14:30
33.5 km
2444 m
朝日連峰 赤見堂岳/大桧原山/障子ヶ岳/天狗角力取山/竜ヶ岳(大井沢集落から大周回)朝日連峰大展望の縦走
以東岳・寒江山・天狗角力取山 (山形)
2026年03月22日(日) 日帰り
■天候 快晴!風は無風~微風(5-6m程度) ■アクセス (宮城県)R48⇔(山形県)R287⇔R112⇔県道27号 ■駐車場 大井沢集落のはずれの雪捨て場の1台スペースに駐車 ここからヨウザ峰取り付きの桧原集落までは2.8km さらに石見堂岳/赤見堂岳の取り付きまでは1.2km ■登山ポスト なし。COMPASSとYAMAPで提出 計画はヤマレコとYAMAPで手書き作成。 ■山行の主な装備 ザック(mont-bell フォールラインパック 40L) 冬靴(SPORTIVA NEPAL EVO) ピッケル(GRIVEL Monte Rosa 66cm) スノーシュー(MSR ライトニングアッセント 25inch) アイゼン(GRIVEL G12 EVO オートマチック) ハードシェル(mont-bell 一枚地+保温剤入りの2種)保温剤入りは未使用 スノーショベル(mont-bell コンパクトスノーショベル)未使用 グローブ(ワークマン薄手、TEMRES 02winter、mont-bell 2in1 アルパイングローブ)アルパイングローブは未使用 足元は赤見堂岳への取り付きからアイゼンでEL800m辺りでスノーシューに換装しそこからずっとスノーシュー。最終ピークの竜ヶ岳の降りでアイゼンに換装し尾根末端でスノーシューに換装。 取り付きは雪切れでスノーシューの取り回しが面倒だったら嫌だなと思いアイゼンでスタートしたがスノーシューでも充分でした。 竜ヶ岳の降りは45度位の急傾斜の為スノーシューではかなり厳しい。 手元はストックでスタートし紫ナデ手前の急傾斜部でピッケル+ストックに変えて下山まで。 ■ルート状況(2026/3/22時点) 注意点は以外。 ・この日は快晴であったがホワイトアウト時は要注意 ・石見堂岳への尾根は雪切れでのトラバースが1,2箇所 ・赤見堂岳周回のP1327から紫ナデまではエスケープなしなので要体力。 ・枯松山〜P1400間は雪庇、クラック、ヒデュンクラックあり ・大桧原山を過ぎてP1320〜紫ナデは急降下と急登。雪庇に寄り過ぎないように。 ・障子ヶ岳への登り斜面は西斜面なので日の当たりが遅く凍っている箇所が多い。ここもクラック多数。 ・障子ヶ岳から粟畑間も雪庇帯が続く。上部にスノーシューでのクライムダウンが2箇所。 ・竜ヶ岳から冬尾根を使用して降ったが上部はかなりの急傾斜。12本アイゼン必死。尾根を正面に見て左側から降って途中で右にトラバースして右側から降ると傾斜的には一番安全だが鬼トラバースが今日歩いた中で一番緊張した。石転び沢を降れるなら大丈夫だと思います。 〇取り付き~石見堂岳~赤見堂岳~枯松山~大桧原山 大井沢集落を過ぎた所の雪捨て場に駐車してまずは取り付きまでのロードあるきから。ヨウザ峰取り付きの桧原集落まで2.8km、石見堂岳の取り付きまで1.2kmでトータル4.0km。アップには丁度いい距離です。いつものピンテ取り付きより1m程の雪壁を登る。駐車場には新潟ナンバーが1台あり既にスノーシューで歩き出している模様。前日の降雪でトレースはほぼリセットされておりましたのでトレース助かりました。ありがとうございます。お一人の顔が浮かぶが会ってからのお楽しみにとっておこう。尾根上の雪が切れているとスノーシューの取り回しが面倒なので私はアイゼンでクライムオン。雪はまだまだ残っていて序盤は雪切れ無しで尾根を進みます。細尾根の辺りはもう少しで切れそうな箇所が何か所かあり短距離だがトラバースもあり。アイゼンだと少しズボるのでEL750m付近でスノーシューに換装。EL800m付近で再び細尾根となって雪が切れておりここでもトラバースした。その後はずっと雪上。石見堂岳手前のEL1150mまで標高を上げると雪原となる。明るければ目の前に赤見堂岳が見えるだろうがまだ暗くて見えなかった。石見堂岳はなだらかな広いピークとなっており赤見堂岳へは一旦降ってから登り返す。暗くて見通しが効かず若干谷側へ進んでいたので軌道修正。先行者のヘッデンが見えたらかなり前方に居るように見えた。去年ホワイトアウトで停滞した植生も見当たらない斜面は今年は問題無く通過。P1355で進路を左よりに変えると赤見堂岳はもう少し。例ねこの辺りはクラックがあるがまだ割れていないように見えた。AM5時頃に赤見堂岳登頂。先行者の方にトレースのお礼を伝える。ソロ男性で予想していた方とは違いました。微風だがとても冷たくて止まっているとどんどん冷え込むので先へ進むことに。緩やかに降り周回の下山分岐のP1327を過ぎた辺りでやっと日の出を迎えどこでも歩ける広い雪原をのんびり進む。一昨日のものだろうか、紫ナデから赤見堂岳方面へのお一人のトレースがありました。枯松山手前あたりからアップダウンが増えて来る。枯松山からはP1400が聳える。このピークに名前が無いなんてなぜだろう。枯松山~P1400間は雪庇が張り出しており明瞭なクラックもあればヒデュンクラックもあるので注意して歩く。思っているより内側に入っているので植生内を歩く箇所もあります。P1400は距離は短いが急登。登り切ると360度に大展望です。そこから大桧原山は緩やかに降って緩やかに登り返す。この辺りは朝日連峰に以東岳の眺めが良い。 〇大桧原山~紫ナデ~障子ヶ岳~天狗角力取山~竜ヶ岳~南俣沢 大桧原山~紫ナデ間は雪庇区間。既に割れている所もあるので場所によっては植生内を進みました。P1320からは割と急傾斜を降ります。雪は締まっていますが念の為ピッケルを出してここから最後までピッケルとストックであるきました。大きく降ったら紫ナデまで一気に登ります。この登りがなかなか大変。息を整えながらゆっくり登って紫ナデ。障子ヶ岳と朝日連峰主稜線の眺めがお見事。ここから障子ヶ岳も雪庇区間。夏道通りよりは西よりにあるき登る必要のない小ピークは巻ながら進む。障子ヶ岳の西側は日の当たるのが遅い為、殆ど凍っていた。スノーシューの爪とピッケルを効かせながら登る。最後の登りはアイゼンに換装しようかとも思ったがスノーシューでも問題無かった。ニセピークに登り切ると障子ヶ岳のピークは目の前。障子ヶ岳山頂付近もクラックがあるのでお気を付けて下さい。今まで歩いて来たルートと朝日連峰の360度に大絶景。今年はここから天狗角力取山を目指します。まずは粟畑まで。障子ヶ岳から粟畑の区間にも見事な雪庇が張り出しています。概ね安定していそうだがクラックいは最新の注意を払います。スノーシューでの短いクライムダウンが2箇所ほどありました。障子池は少し広くなっており西側に雪原が張り出し以東岳が間近に見える。ここから粟畑も降ってからの登り返しが大変だった。ここから天狗角力取山と天狗小屋はすぐそこ。緩やかに降って少し登れば天狗角力取山。朝日連峰の主稜線と高松尾根ルートのアップダウンと雪庇が圧巻です。以東岳、エズラ峰、明光山も間近に見えます。粟畑へ戻ったらグレーピークの竜ヶ岳を目指します。途中までは夏道と同じルートで尾根を降るところを竜ヶ岳はそのまま登り詰めます。なだらかな山容を右奥まで進むと竜ヶ岳のピーク。山頂は植生があるも所々なので朝日連峰と今日歩いて来たルートが全部見渡せました。積雪期のここからの眺めはお勧めです。あとは降りのみだが懸案の竜ヶ岳からの降りの冬尾根へ。地形図的にかなり急傾斜に見えたが実際もなかなかの傾斜で45~50度位。再びアイゼンに換装して降り始める。尾根を正面にして左側を少し降りそこから右側へトラバースして降るのが一番傾斜が緩やかなルート取りとなるがそれでも鬼トラバースが今回のルートで一番緊張しました。こんなところで滑落してられないな~と。この降りをこなせはあとはほぼ安心。尾根には雪庇が張り出しているので無理に出ず植生側を通過したりする。この冬尾根をそのまま降ると夏道に合流。そして合流した辺りから2名?ワカントレースあり。トレースなしだとEL800m付近の二股尾根や尾根を降り切った杉林区間ではルーファイの必要があったので大変助かりました。尾根を降り切ったところで再びスノーシューに換装。緩やかな杉林を抜けると南俣沢に出てあとは林道を只管歩いて県道27号へ。南俣沢から県道までは落ちたらアウトなトラバースがありますがスノーシューやワカンでの通過なら問題ないと思います。小規模なデブリがいくつかありました。長い林道を歩き切り県道を少し歩いてやっと大周回を完歩。 ■過去山行(赤見堂岳~障子ヶ岳) 朝日連峰 石見堂岳/赤見堂岳/大桧原山/障子ヶ岳/ヨウザ峰(積雪期限定周回)ホワイトアウトを耐えて絶景稜線縦走! https://yamap.com/activities/38923648 朝日連峰 ヨウザ峰/障子ヶ岳/大桧原山/赤見堂岳/石見堂岳(残雪期限定稜線周回) https://yamap.com/activities/30775069 ■温泉 湯ったり館 \350 2回入りました! ゆ〜チェリー \350 べに花温泉ひなの湯 \350 山形には安くて良い温泉が多過ぎ。 ■感想 この3連休は土日で朝日連峰主稜線の周回を計画していたが直前で土曜の天気が怪しくなり金曜夜から雪&爆風予報。一応予定通り金曜午後に山形へ入ったが土曜の朝には予報通り雪が積もり麓は爆風。この状況で山へ入るのは危険と判断し計画中止、土曜は丸一日ブラ寒河江して温泉入ったり道の駅に行ったり日曜のルート再検討したり。再検討で浮上した案は去年歩いた赤見堂岳~障子ヶ岳の周回にプラスして天狗角力取山まで、更にグレーピークの竜ヶ岳へも足を延ばして南俣沢から大井沢へ周回する案。途中で体力尽きたらヨウザ峰経由で降りれば良いかと。土曜はフリーとなったお陰で日曜山行に向けて準備する事が出来ました。初めは桧原集落に車を停めようと思ったが下山近くが良いと思い大井沢集落のはずれに停めてロード歩きから始めた。最終的に精魂尽き果ててヘロヘロで降って来たので元気なうちにロード歩きを済ませて良かった。0:40歩き出しスタートで4km歩いて取り付きが1:30頃。ざっくり赤見堂岳6:00、大桧原山8:00、紫ナデ9:30、障子ヶ岳11:00をリミットとしてクライムオン。尾根の雪が充分で雪切れのトラバースを1箇所位で問題無し。順調に標高を上げて赤見堂岳は5:00着で日の出前。先行の新潟のソロ男性と会話。初めての赤見堂岳と聞いて的確なトレースだったので雪山経験が豊富な方なのだろうと思いました。じっとしていると寒いので稜線縦走開始。広い雪原を緩やかに降り歩いていると漸く日の出の時間。雪面やこれから歩く稜線が紅く染まり今日の快晴を核心。コンディションも良く先日の降雪で所によりモフモフ、風が抜ける所はカリカリ。沈み込みはほぼなく順調に進む。枯松山からP1400間は雪庇区間だなと思っていたが1歩踏み抜いて肝を冷やすがそれほど深くはなかった。P1400からは360度の大絶景でなんでこのピークが無名なのかはいつも不思議に思う。大桧原山まではこの稜線にしては緩やかな稜線で大桧原山から紫ナデはアップダウン。特にP1320から紫ナデは大きく降って大きく登り返す。この天気ならヨウザ峰から障子ヶ岳を目指す人が居るだろうと思っていたがまさかのノントレース。広い範囲で天気が良いので皆さんお気に入りのお山へ行っているのかな。障子ヶ岳への最後の登りはいつも苦しめられるがコンディションも良く休み休みで約1年振りの登頂。このピークからの眺めはいつ観ても最高です。11:00着と思っていたが想定より早く着いたので予定通り天狗角力取山へ。粟畑までの雪庇と斜面のクリーミー間に惚れ惚れしながら進み障子池からも積雪期だとこんなに展望が良いのかとしみじみ思ったり。粟畑への登りは紫ナデの登りのようにしっかり疲れました。ヘロヘロになって粟畑に着いたらがどんどん近づく朝日連峰の主稜線に力を貰い天狗角力取山へ。天狗角力取山から始めて見た朝日連峰は手を伸ばせば届きそうな距離に大朝日岳~以東岳を一気に眺められるそれはそれは最高のビュースポットでした。そして更に高松尾根のアップダウンと雪庇帯の眺めも朝日連峰の奥深さを象徴していて圧巻でした。天狗小屋は地形的に雪が付かないようで上から俯瞰しても特に問題無さそう。冬にここに泊まるのもアリかなと思いました。粟畑に戻ってからはグレーピークの竜ヶ岳を目指します。粟畑周辺の斜面がとても気持ち良く歩ける区間で真っ白でクリーミーな雪面にトレースを付けるのが勿体なかった。細かいアップダウンを経て竜ヶ岳へ。遠くからあまり植生が目立たないピークに見えていたのでやっぱりそこからの眺望は朝日連峰の主稜線は勿論のこと月山や今日歩いて来た赤見堂岳から天狗角力取山までの稜線もすっかり見渡す事が出来て本日の最終ピークに素晴らしい山頂でした。竜ヶ岳からは少し懸案だった冬尾根の降り。地形図で観ても急登だなと思っていたが実際みてもなかなかの傾斜。アイゼンに換装して少し緩そうな尾根の左側を降る。そのうち左側が斜度を増してくるので右側に目をやると右側の斜度が緩くなる。トラバースしかないかと思い落ちたら滑落しそうな斜面を鬼トラバース。雪の状況も良く左側へ進み再び降って核心部を降りられた。冬尾根を暫く降ると夏道へ合流するが焼峰手前辺りでワカンのトレースが2名。ありがたく辿らせて頂き尾根を降り迷いそうな下部の緩やかな杉林区間も無事通過し南俣沢へ。南俣沢からの林道歩きが長くてなかなか堪えたがやっとの思いで県道へ辿り着きロード歩きも程々に無事に周回を完歩。ほぼ出し切ってヘロヘロになって下山したので今のところ同じルートは歩きたくないがヨウザ峰、障子ヶ岳、天狗角力取山、竜ヶ岳の周回も面白いかもしれないなと歩きながら考えていました。何はともあれ今シーズンも白銀の朝日連峰の主稜線を眺めながら赤見堂岳~障子ヶ岳、更に足を延ばして天狗角力取山までの稜線を歩くことが出来て幸せでした。ありがとうございます。
