01:32
2.8 km
249 m
八森山
塩手山 (福島)
2023.08.27(日) 日帰り
羽山の次は、この奥の八森山に登ります。この山も今年の5月3日に登っていて再訪です。 前回はポニー牧場のさらに上に車を停め、牧場設備の一番上の草地から林道に入りました。砂防ダムを過ぎて林道が無くなり急傾斜の斜面を登りましたが、ここが枯れた笹の猛烈な藪で、かなり格闘しました。その後尾根に出て低木を掻き分け、八森山の南西約700mの標高約340mのピークに到達しました。ここから劇藪の尾根を縦走して八森山に辿り着きました。 八森山の登山ルートを探しに今回は前回より少し下から挑みます。ポニー牧場の少し下に小川があり、この手前の貯木場入口に車を停め、ワンコは今回も涼しく車内でお留守番です。ここから道路の反対側の林に飛び込みます。入口は藪ですが、すぐに杉の造林地となり足元は問題ありません。正面の土手を登り尾根に出ると、何となく踏み跡らしき道があります。この踏み跡を辿り登りますが、少し行くと林道に飛び出しました。 この林道を八森山方面に登ります。少し行くと分岐がありますが、ここは左に進み暫くこの林道を登ります。どうやらこの林道は、八森山の手前のピークを反時計周りに巻き込んでいるらしいのですが、先が藪で煩くなって来たので、左に折れて山中を進みます。八森山の手前のピークの中腹を時計回りに巻き込み、このピークと八森山の鞍部に出ようとします。(*これは失敗でした!!) ところがこのピークの東斜面が笹の激藪です。この山系全体に言えますが、とにかく笹薮が出てくると半端ではありません。ここでも藪の下を潜り、掻き分けて急斜面をトラバースします、やっと鞍部に出ると、ここからは開けた檜の造林の急傾斜が待っています。 足元はすっきりしていますので、檜の木立を頼りに一歩ずつ登ります。斜面の中間位に差し掛かり、檜を掴みそこに引っ掛かっている倒木を踏んだ瞬間に、足元から何かがホワット沸きあがりました。すぐに両足首に劇痛が走り、足元を見るとツチバチの諸君でした。彼らは倒木の下で営巣していて、そこが踏ん付けられたので怒るのは当たり前です。 逃げたいけど急斜面で、おまけに劇藪との戦いでかなり足腰が疲労しています。出来るだけ急いで急斜面を登り彼等から逃げました。この時点で両足に一匹ずつ、左モモに一匹そして背中に一匹が衣服内に進入してました。結局6箇所刺されたけれど子供の頃から慣れていて大丈夫。スズメバチで無くて良かった!。刺された跡に薬を塗って気を取り直して山頂を目指します。 急斜面を登り上げ、その先はゆったりと広葉樹の山中を進みます。低木や笹が少し煩いけど問題はありません。すぐに土塁のそばに山頂の三角点を見つけます。山頂周辺はかなり広い林の中で、眺望は全くありませんので給水タイムの後ですぐに下山します。 先ほどの怒れる蜂君たちの巣を遠巻きに急傾斜を滑り降りて、鞍部まで下ります。ここから隣の小ピークを時計回りに南から西に巻くように進んでみます。意外に藪はほとんど無く、おまけに踏み後があります。 小ピークを北西まで巻き込んだ所で、杉の造林中に林道らしきものを発見しました。ここを辿ると登りで使った林道でした。この林道を下り、登って来た尾根道に入らずにこの林道を最後まで下りてみます。すると放牧地が現れ、さらに進むとポニー牧場(跡)の施設に出ました。ここから舗装路を少し下り駐車位置まで戻りました。 八森山アクセスのベストコースを見つけたようです。下山で使用した道を逆に辿れば、比較的難所が無く登り易いでしょう。すなわち、 ポニー牧場の施設跡の西側から入り奥の放牧地に入ります。小川の橋を渡るとそこから林道になります。この林道をかなり進むと分岐が現れますが、ここを左に進みます。この林道は八森山手前の小ピークを反時計回りに巻きます。やがて杉林の中で林道は消えますが、この小ピークの西側直下を反時計回りにトラバースします。するとこの小ピークと八森山の鞍部に到着です。 ここから開けた檜の造林地を急登し、登り上げます。平坦な広葉樹の林を少し進んで八森山の山頂に到着します。