07:15
25.2 km
2018 m
閉塞成冬(玄倉~棚沢盆沢間ノ尾根~大倉)
塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳 (神奈川, 山梨)
2025.12.06(土) 日帰り
春夏秋冬の四季を6等分し立春から大寒の24に分けた暦が二十四節気ですが、二十四節気をさらに3つに分け、1年を72等分にしたものが七十二候です。 12月7日~11日頃は、七十二候の「閉塞成冬」 。 「そらさむくふゆとなる」と読みます。 七十二候は1年のうちわずか5日ほど。 あっという間に過ぎてしまうけれど、漢字で読んでも、声に出してもシンプルで分かりやすく、四季がないといわれる現代でも、山ではそんな僅かな季節の変化が感じられて愛おしいもの。 太平洋側の冬の天気といえば、ひたすらに澄んだ青空の冬晴れで、「閉塞成冬」という文字から伝わってくる閉塞感のある曇天は、どちらかというと日本海側の冬空を思わせます。 それでもこの土曜の丹沢は、ちょうど稜線を歩いていた時間帯、蓋をするように大きな雲が空にかかり、手袋をしていても冷たい風はこの冬はじめてで、「そらさむくふゆとなる」を感じさせました。 ■棚沢盆沢間ノ尾根 たぶん尾根名よりも弁当沢ノ頭のルートといった方がわかりやすい。熊木沢出合から弁当沢ノ頭を経て棚沢ノ頭(蛭ヶ岳と丹沢山の中間点)へ繋がるバリエーション。 ピンテは取りつきを除き全くなく、所々けもの道や踏み跡に惑わされそうになるけれど尾根を直登と思っていれば大丈夫。 上部になるほどに強烈な棘を携えた植物による攻撃は不可避となるので、半袖短パンはおすすめしない。