白峰三山 大門沢↑ 池山吊尾根↓ 農鳥岳・農鳥岳(西農鳥岳)・間ノ岳・中白根山・北岳・ボーコン沢ノ頭・城峰・鷲ノ住山
北岳・間ノ岳・農鳥岳
(山梨, 長野)
2026年01月03日(土)〜05日(月)
3日間
写真制限があるので、ヤマレコにたくさん写真載せてます
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-9140859.html
1日目
奈良田〜大門沢小屋〜農鳥岳〜農鳥小屋(テント泊)
2日目
農鳥小屋〜間ノ岳〜北岳〜八本歯のコル〜ボーコン沢の頭〜池山御池小屋(避難小屋泊)
3日目
池山御池小屋〜あるき沢橋登山口〜奈良田
◯総評
北岳のみを目指そうと思っていましたが、どうせなら白峰三山を歩いてみたいと思い再計画しました。
天気にも恵まれ、とてもいい山行となりました。稜線上は誰にも会うことはなかったものの、薄いトレースがついていたので、なんとなくの安心感があり、結果的に無事に周回することができました。
今回の山行はスノーシューを持って行きましたが結果的に使う必要はなく、北岳最後の登りと八本歯のコル周辺以外はアイゼンとストックで行くことができました。
稜線上は季節風が吹き荒れ、この風の判断とエスケープルートがないこと、ソロなので何かあった時には全て自分で対処しなければならず、進退の判断や、爆風の中でテントを設営する技術、不安を押しのけて先に進む力を得られるか、奈良田から冬用フル装備を標高差2300mほど担ぎ上げる体力などが必要かと思いました。
今回の核心部は八本歯のコルで、難易度的には冬季西穂高岳と同じようなレベルかと思いました。ただ、これは雪の状況で変わってくるので参考程度です。
北岳の最後ですが、夏道に沿って綺麗にトレースがついていたので、直登することもなく雪の状態も良かったのでそんなに危険に感じませんでした。
コース上には何度もトラバースがあり、落ちたらやばいところを何度も通過するので、重たい荷物を背負ったまま爆風の中で進む必要があるので、集中力を途切らさない必要がありました。
●1日目 奈良田〜農鳥小屋
奈良田から登って大門沢小屋に寄ると、1人泊まっておられ、農鳥岳に登って降りてきた方で、稜線は爆風でしたとのこと。大門沢小屋の少し上でもソロの方とすれ違い、稜線上は爆風で撤退とのことでしたので、不安が募りましたが、とりあえず行けるとこまで行ってみようと思い、ダメそうはら撤退しようという気持ちで歩を進めました。
大門沢降下点直下に急な直登がありましたのでピッケルを持っていたほうが安心かと思います。
案の定、稜線上は西からの爆風で吹っ飛ばされそうになることもありましたが、うまく風裏に入ると風が止むこともあり、これならなんとかなりそうと思い、農鳥小屋まで向かうことにしました。
農鳥小屋は冬季避難小屋があるのを聞いていましたが、入り口がほとんど雪に埋まっており、最初は掘り出そうとしましたが早々に諦め、どなたかが作った風雪ブロックをリフォームして再利用することにしました。結果的に農鳥小屋周辺は風が吹き荒れており、西からの風だけでなく東や南からも風が回り込んで吹き付けてきており、朝までテントが大暴れしておりました。テントの中はマイナス16°cくらいまで下がったので、外はマイナス20°c弱程度まで下がっていたかと思います。
●2日目 農鳥小屋〜北岳〜池山御池小屋
風は強いものの雲ひとつない快晴で稜線を歩き続けました。
積雪が少なく、一部地面が露出しているところもありましたし、トレースが若干残っていたのもあって、あまりルートに迷うこともなく進むことができました。
数えきれないくらいのトラバースが待ち受けており、慎重に通過していきました。
北岳山荘の冬季避難小屋はとても快適そうでした。
そこから北岳と八本歯のコルへの分岐に向かいますが、トラバースの連続でここが最もトラバースの密度が高く危ない箇所が濃縮されていたと思います。
分岐からはストックからピッケルに持ち替え、北岳を目指しますが、トレースがありそこまで危険は感じませんでした。
北岳から八本歯のコルまでは急な下りですが、特に危ないところもなくスイスイと降りて行きました。それ以上に稜線から外れることができたので、ずっと浴び続けていた風から解放されたのがすこぶる良かったです。
八本歯のコルは細いところが何度もあったり、急な岩雪ミックス斜面を登るところがこのルートの中で最も危険な箇所でした。
八本歯のコルを超えると、あとは長く太い尾根歩きが待っており、白峰三山を何度も振り返りながら気持ちよく歩きました。
ボーコン沢の頭から下は、樹林帯に入っていくので、景色はなくなりひたすら下山となりました。
池山御池小屋で中を覗くと誰もいなかったので利用させてもらいました。昨日の農鳥小屋のテント泊とは大違いで風もなくとても快適な夜を過ごすことができました。
ただ、周りの雪を溶かして水を作ろうと思いましたが、綺麗な雪がほぼなく、いろんなゴミが混じっていたので、晩飯分の最低限の水しか作ることができず、飲料水の補充ができず、最終日はギリギリの水分で降りることになりました。
●3日目 池山御池小屋〜奈良田
あるき沢橋登山口までは、特に危ないところはなく降りてきたものの、そこからは長いロード歩きとなりました。
冬靴で硬いロードを永遠10km ほど歩くので足の負担が大きく、また景色もほぼ変わらないので修行でした。凍結が一部あったので気をつけて通過しないといけないのと、隧道を何度も通過することになり、照明はないのでヘッドライトは必須かと思います。
最後、開運隧道のゲートを裏側から解放し、無事周回完了となりました。