聖岳ー雷雨とヒルと巨石と
聖岳・大沢岳・光岳
(長野, 静岡, 山梨)
2026年07月26日(日)〜28日(火)
3日間
昨年間ノ岳でご一緒した方と二泊三日でゆったり聖岳に登ってきました。芝沢ゲートに午前11時半に集合。ゲートから離れたところに止まっている車もたくさんありましたが、ちょうど下山のタイミングらしくゲート側に止まれました。その分、ゲートまでの悪道で何台もすれ違いに合い、ひと苦労しましたが…。
初日は聖光小屋までの6.4㌔。とても気持ちよく歩けました。この時は帰路が地獄になるのをつゆ知らず。1時半には到着。まだ受付時間前ということで30分くらい待ちました。先に料金(一泊2食1万2千円)払い、個室に案内されました。この日は14人の予約で5人が1室(マットレスは4枚)。外に小屋の大きなテントがあり、そちらで寝てもいいよとのこと。
さっそくシャワーを浴び(シャンプーとボディーソープあり、タオル1枚使用可、ドライヤーもあり)、スッキリしました。特製しそドリンク(1杯700円)も美味。夕飯は17時から。この日は鹿肉の料理、ご飯はおかわりOK。ご主人の聖岳解説を聴きながら美味しく頂きました。南信濃のかぐらの湯の割引券頂きました。部屋はアブが多いのが気になりましたが、何とか対応して夜にはいなくなりました。マットレスが柔らかすぎず硬すぎず、山小屋泊では珍しくよく寝れました。
2日目は4時半起き5時朝食。軽食を頂き、5時半に出発。ゴンドラまでの道のりは歩きやすく、ところどころ崩壊した登山道の迂回路が作られていて、ありがたかったです。ゴンドラから先はひたすら急登。どこまで続くのかと思うほどで、南アルプスの山の深さを改めて思い知らされました。稜線に着くと、聖平小屋はもう少し。一気に駆け下りるとスタッフの若者が整備作業しているので話を聞くと、高山植物へのシカの食害に苦労しているとのこと。ほんの小さな植物にも囲いがされていて感心しました。
小屋に到着。一泊食事なし1万円。この日は混んでるため、別館の冬季小屋に案内されました。大きな2段ベッドで上下とも3人ずつ寝られます。昨日に比べたらゆったり過ごせました。16時から自家発電が入るそうで、それまでは暗がりで休みました。トイレは小屋から30㍍ほど離れたところにあり、何個も個室があり気持ちよく使えました。夕ご飯用にお湯を水筒に入れて持ってきましたが、200円で頂けるそう。常識の範囲内で使ってくださいとのこと。20時消灯。この日もゆったり休めました。
3日目は4時起き、朝飯作り、5時出発。途中の分岐にサックをデポして登りました。暑くない曇り空で、スイスイ進めました。時おり強風で雲が除けて富士山が見えました。美しい。とはいえ山頂はガス模様。写真家の方が早朝からシャッターチャンスを狙っていたそうですが、この日は厳しかったようです。奥聖岳まで往復して下山しました。
分岐までは良かったのですが、そこからは大変でした。しばらくすると雨が降り出し、遠くからゴロゴロと鳴る音が。雨は強まり、雷の音も強まる。稜線ではなく樹林帯なのが救いでした。雨は一時止むも強まるばかり、必死の思いで聖光小屋にたどり着き、しばし雨宿り。止む気配はなく、本降りの中、2時間弱歩きました。雷音も近づいたり遠のいたり、怖かったですね。
何とか18時過ぎにゲート到着。BOXにチップの料金(3日まで1000円)を入れて、車内で着替えると出てきました…。靴下や靴の中からヒルが。私はさほどでなかったですが、連れはたくさん着いていたそうです。足を見ると1箇所だけ血が固まった場所がありました。痛みはなかったです。やっぱり雨の日は出るんですね。
血がダラダラだと温泉行けないけど、出血はしてないので割引券をもらったかぐらの湯へ。芝沢ゲートからしばらくすると、対向車が立ち往生。目の前に大きな岩が転がっていて、2人で力を合わせて転がしました。この場合、持つより転がすが良さそうです。温泉に入り、ようやく生き返りました。いろいろあったけど、学びも多くて良い山行になりました。
百名山63座目です