《アプローチ》 車=25分(金沢-見上峠) 《登山コース》 7:53見上峠-8:19医王の里-9:06西尾平-9:41前山-10:30/10:40白兀山-11:03蛇尾山-11:20/12:28夕霧峠(食事)-13:38/14:03西尾平-14:49見上峠 (グレートトラバース風に) その日、random walkerは次男と医王山の見上峠にいた。次男は先日、雪山に登りたいといってワカンとトレッキングポールを購入したばかり。この日が初雪山である。小さい頃からどこでも見境なく歩き回り、すぐに迷子になる子だった。random walkerの呼称は本来、彼にこそ相応しい。果たして彼は無事、雪山デビューできるだろうか。 登山開始から30分、医王の里の少し上で二人はワカンを装着した。次男はワカンの威力をすぐに実感した様子。西尾平で林道から山道に入る。トレースは少なく、二人は重い雪質に手こずりながら進んで行く。 前山(標高724m)を経由し、しがらくびに到達すると、再びしっかりしたトレースが現れた。ここから白兀山までは急登が続く。ところが、次男は足のつけ根に異常を訴え、random walkerから大きく遅れ始めた。日頃の運動不足がたたり、ワカンと雪の重さに足が悲鳴を上げたようだ。 午前10時30分、白兀山(同896m)に到着。次男は痛みで顔を歪めているが、少し休憩すれば大丈夫と気丈に振る舞った。二人は先へと進み、次男はrandom walkerに遅れながらも蛇尾山(同920m)を経由し、何とか夕霧峠の白兀平ヒュッテにたどり着いた。 ベンチに腰かけ、笑顔を取り戻した次男。二人はメスティンでタコ飯を炊き、フライパンでとり野菜みそ鍋を作り始めた。ここでrandom walkerは残念なミスを犯す。いつもどおり炊飯にポケットストーブを使用したのだ。ヒュッテの中とはいえ雪山では火力が弱く、コメに芯が残ってしまった。失敗は成功のもと。random walkerは二度と同じ失敗を繰り返さないと心に誓った。 下山は林道をたどる。積雪は深いし、ところどころ小規模な雪崩が起きた形跡があり、気を抜けない。西尾平で休憩していると、イーサンが下山してきた。医王山ではイーサンとの遭遇率が高い。ここに棲んでいるのではないか?と思うほど(笑。 ゆっくり足を休めたのとワカンを外したのとで、次男が息を吹き返した。表情に生気がよみがえり、それ以降は遅れることもなく、しっかりとした足取りで見上峠に帰還した。次男の雪山デビューに、random walkerは内心大喜びしていた。どうやら心強い相棒を得て、山行への意欲が一段と高まったようである。前人未踏の挑戦は続く。
見上峠。先客は5台ほど。
出発。
除雪車は入ってない模様。予算が尽きたか。
しばらくはツボ足で。
次男撮影。
次第に青空が広がる。
医王の里。菅池も真っ白。
ここでワカン装着。
お尻が濡れるぞ。
カーブミラーがあると撮りたくなる💦
急斜面。
白兀山が見えた。
奥医王山も。
次男の足取りは軽い。
西尾平に到着。
西尾平休憩所。
ここから左の山道へ。
金沢方面の眺望。
重い雪質に手こずる。
ウサギの足跡。
箱屋谷山。
人、スキー、ウサギ。
前山の山頂標識。
しがらくびで一服。
次男撮影。
足のつけ根を痛めた次男。遅れ始めた。
足が痛そうだ。
キゴ山、戸室山。
天国へのトレース。
権現山。ここを通れるのは冬季だけ。
白兀山までもう少し。
奥医王山。左手前が小兀。
白兀山山頂直下。
次男、頑張れ。
白兀山山頂にいた親子。
白兀山山頂に到達。
方位盤。
蛇尾山方面へ。
白兀山を振り返る。
雪庇。
左手に砺波平野。
崩落の恐れがある雪庇を左から巻く。
必死。
蛇尾山。
さらに先へ。
イオックス・アローザスキー場。
白兀平ヒュッテが見えてきた。
ようやく笑顔😊
とり野菜みそ鍋とタコ飯。
とり野菜みそ鍋。
タコ飯。ポケットストーブの火力が弱く、芯が残った。
白兀平ヒュッテを出発。
奥医王山への浄土坂。
砺波平野とイオックス・アローザスキー場。
相変わらず足取りがおぼつかない。
奥医王山。
キゴ山、戸室山。
雪まくり。
きれいな渦巻きになっている!😳
快適な雪上散歩。
白兀山。
犀奥の山々も顔を出した。
しがらくび。
トレースが太くなった。
西尾平休憩所。
あー、疲れた😞
ゆっくり足を休める。
イーサンと遭遇。見上峠までご一緒した。
イーサンと見上峠に帰還。