悶絶 @ 上河内岳・茶臼岳
聖岳・大沢岳・光岳
(長野, 静岡, 山梨)
2026年05月30日(土)〜31日(日)
2日間
自己への戒めのために残した記録、しかも長文につき積極的スルーを!
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まず、「悶絶」の概要を記す。本来の意味の「悶絶=悶え苦しみ『気絶』する」ではないが、ほぼ同義の悶絶を山中で経験した。「絶景に悶絶!」とかの比喩的表現でもない。事前の体調管理と山行中の休憩&補給は大事だと今更ながら再認識!
茶臼小屋まで残り約200m(標高差)の「樺の段」で最後の休憩を取ろうと腰を下ろした瞬間、足の裏・向こう脛・ふくらはぎ・膝の裏・太もも=左脚全体が「ピキ〜ン!」と攣って激痛が走り、脚が棒のように固まって曲げることができない。多分、山小屋まで轟くほどの悲鳴を上げていた。なんとかしようと、つま先を手前に引っ張ろうとした左手も攣って激痛が走る。「ヤバい、午後3時山小屋到着の遅出計画なのに……どうすんの?」「だから登山は早立ち早着きが原則なんだよ!」
確かに久しぶりのテン泊装備で脚に負担がかかったのは分かるけど、これは明らかに水分とミネラルの不足だ(後悔)!そういえば、ポカリの水割りにチョコレートしか食ってなかったな。(やっぱポカリは原液飲まなきゃダメなんか?塩分足りなかったか?)
左脚と左手は攣ったまま、右手でザックを開けて、ザックの隙間を埋めるために入れてきたドリトスを口に押し込み、2日目用のポカリスエット(水で割ってない)で流し込む。そうこうしてると右脚も「ピキ〜ン!」となって再度悶絶。
「ダメだ、全く動けない。立つことすらできない。このままではとても小屋まで登れないぞ、早くしないと日が暮れるぞ!どうするユージ?」
「幸いここ『樺の段』にはテントが張れそうなスペースがあるじゃないか!登山道上だけどビバークするか!?」
「待て!ビバークするからには、寝るだけでなく、十分な水分と栄養も必要だぞ!」
「ダメだ!ここではビバークできない!水が足りない!」「とりあえず動かずにここで食えるもの喰って飲めるもの飲んで、登るか下るか考えろ!」
汗が冷えてきたので、上下1枚追加。上は簡単に着られたけど、下はなかなか脚が通らない。靴を脱いだらまたまたこむら返りだ......
茶臼小屋までは標高差約200mの登り。横窪沢小屋までは標高差約500mの下り。横窪沢小屋は冬季小屋が開放され、水もジャブジャブ出ているのは登りながら確認済み。一方で茶臼小屋は距離は近いが標高は高くなり、夕暮れにテントを張らなければならない。下りの脚は使ってないから今の身体の状況を見れば下って横窪沢小屋泊一択だな!ヨシっ!今回の山行は諦めて下ろう!
樺の段での約1時間の悶絶休憩を経て、なんとか脚が動くようになったので横窪沢小屋に向かって下り始めて僅か数分(多分1、2分)、両脚が「ピキ〜ン!」と再度攣って登山道上にヘタレ込む。ユージの悲痛な叫び声に、どこにいたのか鹿の親子が「キュンキュン」と警戒ボイスを発しながら逃げて行く。
「ダメだ!登ることも下ることもできない。」「仕方ない、樺の段でビバークしよう!」「飲まず食わずでもとりあえず寝ればなんとかなるだろ!」
ビバークをほぼ確定して樺の段まで登り返すと、「あれっ?脚に違和感残るけどなんか登れてるよね!?」「ドリトスとポカリの塩分と水分が体中に行き渡ったのか?」「どーする、ユージ?」
「よし、脚の状態に留意しつつ、ビバークできそうな場所をチェックしながらゆっくり登って、行ければ行く、ダメならビバーク!」ってな感じで登り始めたら、なんとか茶臼小屋にたどり着けた(午後3時到着予定が午後4時半に)。
......山小屋に辿り着いたはいいが、テント張るのも一苦労。脚を屈伸させるとすぐに脚が攣りそうになるから上体だけ屈んで作業するけど、これだと疲れてすぐに息があがる。ようやくテントを張ったはいいけど全く食欲がない。ハンガーノックだ。しかたないので食えるものだけ食ってとにかく寝て回復を図るのみだ。
幸いテント内は快適で寒くもなく熟睡できた。午前2時に起きた時には食欲も戻り、脚に後遺症はあるけど十分回復した。2日目は小股歩きと頻繁な休憩&補給に徹しよう!
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約2年ぶりのテント泊を計画。
どこに行くかは2択。
①茶臼小屋に張って上河内岳&茶臼岳(本件)
②早川御根小屋に張ってアサヨ峰(2年半前にやってる)
①は3年前に似たような計画を立てたけど諸事情でやらなかった。茶臼小屋のテント場はシーズンになると予約制になるだろうから、やるなら今か......でも、登山口までが地獄の遠さ
②は登山口まで近いけど、小屋までが遠い
久しぶりのテント泊だし、歩行距離の短い①にするかっ!
本当は早朝に登山開始できるように2時頃には自宅を出たかったけど、前夜に酒席があったのでデトックス時間を計算して午前6時発に。(今考えれば前夜の酒も良くなかったか。)
必然的に登山開始は午前10時ということになるが、ゆっくり登っても午後3時に小屋に着けるので、1日目はテント場までの移動日と考えて、2日目に稜線歩行を満喫しょう!の計画がこれ。
山の様子は写真で