別山 石徹白から
なかなか暑い日でした。 最後まで脚がちゃんと働いてくれるか心配でしたが、ツることもなく、無事歩き通せてひと安心でした。 未経験なこと、能力以上のことをしようとすると、自分の体がじぶんのものであってじぶんのものでないような、不如意な感じになるのを若いうちは楽しめた気がしますが、僕くらいの歳になるとハラハラしますね。 ササを刈った跡が一本の道となって延々と延びています。 理屈は捨ててなにも考えず、道に導かれるままに歩を進めればおのずと別山、白山にたどり着くというあんばいです。 もっとも、神さまのことだから、子どもや老人、病人とかのためにトトロの猫バスみたいなのを稜線上に走らせてそうですね。各ピークに停留所があって。 先週、先々週と三方崩山南尾根(関心のあるひとは皆無でしょうけど)でヤブ漕ぎ三昧だったので、目的地まできれいに続いてみえる道に感激した次第です。 深いヤブのなかでにっちもさっちも行かなくなるあのイヤな感覚は、大海原の真ん中でもがいている悪夢に似てそれなりに普遍的な感覚のようで、いっぺん取りつかれるとなかなか取り除くことができません。 それが今日いちにちきれいなササ刈り道を歩いたらすっかり忘れれたので、ありがたいことです。





