鍋蓋山〜角間山
湯ノ丸山・角間山・鍋蓋山
(長野, 群馬)
2024.11.10(日)
日帰り
鍋蓋山から角間山の縦走路は先週歩きましたが、熊笹に覆われた白樺や岳樺の縦走路は雰囲気が良く、また行ってしまいました。(笑)
鍋蓋山へ向かう2万5千の地図にある登山道は藪に覆われ確認できず、今はYAMAPの地図通りゲレンデから登るのが一般的のようです。
鍋蓋山登頂後、一旦鞍部に下り、登り返してすぐ、東屋のある大岩には、先週は気付きませんてしたが、遭難碑のプレートが埋めこまれていました。
中央大学ワンダーフォーゲル部の方達が設置したようです。
この縦走路に心惹かれて、また来てしまったのは、この遭難碑に呼ばれたのでは?
と思いました。
長い年月に晒されて、文字が読みづらかったですが、写真に撮って帰ってからその詩を書きだしてみると、こんな詩でした。
わが死せむ
美しき日のために
連嶺の夢想よ!
汝が白雪を消さずあれ
昭和49年2月28日 享年27才
鹿沢の山をこよなく愛した友を偲ぶ
中央大学ワンダーフォーゲル部
昭和45年同期
詩は、伊藤静雄
わがひとに与ふる哀歌
曠野の歌
から引用されている詩が刻まれていました。
この山域だけでも私の知っている遭難碑は4っつ。
今でこそ容易に入っていける山域が、当時は命を落とすほどの遭難があった。
時代を感じます。今なら起こりえなかった遭難だったと思います。
そんな出来事も踏まえ、また改めてこの辺りの山域を歩いてみたいと思いました。