湯泊歩道 七五岳・烏帽子岳・黒味岳・安房岳・栗生岳・宮之浦岳・永田岳 永田歩道・竹の辻
屋久島・宮之浦岳
(鹿児島)
2024.05.04(土)
2 DAYS
連休後半 屋久島に行きました。
湯泊歩道から永田歩道に繋いで縦走するハードでヘビーでマイナーなルートを。
島では交通機関があまり良くないので 車1台人2人で交差縦走しました、湯泊の林道車止めゲートに降ろしてもらい パートナーは永田に車を停めてそれぞれ出発します。永田に下山後は湯泊でパートナーをピックアップする予定。
4時過ぎにスタートですが当然ヘッデン 慎重にゆっくり進みますが それでも道間違えします、ピンクテープがしっかり付いているのでロストしたら戻る 基本です(だけど面倒で数メートルだからと強引に突破してかえって疲れる)
途中から林道ショートカットして歩道入口まで2時間くらい 休暇してると足元にヒルが! 昼下がりのジョニーをタップリ付けてそれ以降はヒルは全く見ませんでした。
七五岳直登ルートを行くと「これぞ屋久島」と言うような景色!最高です! 急登を喘いで頂上付近のルートに合流 ザックをデポして頂上へ、ガス強風… 烏帽子岳方面へ進み烏帽子岳分岐にザックをまたデポ ちなみにこの分岐あたりはとても良いテン場です で 烏帽子岳頂上 ガス強風…
気を取り直して歩道を行きます が 細かい雨がずっと降っています靴も浸水して これが後々ダメージに。
歩道は山腹をトラバースする様にアップダウンはありますがそんなに高度は上がりません、沢を横切るのに谷の中に入ったり細かい尾根を巻いたり 滝に打たれて進んだりワレノ岩屋まで1時間半は平地のない区間でした。
それ以降は小さなピークの間を縫うように平地の多い区間でテン場適地が多くありました、ただはっきり特徴のある地形が少ない どこも似たような感じなので地図上で現在位置を把握し難いです、トウフ岩で有名な高盤岳への登り口も気が付かず歩道終点まで来てしまいました どうせガス強風雨ですから…
高盤岳手前でテン泊予定でしたが雨ですから もうひと頑張りで石塚小屋まで行ってしまいます。
小屋は快適、先客は3名 断りを入れてラジオを付けますが天気予報は中々聞けません、ゆっくりたっぷり食べて日没頃には就寝です。
2日目 周りが起きだしたのでまだ早いと思いつつ起床 朝食をとり明るくなり始めたので5時過ぎスタート。
まずは黒味岳へ、分岐にザックをデポして身軽に歩きます ツツジ・シャクナゲがきれいですがガス...朝霧だと思いたい 予報では快晴なのですが頂上も展望はほぼなし、宮之浦岳がわずかに見えました、高盤岳はガスの中。
宮之浦岳までの中間あたり そろそろではと思っていると永田から上がってきたパートナーとスライド 情報交換してお互いの健闘を祈って分かれます。
花之江河から永田岳まではメジャールート この間で20人くらいに会いましたが 宮之浦岳頂上で熊本のKさんペアにばったり遭遇! こんな所で出会うとは! お互いに写真を撮って Kさんは淀川登山口に 私は永田岳に向かいます。
永田岳へ向かうにつれガスも取れ快適なトレイルが目の前に広がり最高です 永田岳の岩場をよじ登ると壮大な展望 永田いなか浜まではっきり見えます しばらく展望を楽しみ鹿の沢小屋に下っていきます、小屋には10時半くらいに到着 水を汲み昼食休憩。
本来はここに泊まり翌日下山なのですが あんまり早いし翌日は雨予報、永田歩道の渡渉の様子が気になります、渡渉点を過ぎた先に姥ヶ岩屋があり快適なテン場らしい、ではそこまで歩きましょう。とはいってもコースタイムで2時間ほど 1時半には姥ヶ岩屋 情報通り素晴らしい岩屋・テン場なのですが残りのコースタイムも4時間くらい、十分明るいうちに降りれる。
というわけで 5時過ぎには下山してしまいました。それでも濡れた靴でかなり激しい下り 靴擦れ直前 かなりひどい状態でした。
下山後は車を回収 温泉! 買い出しして適当なところで車中泊(予定では翌日下山だったから) 翌日は時間が余っているのでコインランドリーで洗濯 のんびりゆっくり荷物を片付けてパートナーの下山を待ちます。お昼少しすぎにパートナー湯泊温泉に下山 SEA TO SUMMIT TO SEA ? を完成させました!!
その後は予定通り旅人の多いドミトリー泊 (素敵な場所で色々な方とおしゃべりできて楽しかった)軽く観光してフェリーで帰ってきました。
久しぶりにハードなハイクになりましたが 良い山でした!