09:11
12.8 km
1442 m
明星ヶ岳➡️八経ヶ岳➡️トップリ尾根
八経ヶ岳 (奈良)
2025.11.23(日) 日帰り
日頃お世話になっている「ひろのしんのすけ」さんに大峰トップリ尾根へ連れていっていただきました。 トップリ尾、以前からぜひ訪れてみたかったのですが、少なくとも僕の持っている「山と高原地図」では点線途中消失になっており、二の足を踏んでいました。 登山口は湯の又というのですが、大阪方面から行くと、国道168号線を南下、五條市役所大塔支所交差点を左折、いずれ合流する篠原林道線へ向かい、その後もひたすら進みますが、後半は「自家用車に走られることを拒否する道路」的な悪路に引き込まれて行きます。「ひろの」さんのお車に同乗させていただいてこれも返す言葉もないのでありますが、くれぐれも登山口到達までに精神的ダメージを受けぬよう、腹くくっておかれることをあらかじめ申し上げておきます。 トレッキングは林道の「り」の字もなくいきなり重量級の急登から始まりますが、まあ、多少大袈裟になりますが、明星ヶ岳までほぼ急直登です。中尾根道というのですが、結構タフで「知る人ぞ知る」みたいです。この勾配と距離、なきにしもあらずと思うのですが、踏み跡もようわからん、登山道もところどころ消失し、ちょっとしたバリエーションコースとなっており、こうなると僕では一歩一歩がかなりキツく、ヘロヘロモード突入は必至で、一度、マジで駄々をこねました。 本日はド快晴、明星ヶ岳頂上からの眺望は申し分なし、こうなると八経ヶ岳まで足を伸ばさなあきません、サクッと八経ヶ岳まで登って、これまた明星ヶ岳に輪をかけての絶品もんでした。 後半戦は本日のメインイベント、トップリ尾根、下って行く方向からみて高崎横手手前に、標識あるんですが先日まであったように記憶している「トップリ尾→」的な標識のみなくなっているような気がします...、理由は不明ですが、分岐点ご注意です。 さて、トップリ尾途中のトップリ平からの眺望は本日の雲一つない快晴も手伝ってもう、筆舌に尽くしがたい素晴らしさです!突き抜けるような開放感を伴う八経ヶ岳からの絶景とはまた異なって、なんというんでしょうか、価値ある額縁に納められた静謐な印象画のような「品」が感じられます、とかなんとか、僕は絵画の素養は全く欠落してるし、深田久弥先生のような教養も皆無です、自分でも何言ってんだかよくわかりません。 トップリ平でゴロンと寝そべって、眺望を満喫、下山時刻さえ気にしなければ、確実に1時間は惰眠をむさぼることができていたであろう。 本日のトレッキング100点満点を確信し、登山口へ下降開始、んが、考えてみればトーゼンのことなんだが、ほぼ最後まで急直降下(ちょっと言い過ぎか)、最近下山が(も)しんどいんだが、不覚にも再度駄々をこねてしまいました。 本日も「ひろのしんのすけ」さん、どうもありがとうございました。 本日のコース、五條市が「明星ヶ岳登山道を整備しました」とのキャプション付きでWEB上に公開しています。行政の方々のご苦労には頭が下がります。YAMAPでも実線ルートだが、一般登山コースとするにはちょっと無理があると思う。看板はきちんとあるし、実はそこそこマーキングもあるんだが、いかんせんルートが不明瞭な箇所が決して少なくない。大峰を愛する人に、トップリ平をぜひ堪能していただきたいのだが、少なくとも「趣味で山歩きしています」程度の経験値は必要だと思う(僕が言えた義理ではないが)し、上級者や経験者の同行が望ましいです。初級者のいきなりソロは、ちとリスキーかと...。