04:03
10.2 km
1080 m
荒船山(経塚山)
荒船山・物語山・大屋山 (群馬, 長野)
2026年05月30日(土) 日帰り
定例となっている、ラグビー仲間との登山。 今回の目的地は、数年前からずっと心に引っかかっていた「荒船山」だ。 かつて家族旅行の帰り道、車の窓からその姿を見つけたとき、助手席の子供と「エアーズロックみたいな山がある!」と大騒ぎしたことを思い出す。 ずっと群馬の山だと思い込んでいたが、調べてみれば長野の佐久と、群馬の下仁田の県境に腰を据える山なのだった。 登り始めは、なかなかに骨が折れる急登が続く。しかし、そこをグッと堪えて突き抜ければ、世界は一変する。外観の通り、嘘みたいに真っ平らな山頂が広がっているのだ。 歩いていると、まるで巨大な船の甲板に立っているような錯覚に陥る。 艫岩(ともいわ)の突き出しから覗く景色は、文句なしに壮観だった。今年、噴火警戒レベルが下がって前掛山まで登れるようになった浅間山が堂々と佇み、その向こうには北アルプスから中央アルプスまでが、遥か遠くで光っている。実にいい山だった。 だが、大人の登山はここで終わらない。 下山後は妙義山の麓にある温泉へ飛び込み、汗と一緒に日常の澱を洗い流す。 そのまま車を走らせて、向かうは東京・江古田。 これまた別のラグビー仲間が営むジンギスカン屋の暖簾をくぐり、肉の焼ける香ばしい煙に包まれる。 冷え切ったビールとホッピーで、ジューシーなラム肉を胃袋へ一気に流し込む瞬間――これ以上の贅沢が他にあるだろうか。 登って、降りて、温泉に浸かり、浴びるように呑んで帰るまでが登山。 どうも、お疲れ山でした。