 14時、15時、16時、どんどん時間が進んで行き、でも距離は増えず。 これ、宿に連絡しないとまずいな、と思い始めたところで、舗装された林道に出た。 地図を見ると、どっちに進んでも国道367号までは遠い。 現在地点から国道までの距離は分からないけど、バス停までの距離が近いほうを選んだ。 途中、湧き水もあるみたいだし。 でも、どうせ時間をかけて林道を下るなら、山に入って下って行っても良いかもしれない、うーん、どうしようどうしよう、うーん、ってしばらく悩み、よし、山は止めよう、まだ明るいうちに集落まで出て宿に電話しよう、と決断。 バス停まで出たところで、時間に間に合うか分からないけれど、とにかく進むしかない。 頑張って走って途中でバテバテになっても仕方ないので、ぼちぼちペースで走る。 集落が見えてきた。 バス停もあるみたいだったが、バスは来ないバス停だったw しばらく集落を進むと湧き水があった。 これで水分の心配をせずに済むと嬉しくなって、ソーヤーミニ使ってがんがん飲んだ。 宿に遅れることの連絡をして、またバス停まで走る。 国道に出てからしばらく上り坂。 そして下り坂。 バス停まで登り返しありませんよーにと祈りながらぼちぼち走り、18時33分発のバスまで、あと20分、あと15分、あと、、、とカウントダウンしながら、早く目印の集落出てこないかなーと淡々と進み、やっと集落。 グーグルマップで「周辺のバス停」を検索し、すぐ近くにあることを確認。 国道303号に出て、近くにあるバス停を発見。 時刻、18時27分。 間に合ったー! ヘトヘトでバスを待っていると、時間になってもバスが来ない。 どんどん暗くなっていく。 3分、5分、、、あれ、、、7分、、、8分、あかん、書いてある番号に電話しよう、と思ってスマホ取り出したらバスが来た。 あの頑張りはなんやったんや、ってなって、バスに乗って、うなだれて、駅に到着。 駅から宿までまた走り、遅くなったお詫びをしてチェックイン。 初日、トレイルを歩いてみて思ったのは、高島トレイルの黄色リボンには設置にムラがあって、あるところにはたくさんあるけれど、ないところには全然ない。 枝道のようなものも多く、その都度、確認しないと間違えてしまう。 stravaでは累積標高1200ちょいってなってるけど、とんでもない、急登のアップダウンも多くて敦賀で鉄塔巡視路の縦走してるみたいな感じ。階段じゃないだけマシかもしれない。 これ、急ぐからダメなんだと思った。 急がば回れで、ガイドブックかなにかで次の目的地まで一つずつ確認してクリアしていく感じにするほうが結局早くなる。 注意点とか書かれた紙地図も持っていたんだけど、いざとなったら使おうと思っていただけで実際には使わなかった。 いつでもすぐに確認できるように、自分なりに整えておいてささっと見て、ささっと仕舞って、ていう仕組みを作るのが大事だと思う。 そんなことが自分に出来るのかは分からないけれど。。。 あと、まああんまり関係ないんだけど、今回の山行では3人としかすれ違わなかった。 ソロ男性1人、ソロ女性2人。 あの人たちはどこからどこへ行ったのだろう。 僕が知らないだけで、エスケープルートいっぱいあって、少しずつ楽しめるようになってるんだろうか。 からの、お風呂がすんごく気持ち良くて、ご飯もめっちゃ美味しくて、ビールも最高でした。 でも疲れた。 一日目、おしまい。