10:15
19.3 km
1795 m
2025/11/29 熊倉山・前飛竜・飛龍山(大洞山)・丹波天平
雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 (東京, 埼玉, 山梨)
2025.11.29(土) 日帰り
以前登ったことのある山。 後山林道終点から30分も歩けば、三条の湯まで行くことができたのは遠い昔の記憶。 前の印象が薄れているこの山に、違うルートで登りに行ってみようか。 道の駅たばやまへ着いたのは、朝4時45分だった。 朝ごはんを取って静かな駐車場を出る。 車道を歩いて林道へ入り、サオラ峠入口のゲートを開けて登山道へ。 暗闇で植物を手で払ったら、グローブにトゲトゲがたくさん付いた。 針状のトゲをつまんで取りつつ進む。 山の斜面を九十九折に歩くが、堆積した落ち葉のカサが凄い。 落ち葉ラッセルの道は、細く崩れている箇所もあり気が抜けない。 まばらに生えている木々の斜面を滑り落ちたら、かなり危険そうだ。 サオラ峠へ着いた。 なだらかな斜面にホッとする。 飛龍山に向けて歩き出す。 相変わらず積もる落ち葉の層は厚い。 熊倉山までは歩きやすい道だ。 山頂を過ぎて岩場やザレた道が出てくる。 大きな岩場に出た。 岩の上からの眺望が良い。 今まで木々に覆われていただけに、スッキリした気分になる。 良い眺望に足を止めたくなるが、先へと進もう。 前飛竜はすぐそこだ。 着いた前飛竜を早々に通過し、その先へ。 苔と雪の色合いがキレイなので、写真を撮る。 気がつけば、インナーグローブが無い。 探しても見つからず、前飛竜か展望台の岩場で落としたのか。 帰り道に探すとして飛龍山へと行こう。 シャクナゲの藪があり、秩父山系らしい道。 初めてすれ違いの人と出会う。 軽くアップダウンし飛龍山へ着く。 ここで休憩しようと計画していたが、眺望なく先の展望台で休むことにしよう。 帰りは飛竜権現まで巻き道を下る。 前飛竜へ戻ると、木の枝にインナーグローブが付けてあった。 先ほどすれ違った方が拾ってくれたようだ。 ありがたく回収する。 展望台の岩場へ着き、昼ごはんにする。 大きな岩に腰を下ろす。 暖かく見晴らしの良い場所は、休憩するのにピッタリだ。 まったりと時を過ごしたら、下山を開始する。 サオラ峠まで戻り、丹波天平方面へ。 踏み跡を辿り、丹波天平の分岐までは歩きやすい道のり。 九十九折の落ち葉の斜面に差し掛かる。 急に先行したツレが、斜面を直下で走るように下りていく。 付いて行ったら、本来の道より下り過ぎた。 仕方なくV字で斜面を登る。 登り返しの斜面は滑って転げ落ちそうで、気分がダダ下がる。 たまに起こす間違いに気をつけなければと、心に誓う。 落ち葉の道はところどころ狭く、慎重に下っていく。 小学校裏へ着いてゲートを開ければ、道の駅も近い。 遠い記憶の山。 山には危険も面白味も潜んでいる。