12:35
25.0 km
2357 m
三伏山・本谷山・塩見岳・塩見岳(東峰)
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 (長野, 山梨)
2026年07月26日(日) 日帰り
2026.7.27 百名山 23/100座 塩見岳(3,052m) 長野県と静岡県にまたがる南アルプスのほぼ中央に位置する塩見岳へ行ってきた。深い山域にある南アルプスの百名山のなかでは、日帰り登山できる山のひとつ。天候と家族の予定がうまく合えば日帰りピストンで登ろうと以前から狙っていた。 21時に自宅を出発し、23時30分に鳥倉第一駐車場へ到着。2時間半ほど仮眠をとり、3時40分にスタート。空を見上げると満天の星空。ヘッドライトの明かりを頼りに活動開始。 ■行き • 鳥倉登山口まで:2.7km、33分 (落石が多い舗装路) • 三伏小屋まで:約4km、約2時間 (整備され歩きやすい登山道) • 塩見小屋まで:約5.5km、約2時間30分 (樹林帯のアップダウン) • 塩見岳山頂まで:1.7km、約1時間 (急峻な岩稜帯) 三伏小屋までは、ところどころ気を遣う場所こそあるものの、よく整備された歩きやすい登山道。清掃が行き届いた三伏小屋のトイレ(300円)を利用してひと休みしたあと、塩見小屋までは樹林帯のアップダウンを繰り返し、最後にぐっと高度を上げていく。塩見小屋から先は岩場が増え、登り応えのあるルートに変わる。岩稜帯に入ると途端にペースが落ちる。筋力が足りず体を持ち上げるのに苦労し、足の置き場にも迷う。毎回ここが私の伸びしろのひとつだと実感するが何も対策できていない。山頂に立つと、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳など、南アルプスを代表する名峰が一望できた。長く続く稜線が描く景色は、南アルプスならではの美しさ。 ■帰り • 塩見小屋まで:1.7km、50分 • 三伏小屋まで:約5.5km、約2時間 • 鳥倉登山口まで:約4km、約1時間30分 • 駐車場まで:ロード2.7km、24分 下山中、塩見小屋あたりからガスが湧き始め、三伏峠手前では黒い雲が流れ込んできた。最後の5-6kmは雨に降られ、頭上では雷鳴がゴロゴロと響き続けた。小雨になったかと思えば大粒の雨に変わり、山の空は幾度と表情を変えた。濡れた登山道で滑らないよう集中力を高めながら歩く感覚や、雨音と雷鳴に包まれる時間は、不穏であり非日常そのもの。登山をしていなければ、こんな冒険のような状況を味わう機会はなかなかない。共感してもらいにくいかもしれないが、この危険とも言えない範囲の緊張感が妙に楽しく、気分は高揚し、足取りはむしろ軽くなっていた。 累積標高も大きく行動時間も長いため、水分は2Lを持参。そのほか、おにぎりやカロリーメイトなどの補給食も準備した。帰り道に曇りから雨になったおかげで気温が上がらず、結果的に飲み物も補給食も半分ほどしか消費しなかった。そして今回も無事下山し事故なく帰着できたことが何より。 百名山はこれで23座目。まだ道のりは長い。山の本や地図や玄人たちの投稿を斜め読みしながら知見を増やしつつ、一座ずつ積み重ねていく過程そのものを楽しみたいと思う。