24:00
35.3 km
3473 m
二王子から門内クラッシックルート
粟ヶ岳・權ノ神岳・宝蔵山 (新潟)
2026年02月21日(土)〜22日(日) 2日間
この時期に天気と連休がマッチする事もそうそう無いので二王子から門内のルートに〜🚶とは言え去年の6月からテン泊縦走して無かったので不安でしたが何とか歩き切る事が出来ました⛰藪の無い縦走路、一歩ずつ近付く飯豊に元気を貰い絶景楽しんで来ました。
1408 m
24:00
35.3 km
3473 m
粟ヶ岳・權ノ神岳・宝蔵山 (新潟)
2026年02月21日(土)〜22日(日) 2日間
この時期に天気と連休がマッチする事もそうそう無いので二王子から門内のルートに〜🚶とは言え去年の6月からテン泊縦走して無かったので不安でしたが何とか歩き切る事が出来ました⛰藪の無い縦走路、一歩ずつ近付く飯豊に元気を貰い絶景楽しんで来ました。
24:01
35.9 km
3541 m
二王子岳 (新潟, 福島, 山形)
2026年02月21日(土)〜22日(日) 2日間
【服装】 ハードシェル上下、ウィンドブレーカー1.長袖、タイツ ※12本アイゼン、わかん、ピッケル。 二王子岳山頂まで、頼母木小屋からはつぼ足。それ以外はアイゼン+わかん ※1日目はハードシェル上をほとんど来ていて、2日目はウィンドブレーカーをほとんど着用。風がふいていると上を着ていてちょうどいい感じ。 ※二王子岳3合目以降、二王子岳とずっと微風(7m程度)の風があり、ハードウェアズボンを着用していたものの、寒く感じた。普段は股関節などの痛み軽減からスポーツタイツを着用しているが、風を終始受ける場合は寒い。今まで風でズボンが寒いと感じたことはなかったが、ウール等のウェアを検討したい。 【気温】日の出(6:18) 日の入り17:34 【詳細タイム】 2/21 2:25発~7:18_38二王子岳(4:50)~9:20-50雷岳(+1h48)~10:25桝取倉山(+35)~12:00-33ヤンゲン峰(+1h35)~14:45_15:00赤津山(+1 2h12)~15:43p1269(+43) 2/22 6:15泊地~ 7:25藤十郎山(+1h10)~10:15二ツ峰(+2:50)~10:35-11:08p1591下降点~12:35-46門内岳(+1h30)~12:30地神山(+45)~12:55-14:10頼母木山(+25)~14:50-15;00枯松峰(+40)~16:30梅花皮荘(+1h30) 【ルート検討】 ・二王子岳から門内岳(36km+3,358m-3,175m)か、門内岳から二王子岳か。 ・クラシックルートを歩いている人は、二王子岳から門内岳に歩いている人がほとんど。二王子岳から向かうと飯豊を見ながら歩けるから?交通の便? ・予定した計画よりも遅れた場合は、門内岳方面から頼母木山までの稜線区間は最低1h30ほど歩く必要があり、天候悪化による影響を受けやすい。二王子岳は山頂から下山するだけだが、門内岳は稜線歩きがあるため、視界不良+強風の影響を受けやすい。 →今回も三連休で土日が快晴(微風)、月曜日は強風+雲のため、予定が遅れると、爆風(20m)で歩く必要が出てくる。 ・獲得標高は、門内岳から二王子岳の方が183m少なくすむ。 ・今回は、木曜日に降雪、金曜日に晴れで、金曜日の快晴から二王子岳までは他登山者入山によりトレースが期待できる。 (結論) ・久しぶりの泊まりで重荷のため、トレースがある二王子岳をスタートして門内岳へ向かうことと決定した。 ・実際に歩いてみて、二ッ峰の通過や二王子岳~赤津山までは終始アップダウン。赤津山以降は、門内岳まで基本登りということもあり、今回の方向で正解だったと感じた。門内岳から来ると、後半に赤津山~二王子岳までアップダウンが残り、二ッ峰の通過も、急な下りの距離が長くなる。 【テン泊装備】 ・山と道マット(13mm)、モンベルシームレスダウンハガー900#3 ※20:00から22:00強風。そのあとも風があり、そのせいでテント内も寒く、寒くてよく寝れなかった。今まで風に吹かれて寝たことがなかったが、風に吹かれているとテント内の温度が上がらないことが良く分かった。 【食料、水】 ◎2/21 おにぎり2.カップラーメン、煮卵2.かまぼこ1.焼きいも1.干し柿2.チョコ3.カキピー1.タブレット2.アミノバイタル1 水1.5持参消費1L ○2/22 米1.カッブラーメン1.おしるこ1.チョコ3.ヨーカン2.パウンドケーキ3.ウインナー5.コーヒー1.パン1、アミノバイタル2.塩分タブレット2 水1.5持参消費1.5L 【泊地】 赤津山と藤十郎山中間あたりのp1269 泊まれると感じた箇所 ヤンゲン峰~赤津山間のp1240、赤津山山頂、赤津山~p1269まで3か所ほど、藤十郎山から二ッ峰たくさん。二ッ峰と門内岳鞍部。 ※赤津山か藤十郎山で泊まる予定で計画。久しぶりの泊まりで疲れたため、赤津山より少し進んだ広い大地下でテント。 【ルートの状況、感想】 ・雷岳はすこし急なのでビッケルをだす。緊張感なし。 ・雷岳~桝取倉山までは何もなし。 ・桝取倉山~ヤンゲン峰までは2つほどピークを越えてのアップダウン。徐々に疲れてくる。ヤンゲン峰でお昼休憩。 ・ヤンゲン峰から赤津山までもアップダウンを繰り返す。赤津山手前鞍部から+215mの登り返しが体力使い果たしてバテてかなり時間がかかる。 ・赤津山に到着すると風がある。赤津山に泊まる場合は、雨量計を風よけにしてテント設営だが、雨量計は出てなさそう(未確認)。疲労もあるため、赤津山で早めにテントにもできるが、2日目の行程に余裕を持たせるため、藤十郎山方面へ30分ほど進んでテントとすることに。 ・赤津山から今回のテント地p1269までは、広い台地が複数あり、テント場所が豊富。 ・P1269を超えると、藤十郎山まではまた登りの尾根が続くため、P1,269でテントとした。台地から右斜面に落としてテント設営。 ・テント場所からは、360℃景色抜群。最高。 ・P1269から、藤十郎山の登りは、カリカリ斜面もあり、ピッケル使用。 ・藤十郎山先のP1,348は広い斜面でいい場所。 ・二ッ峰手前100~150m下から、わかんを外してアイゼン+ピッケルで登る。それまではわかん+アイゼンだが、わかん着用では二ッ峰の急登を突破できないため。 ・ちょうどいいところで装備換算し、急な区間はほとんどカリカリ区間で、沈みこみも少なく、二ッ峰の登りは特に問題なく突破。普通にアイゼン+ピッケル歩行で登頂できた。 ・二ッ峰先から鞍部までは、今度はモフモフの斜面の急な下り。足で1歩ずつ雪を崩していき下る。二ッ峰からの下りのほうが下りの区間は短いが、斜度は急に感じる。柔らかい雪でなく、カリカリ斜面だと大変かも。残雪期は、斜面が急で雪が落ちているときが多いとは思うが。 ・鞍部まで降りてからもモフモフ雪が続き、わかん装着しないと進めないため、適当な箇所でお昼休憩。お昼休憩しようとした平地で、腰を下ろそうとすると急にクラックに落ちる。見た目は何もないので、体半分落ちて焦る。 ・鞍部から門内岳までは+345m。モフモフ区間も多く、ひたすら無心で登る。難しい箇所はない。 ・地神山を過ぎるとトレースも増え、頼母木山からはかなりのトレースの数。20名くらい入山したのかなあ?というくらい。トレースがギッタンギッタンでかなり下りずらい。 ・雪も少なく、道が出ている箇所も。頼母木山の賞味期限も、今年は短そう。 【全体感想】 ・6月以来の泊まり山行。新潟は1月が天気わるくて冬山行っていなかったため、二王子岳の登りで足があがらなすぎて焦る。 ・雷岳までは下りなので問題ないが、赤津山までは基本アップダウン。赤津山の登りで既に死亡。ここまでばてる自分も初めてで、2日目も頼母木山からの下りの登り返しで、そのたびに足が止まる(笑)。冬山日帰り+泊まりに慣れないと、なかなかロング今年計画できなさそう。今年は雪も少ないし、昨年みたいにGWまで登山はできないかもなあ。 ・クラシックルートを歩きながら、蒜場~烏帽子までの稜線は長いなあと、とてつもなく感じる。 ・晴れが2日続かず、毎年行けなくて、雪がとけて断念する飯豊のクラシックルート。今回は2月の雪が豊富な時期に飯豊が晴れたおかげで、藪をまったく見ることなく、すごく楽に歩くことができた。展望も抜群で、いつもと違う見え方の飯豊や二王子岳たち。歩きながら展望の良さに、何度も感動した。すごくいいルートだった。
30:02
34.0 km
3260 m
二王子岳 (新潟, 福島, 山形)
2025年05月01日(木)〜05日(月) 5日間
二王子岳~赤津山~門内岳~梶川尾根 2人 5月1日(木)快晴 6:42新発田駅着~タクシー~7:29二王子神社6,500円~8:30二合目~8:56一王子小屋~9:54定高山~12:13二王子岳避難小屋~13:13二本木山~15:30雷岳~16:56桝取倉山テント泊 二王子神社にはたくさんの人がいて賑わっていた。三合目から上はザラメ雪となる。猿の群れに会った。今年生まれた子猿もたくさんいた。二王子岳山頂から二本木に向かうと途端に人がいなくなる。二王子岳からトレースが部分的にあり数日前に先行者がいるようす。トレースは途中で消えてしまった。 雷岳から桝取倉山までは雪と藪が交互になる。下に向いた太い灌木をつかみ登る。雪が割れて大きな段差が至る所にあるがうまく進める。適当なテン場がなく桝取倉山頂でテントを張る。未明から強風となる。 5月2日(金)曇り、南風強い 4:43桝取倉山~7:251,100m鞍部テント泊 強風の中出発する。突風で体が維持できない程だった。12本爪アイゼンでも足がふらつく。急な雪面で突風に煽られ危険なため1,100m鞍部でテント泊とする。 稜線よりましだがここも風が強い。頭上を暴風が通り会話が届かない。MSRテントのフライの末端が切れてしまい応急処置する。その後風が弱まり、よく眠り体力回復 5月3日(土)曇りのち晴れのち風雨 4:45出発~6:00ヤンゲン峰~6:451,240m~8:20赤津山~10:30藤十郎山~12:40岩クズレ~13:46二つ峰巻き始め(三郎沢源流部)~15:24二つ峰巻き終わり~15:30藤七ノ池~17:44門内岳~17:50門内岳避難小屋 目が覚めたら風がやんでいた。ガスの中出発。雪と藪を交互に進む。藪の部分は少ない。ヤンゲンから先は全面雪となった。サクサク進めてなんて快適なんだろう。赤津山の下で少し藪を漕いで山頂へ。三角点に赤津のピッケルがあった。藤十郎山では100m以上離れた眼下に熊がいた。ピッケルとアイゼンで音を立てたところ谷に下って行った。熊はクレバスを全くためらわずジャンプしてすごい速さだ。 岩クズレ付近は藪が出てきて歩きずらい。核心は二つ峰の突破だが、右手の三郎沢源流部を観察すると藤七ノ池までクレバスがなく雪の斜面が続いている。三郎沢源流部は石転び沢のような傾斜もない。幸いにも曇りがちの低温で雪が安定している。途中ブッシュ帯があり休憩もできそうだった。頭上のブロックに注意しながら二つ峰を巻いた。二つ峰は全体に藪が出ていて登るのは大変だと思われる。緩い傾斜の三郎沢源流部を右上して藤七ノ池へ。今年は残雪が多くクレバスがないため巻くことができたが、少雪の年は二つ峰を登るしかない。 ゆっくりと門内岳を目指す。急に雨風が強くなり門内避難小屋に到着。先客が6名いらした。 5月4日(日)曇り 強風 13:47門内小屋出発~14:03胎内山~14:46梶川峰~16:32湯沢峰~16:50湯沢峰~17:00800mテント泊 風が少しでも収まるのを待っていたら午後になってしまった。隣の方のラジオからのど自慢大会が聞こえてきて元気をもらう。強風の中、西俣ノ峰を目指すが稜線の風が強く梶川尾根を下ることにする。湯沢峰の下にいいテン場があった。 5月5日(月)晴れ 風 6:00出発~7:00飯豊山荘~8:30梅花皮荘のゲート 残雪はすぐに終わり登山道を下ると飯豊山荘だった。飯豊山荘付近でスキーヤーに会う。石転び沢を上がって門内小屋へ行くそうだ。川沿いの道を歩きところどころデブリを越えていく。梅花皮荘のところに冬季のゲートがあり山を終えた。
26:33
38.7 km
3426 m
飯豊山・大日岳・御西岳 (福島, 山形)
2025年04月30日(水)〜05月02日(金) 3日間
古い山行記録を読むのが好きなので二王子から門内へのルートも何度も読んだ。どうしても藪漕ぎがあるらしく、その頃は自分には縁遠いルートだなと思っていた。よく藪を漕いでまで行くもんだ。大事なおべべが破れてしまうよ。 まさかなんとしても行きたい憧れのルートになるとは…。 今年は雪が多く絶対に二王子門内に行くと決め、仕事もでっち上げて11連休を確保した。しかし天気がおかしい。GW前半の爆風天気は笑って見過ごせたものの、GW中日に差し掛かると後がなくなり焦る。まとまった好天がない。 4月29日火曜日、ダメ元で新潟へ車を走らせながら考える。飯豊町を通過する頃は台風並みの暴風雨だった。 水曜日の前半は暴風と小雨ながら午後から回復傾向。木曜日は快晴で夜にかけて南東からの風が強まり、金曜日は暴風。 計画としては2日目の快晴日に一気に門内小屋まで駆け抜けるべく、初日に行けるところまで行く。ヤンゲン峰まで行ければ安泰だろう。初日は午後から回復傾向なので二王子岳まではゆっくり登り山頂小屋でしっかり休憩したのち、日没まで行動する。木曜日も日没までやればその日のうちに門内小屋を越えて下山まで行けるはず。 食料は3泊4日。最悪金曜日は停滞しても土曜日には下山できるはず。と、この計画が固まったのは新発田市に着いて車中泊する直前だった。 ☆初日 4/30 朝から小雨のち午後より晴れ、北西からの強風 3時過ぎに起きるとそれなりの雨が車を叩きテンションが下がる。それでも二王子岳登山口へ移動。うだうだしてると雨が霧雨くらいになり、小鳥のさえずりにも励まされ出発しようという気になった。5時過ぎに上下カッパで出発。二王子神社で安全祈願する。 それほど身体を濡らすことなく1時間で一王子避難小屋。中で休憩してザックの中を改めると防寒着がない!出発直前にパッキングを弄ったときに替えの靴下のスタッフバッグごと置いてきてしまったようだ。着替えはあるし、夜は暖かい予報だし、シュラフに潜っていれば死なないだろう、ということで続行する。 一王子より先はすべて残雪。ガスが立ち込め上空は風が強い気配。樹林帯を抜けたあとはトレースや道標を頼りに9時ごろ二王子山頂避難小屋へ。ここでラーメンを煮つつ休憩。するとまたアクシデント。今度は防寒テムレスの片方がない!ジャージテムレスと薄いウールインナーはあるのだが。山の神様にお前は行くな!と言われてる気がした。それでも今日が一番冷える予報のはずなので大丈夫だろうと続行。 10時ごろハードシェルを着込み二本木山へ。風は行動に支障はない程度だが、ガスで視界は10mほど。灌木とGPSを頼りに歩く。 二本木山を越えてどうやら下降点に到着。行く先はまったく真っ白の世界。周囲に針葉樹が生えてるように見えるが、まつ毛の影が映ってるだけのようだ。斜度もよくわからない。地形的に危険はないはずなので、とにかくGPSを頼りに10歩下って確認しては10歩下るを繰り返す。しばらくすると灌木が見え、ホワイトアウトの状態を脱した。 その先はほとんど雪を使って鞍部まで降りることができた。雷岳への登りはしばらく雪面だったが、ついに藪漕ぎになる。藪自体は素直に掻き分けて進める優しい藪だったが、とにかく先が見えず長い。斜面をトラバースして回避できそうにも見えるが、ガスでルーファイが効かない。滑落も怖い。愚直に藪を行くしかない。 一瞬視界が開けて全容が見えることもあったが、基本はガスの中を次から次へと出てくる藪や残雪をクリアしていく。今年は雪が多いせいか亀裂がパックリと口を開けており、そのギャップは一度降りたら登り返せない高さだった。際どいナイフリッジを行く箇所も多い。 藪なら突破できる。しかし残雪は人間の都合など考えていない。いつ行き詰まるか不安を抱きながら進む。不思議なことに藪と残雪が絶妙なバランスで絡み合い、必ず通れるようになっている。動物たちもそれを知ってるようで、巧みな足取りで導いてくれる。 枡取倉山を越えても藪。その次のピークは70度ほどの壁をゴボウで登る他なく、握力が尽きかけながらなんとか登りきった。クライミングジムにでも通って鍛えようかなどと考えていると、やっとガスが晴れて今日の目的地のヤンゲン峰が見渡せた。相変わらず残雪は物凄い割れ目で続いているが、あと僅かな距離だ。右手に見える雪陵はあまりに立派なので大日岳かと思ったが、赤津山と西ノ峰のようだった。 最後の藪を超え16時ごろに残雪豊富なヤンゲン峰へ。不思議と疲労はなく日没までに赤津山まで行けそうだったが、稲葉の平と肩を並べる憧れの地ヤンゲン峰で幕営しない手はない。南東からの風を防げる雪稜の影にテントを張る。待望の太陽に藪漕ぎで濡れた服を乾かした。今年買ったばかりのハードシェルはすでにギトギトだ。 お湯を沸かし湯たんぽをつくり、替えのない靴下と手袋を乾かす。アルファ米とスパム缶で夕食を済ますと二王子岳に夕日が沈み、空のグラデーションにシルエットを作っていた。夜は無風で安心して就寝。 ☆2日目 5/1 快晴 南東より谷から吹き上げる風 12時前に目が覚めた。その後は核心部を越えたことの安堵からか眠気もなく、門内小屋に誰かいるだろうか、誰かいたら泊まってしまおう、降りたら温泉に入ってひっぱりうどんを食べよう、などと考えてるうちに起床時間の3時半になった。コーヒーを淹れ朝食のラーメンを作り、5時にテントを畳んで出発。 今日は昨日と違い視界がある。壁のようにそそり立つ赤津山にさっそく不安になる。藪ならいいが、変に残雪が絡まっていたら突破不能になるのではないか?来た道を戻らないといけないか?右の雪渓を一旦下って西ノ峰への雪渓を登り返すか? などと考えているうちに赤津山直下になった。あれこれ考えていたことはすべて杞憂で登るべきラインが明瞭に見えてきた。残雪を繋ぎ藪を攀じると赤津山に飛び出した。雨量計はアンテナのみが頭を出している。西ノ峰方面は三本槍を貫いて夏道が伸びている。赤津山は下越飯豊のヘソというべき位置にあり蒜場山から烏帽子山、大日岳、北股岳、門内岳、頼母木山、杁差岳、二王子岳と名だたる峰々のすべてが見渡せる。夏にも是非訪れたいと思った。 景色を堪能したのち藤十郎方面へ歩を進める。これまでと打って変わって広大な雪面を歩く。谷から吹き上げる風が涼しく爽やかな気分。腹が減ってきたのでザックを降ろし行動食を食べようとするとまたアクシデント。2Lの水の入ったパックがほとんどカラだ!口が半開きだったようだ。シュラフはシュラフカバーに入れてあったが、運悪く口から水が流れ込んだらしくビショビショになっている。道理で朝に背負ったときケツが冷たかったワケだ。何が何でも今日中に下山しないといけなくなった。 残った水をボトルに入れ、この先は飲んだぶん雪を入れて溶かしながら進むことにした。「飯豊道」で読んだスタイルそのものになってきた。今度は二ッ峰を越えられるか不安になってくる。尖った二ッ峰に絡みつく残雪がいかにも不気味だ。もし越えられなかったら赤津山から加治川治水ダムへエスケープか。林道は雪ではないか?橋が落ちたり崩壊してはいないか? などと考えているうちに二ッ峰直下になった。あれこれ考えていたことはすべて杞憂で登るべきラインが明瞭に見えてきた。残雪を繋ぎ藪を攀じると二ッ峰に…飛び出さない。思いのほかきつい藪を漕いでも漕いでも偽ピークで、ついにはまだあるのかよ!とキレてしまった。 効率よく残雪を拾う熊の足跡を横目にようやっと二ッ峰へ。まだ安心できない。2年前に門内岳から二ッ峰へ偵察に来ているが、ここを降りるまでが核心部。下る岩場は新雪が薄くついていて、足を滑らせて体勢を崩してしまった。あやうく北股川にダイブするところだ。下降する着地点を覗き込むとナイフ状で、藤七の池へは深いクレバスになっている。下る斜面は70度くらいだ。 とにかく藪を掴んでクライムダウンする。登山道の名残の古い鎖やザイルは垂れているが決して使わない、はずだったが足場が一歩足りない場所で掴んでしまった。前はこんなに足場が乏しかったか?短い脚を思い切り伸ばしてなんとか残雪に着地した。クレバスは岩場の基部で渡ることができた。 藤七の池は風で出来た窪みのスケールが冬の厳しさを物語っており恐ろしい場所だった。ともかくその窪地でバーナーを取り出し水を作った。濡れたシュラフはどうしようか。この先藪もないしザックの雨蓋に挟んで乾かしながら歩くことにした。 門内岳まで藪はないはず。だったが、記憶では使えた右の雪堤が崩れており、鞍部まで笹薮を漕いだ。鞍部からは350mの登り。登っては高度を確認しても体感の半分ほどしか登っておらずうんざりする。1時間強かけてようやく門内岳へ到着。クラシックルート完登。 門内小屋へ降りるとドアが開いており先客が1名。とても経験豊富で話も面白いベテラン氏で、しばらくすると小屋開けのYさんも到着してこれはもう泊まるしかない。明日は門内沢に飛び込めばなんとでもなるだろう。 ☆3日目 5/2 晴れのち雨 南東からの爆風 夜半は暴風で小屋が軋むほどで不安になる。門内沢へはギルダ原まで回って降りることになるが、最悪小屋から直接降りるしかないか。4時に起床し朝食を済ませ、5時ベテラン氏とともに下山開始。 門内岳へは凄まじい風で這いつくばって登る。ギルダ原へ下ると風は和らぎ平和になった。景色を見る余裕ができ、見渡すと朝焼けにガスを吹き出す北股岳が綺麗だ。門内沢へはアイゼンなしで下ることが出来た。新雪に尻セードが気持ちよく決まる。せっかくなので梅花皮大滝へ空身で見に行く。ここでベテラン氏と別れた。 梅花皮大滝へは雪渓で簡単に登ることが出来た。まだデブリが落ちきってない様子。滝壺へは行かず遠目で見物して下山。 石転び沢は下ツブテ石のあたりまで割れがなく雪渓歩き。下ツブテ石は右岸を下ったあとスノーブリッジで左岸に移ったが、左岸通しで行くべきだった。スノーブリッジは間もなく崩れると思う。そのすぐ下流左岸で大規模な土砂崩れが起きており夏道は崩壊してそうだった。砂防ダムまで残雪歩きで到着した。 温身平もまったくの残雪で新緑も少し遅れているようだ。車道も出ていない。こんな雪の量は初めて。熊ほどの大きさの雪塊がぐらりと転がるのが見え、デブリは落ちきってないようだ。飯豊山荘は引水がジャブジャブ出ていた。水分補給。橋を渡ったあとのブナしずくも出ている。 倉手山までの車道は危険箇所なし。オフタガリがちゃんと繋がってるところも初めて見た。梅花皮山荘の温泉に直行して今回の山行を終えた。 「飯豊道」を穴が開くほど読んで憧れたルートを無事歩き切ることができました。これは自分の実力でなく、先達の豊富な記録や天候に恵まれてのことです。最後に送迎して頂いた新潟のK夫妻にこの場を借りてお礼申し上げるとともに、必ずやプシュッ!でお返ししたいと思います。 ※ 二王子岳までのログが消えてしまったので適当に復元しています ※パワーガス250 2缶 うち1缶消費 バーナー Primus Omni Lite Ti 予備バーナー BRS-3000T クッカー DUG HEAT1 ユニフレーム 山クッカー角型フライパン ※ アルファ米 4食、スパム缶 200g 2個、塩ラーメン1袋、ミニカップラーメン1個、カネ増製菓ミルクパン 75g 2袋、サラミ2本、バームクーヘン 3個、ワッフル2個、カステラ2個、ドライフルーツ 50g、コンデンスミルク1本 消費
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