ゆるりとお茶しに 御前山

2021.01.03(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 3
休憩時間
19
距離
7.4 km
のぼり / くだり
864 / 870 m
1 35
3
1 5

活動詳細

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憧れて心に想う山の話 令和三年一月、新たな年を迎え今年一年の夢を見る。まだお屠蘇気分の三が日、ブラインド越しの空を見上げてこれからの時を思い浮かべてみるのだが、ふと浮かぶ遥か昔を思いだし心に残る山との関わりを知る。 子供の頃、いつも見ていた景色があった。小学校へ向かう通学路の途中に、緑のペンキが塗られた長い鉄の橋がある。冬の日の朝、橋半ばに差し掛かるといつも足を止め手かざしてずっと遠くを眺めていたようだ。大人なら腰の高さの欄干(らんかん)に両肘を乗せて頬杖を付き、もたれかかり見る遠くの山並みが通学時の楽しみとなり見るたび心ときめいて、いつかはの憧れとなって夢を思い描いていたようだ。 目線の先、遥かに浮かぶ青い山脈。 北海道日高、春夏の季節が走り抜けるほどに激しく、瞬く間の色香を撒き散らしながら長い冬へと誘う(いざなう)、そんなところが私の生まれ育った懐かしの故郷(ふるさと)だ。 この島唯一の山脈が清流の源深くに走り、冬の時期だけ青白く輝くように浮かび上がって不思議さを増す。子供の目に映る山は神秘の聖域となり、焦がれても容易に届かぬ憧れの山となっていたのである。通学の日々を迎えながらも何度となく目に映る青き山脈を、目で追い記憶の中に包み込む。やがて奥底へと深く沈んでいき幾年月が過ぎ去るが、時を経て今も尚そのままに焦がれた景色と山への思い、いつかの出会いを待ち望んでいる。 憧れた心の中の山、私にもひとつだけど有るのです。 歩くたびに思い出す記憶に残る心の山、夢を描いて辿る山、そんな山へと導かれ今年一年の始まりにと選んだ今日の山 御前山である。 朝起きてベランダ越しに空を見る。年明けての毎日が珍しく変わらず晴れ渡り空を見上げては遠くに見える富士を眺めていたが、ウズウズと良からぬ虫が騒ぎ立て午後から用事があるがサクッと行ければ問題無いかと出掛けて来たのがこの山なのだ。 登山の始まりは、東京都奥多摩町にある都民の森「栃寄森の家」手前の観光客専用駐車場から足を進めていく。舗装され坂道が続くつづら折れの林道を20分程歩き、杉木立に囲まれた道の右手に登山口となる道標があり、これから登る尾根まで続いて行くのである。しかも結構急な道がいきなり現れ考える間も無く試練を与えてくれるのだ。このコースは、一昨年春のアクシデントで萎縮した右足ふくらはぎのリハビリにと選んだ地獄の場所のひとつだが、歩く度に辛い痛みに何度と泣きながら登った心に残る曰く付きの場所なのだ。 息を弾ませ登り続ける急登も今では登山口から30分程で東屋に着き、陽が射せば温かな陽だまりでお茶などするのがいつもの楽しみだが今日は未練を残してその先へと足を進めて行く。足早に登る杣道は、しっかり高度を上げながら水の枯れた沢沿いを登り御前山に続く尾根へと向かって行くのだが、やがて現れる微かに溢れる湧水の源からの急登を登り切れば目指していた稜線の分岐に着くのだ。ここまでのコース、春ならカタクリが咲く癒しの道で、この稜線から御前山山頂までも保護され群落となり楽しみな所だが、まだ寒い今からは霧氷が見られる隠れた穴場でそれ見たさに何度となく通い続けているのです。分岐からは温かな日差しを浴びながらあと少しの山頂へ高度を上げて行くが、目的は山頂手前のベンチでお茶する事で、ここから見る富士山を楽しみにと登りに来たのである。 日差しを浴びながらも吹く風が冷たく感じる稜線から、眺め見る今年初めての富士山は、いつもと変わらず佇み静かに迎えてくれるのだ。フゥーとため息をつき見惚れる至福の時をとお茶して過ごす一年の始まりに、何をか思い暫く過ごしてその先の頂きを越えて下山への道を辿る。晴れの日の正月にコロナ禍の今、感謝する一年の始まりもこれからの登山に馳せ、そして憂う。 今日もご無事で有り難う。 本年のこれからに、宜しくお願い致します。m(_ _)m

大岳山・御岳山・御前山 観光客専用駐車場からスタート。工事車両が出入りするので注意!期限分かりません!
観光客専用駐車場からスタート。工事車両が出入りするので注意!期限分かりません!
大岳山・御岳山・御前山 栃寄森の家、宿泊可能です!安価でお得です。イベントもあります。
栃寄森の家、宿泊可能です!安価でお得です。イベントもあります。
大岳山・御岳山・御前山 林道のゲート?チェーンですがゲートです。一跨ぎで😁
林道のゲート?チェーンですがゲートです。一跨ぎで😁
大岳山・御岳山・御前山 杉に囲まれた右斜面に登山口の道標がある。
一般には直進するが、私はここから尾根へと登ります。
杉に囲まれた右斜面に登山口の道標がある。 一般には直進するが、私はここから尾根へと登ります。
大岳山・御岳山・御前山 いきなりの急登ですね!
いきなりの急登ですね!
大岳山・御岳山・御前山 頭上から足元を写すと眼下に林道が見えるくらいの斜面です。
頭上から足元を写すと眼下に林道が見えるくらいの斜面です。
大岳山・御岳山・御前山 日が差してきたが、こちらはまだまだで、めちゃくちゃ寒い!気温マイナス4度です。
日が差してきたが、こちらはまだまだで、めちゃくちゃ寒い!気温マイナス4度です。
大岳山・御岳山・御前山 ずっと上を見ながら登るが、まだ先があり結構辛い。
ずっと上を見ながら登るが、まだ先があり結構辛い。
大岳山・御岳山・御前山 急登を一旦登り切り東屋へ向かう道
急登を一旦登り切り東屋へ向かう道
大岳山・御岳山・御前山 東屋の前にあるお地蔵さん!
東屋の前にあるお地蔵さん!
大岳山・御岳山・御前山 いつもなら、ここでのんびりお茶するんだが・・・
いつもなら、ここでのんびりお茶するんだが・・・
大岳山・御岳山・御前山 日が当らぬ寒い森
日が当らぬ寒い森
大岳山・御岳山・御前山 メグスリノキの広場手前の作業小屋分岐
メグスリノキの広場手前の作業小屋分岐
大岳山・御岳山・御前山 メグスリノキの広場
メグスリノキの広場
大岳山・御岳山・御前山 沢沿いに淡々と
沢沿いに淡々と
大岳山・御岳山・御前山 登山道は沢床へ降りて進むが、雨の日には水が流れるので注意が必要です。
登山道は沢床へ降りて進むが、雨の日には水が流れるので注意が必要です。
大岳山・御岳山・御前山 凍てつく森、もう少しで稜線に!
凍てつく森、もう少しで稜線に!
大岳山・御岳山・御前山 源頭部の水場付近は凍りついていた
源頭部の水場付近は凍りついていた
大岳山・御岳山・御前山 わずかに流れる水場の一筋
わずかに流れる水場の一筋
大岳山・御岳山・御前山 やっと稜線の分岐に
やっと稜線の分岐に
大岳山・御岳山・御前山 歩き辛い登りの道を進む
歩き辛い登りの道を進む
大岳山・御岳山・御前山 山頂手前のベンチから見る景色!今日は、これを見に来たんです!
山頂手前のベンチから見る景色!今日は、これを見に来たんです!
大岳山・御岳山・御前山 😁出かける前にチンして温めた焼き芋をマグカップに入れて持ってきた。ホッカホカです。
😁出かける前にチンして温めた焼き芋をマグカップに入れて持ってきた。ホッカホカです。
大岳山・御岳山・御前山 今日のおやつと共にお茶して見るラスボス(中央の奥に!)
今日のおやつと共にお茶して見るラスボス(中央の奥に!)
大岳山・御岳山・御前山 アップするとこんな感じです。
アップするとこんな感じです。
大岳山・御岳山・御前山 山頂のベンチは凍りついていました。
山頂のベンチは凍りついていました。
大岳山・御岳山・御前山 今日の山頂は独り占め!誰もおらん!😁ヤリー!
今日の山頂は独り占め!誰もおらん!😁ヤリー!
大岳山・御岳山・御前山 一応山頂標識です
一応山頂標識です
大岳山・御岳山・御前山 奥多摩の山並み
奥多摩の山並み
大岳山・御岳山・御前山 左から飛龍山・雲取山が見えている
左から飛龍山・雲取山が見えている
大岳山・御岳山・御前山 下山します。
下山します。
大岳山・御岳山・御前山 避難小屋
避難小屋
大岳山・御岳山・御前山 下山中に見た景色。
左奥に筑波山が見えています。
下山中に見た景色。 左奥に筑波山が見えています。
大岳山・御岳山・御前山 御岳山・奥の院・鍋割山・大岳山・・・
御岳山・奥の院・鍋割山・大岳山・・・
大岳山・御岳山・御前山 ヌタ場は凍ってました
ヌタ場は凍ってました
大岳山・御岳山・御前山 急斜面は、落ち葉が凍りついて滑る!
急斜面は、落ち葉が凍りついて滑る!
大岳山・御岳山・御前山 登山中に歩いてきた尾根にやっと日が差してきた
登山中に歩いてきた尾根にやっと日が差してきた
大岳山・御岳山・御前山 東屋でお茶して下山します
東屋でお茶して下山します
大岳山・御岳山・御前山 登山道が終わり林道へ下りてきた
登山道が終わり林道へ下りてきた
大岳山・御岳山・御前山 少しだけ林道を歩きます。
右に登山道が見えますが私は通りません
少しだけ林道を歩きます。 右に登山道が見えますが私は通りません
大岳山・御岳山・御前山 カーブ正面に登山道入り口があり、また入っていきます
カーブ正面に登山道入り口があり、また入っていきます
大岳山・御岳山・御前山 やっと登山道が終わり東屋で一息を
やっと登山道が終わり東屋で一息を
大岳山・御岳山・御前山 晴れ渡る空と奥多摩の山並み
晴れ渡る空と奥多摩の山並み
大岳山・御岳山・御前山 今日もおつかれ山〜
今日もおつかれ山〜

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