城山（長野県東筑摩郡朝日村）

上伊那からの帰りに「ちょこっと山歩き」！ 今日歩いた山は、東筑摩郡朝日村にある城山。 朝日村に行くのは生涯初めてかもしれない。 この山に、昔、武居城がありました。 武居城は、鎌倉時代末期、地頭として洗馬の庄に入ってきた三村氏が築いたとされます。16世紀の初め、三村氏が居城を芦の田（現在の塩尻市洗馬）に移した後も城の改修が行われ、現在の遺構は戦国時代末期のものと推定されています。 戦国時代、領主の三村長親は、小笠原長時に従って武田信玄に対抗していましたが、信玄の調略に応じて塩尻峠の戦い（1548年）で寝返り、武田氏に従属しました。その後、謀反の疑いがかけられ、信玄に謀殺されたそうです。その怨みから、三村氏の館があった『釜井庵』（塩尻市洗馬）にある石が夜泣きするようになったと伝えられています。（釜井庵の夜泣き石） 比叡ノ山の時と同じように、権兵衛トンネル経由で塩尻市に入りました。塩尻市宗賀で、国道19号から県道304号に無事入りました。しかし、次の県道293号の入ることができず、また国道19号に戻ってしまうというハプニングがありました。でも、何とか朝日村に入ることができました。 県道からの武居城跡へ入る道のところに標識はあります。事前にストリートビューを見て標識が小さくて分かりづらいことが分かっていましたので、別の目標物で曲がりました。そこからはスムーズに城跡の入口まで向かうことができました。 武居城跡の入口には、20台くらい駐車できる広い駐車場があります。駐車場の周りにアジサイが植えられ、きれいに咲いていました。

城山を登りました。登山道はお城だったと思われる石積みの坂でしたが、山頂はお城らしいものは跡形もなかったです。

初めて武居城を訪れたのは3、4年前になりますが宮坂先生(神)の縄張図に載っている大手道からいざ攻め登ろうと鹿柵の扉を開けたら一面の笹藪。 「先生？コレ・・・ホントに大手道？」という激しい疑問と不安。 進むほどに濃くなる笹と薄くなる道跡。初めての藪漕ぎに「アレ？オレ何しに来たんだっけ？」と少し記憶が飛びかけたのもいい思い出です(ウソ) 。 そんな大手道が今回、地元の方々の努力によって笹が刈られ綺麗に整備されたようです。 そして綺麗になった大手道を皆さんに知ってもらおうと朝日村が『武居城址探訪』というイベントを企画されたので参加して来ました。 あんなにヤンチャだった大手道がこんなに素直な道に・・・オジサン嬉しい。 地元の方々にはただただ感謝しかありません。 本当に有り難うございます。

城山（武居城跡、870m） 鉢盛山の帰りにピークハント① 武居城公園に駐車場があり、そちらに車をとめて攻城する。公園は行った時期が悪かったのか草が伸びていてあまり整備されていない。 獣よけの柵を外して城内に入る。門口は草が生い茂り、蜘蛛の巣を払いながら進む。日の当たらない城内はよく整備されており、すぐに山頂である主郭に到着する。