2016.07_飯豊山 縦走(福島~新潟)

2016.07.27(水) 4 DAYS

2016.7/26(火)高知市を朝3時出発、新潟市まで。新津駅→山都駅(JR)、山都駅→川入(タクシー)、民宿 村杉荘(泊) 7/27(山初日) :福島県・川入(登山口)→本山小屋 (小屋泊) 7/28(2日目):本山小屋→御西小屋→大日岳→御西小屋→烏帽子岳→梅花皮小屋 (小屋泊) 7/29(3日目):梅花皮小屋→北股岳→門内岳→地神山→頼母木小屋(幕営)→朳差岳→頼母木小屋 (テント泊) 7/30(4日目):頼母木小屋→大石山→足の松尾根取付(新潟県・下山)  奥胎内ヒュッテ→中条駅(タクシー)、中条駅→新津駅(JR)、ビジネスホテル新光(泊) 7/31(日)新潟市新津→高知市 標高2000m級の山々が連なる東北最大級の山を南から北へと、山3泊4日で全山を縦走する。移動距離は、約47km。 山初日は福島県の川入から入り飯豊山を目指す。天気はあいにくの雨だ。2日目は大日岳をピストンする。3日目は朳差小屋に泊まる予定だったが、避難小屋の管理人さんの情報やアドバイスで、水の確保が容易な頼母木小屋に泊まることにした。4日目は新潟県に下山する。 当初、泊りはこの頼母木小屋ではなく、朳差小屋(えぶりさしごや)の予定だった。しかし、避難小屋の管理人さんの情報やアドバイスで、水の確保が容易な頼母木小屋に変更した。この頼母木小屋からサブザックで朳差岳(えぶりさしだけ)をピストンすることにした。 結論から言えば正解だった。朳差岳からの帰りは雨になったこともあるけれど、朳差小屋周辺には水がなく、水を確保したうえでの重装備の登山は体力的にきつかったかもしれない。 朳差岳の直下には、無人の朳差避難小屋がある。一夜過ごすかもしれなかった小屋を確認してから朳差岳を目指す。 朳差岳頂上から前朳差岳への道を10分ほど下ると頼母木小屋の管理人さんが勧めてくれた場所に出た。 そこは長者平で湿原だ。1600mぐらいの標高の所に湿原があるなんて、不思議だ。ニッコウキスゲや湿原の植物と思われる花が咲いていた。ガスが発生し、幻想的で今までとは異なる別天地のように思えた。

7/27(水) 山1日目 雨のち曇り、のち雨 距離:約10.4km
林道登山口6:05→9:30剣ヶ峰直下(大休憩)9:50 →剣ヶ峰→10:55三国小屋→12:50切合小屋(昼食)13:20→草履塚→16:00本山小屋
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7/27(水) 山1日目 雨のち曇り、のち雨 距離:約10.4km 林道登山口6:05→9:30剣ヶ峰直下(大休憩)9:50 →剣ヶ峰→10:55三国小屋→12:50切合小屋(昼食)13:20→草履塚→16:00本山小屋

7/27(水) 山1日目 雨のち曇り、のち雨 距離:約10.4km 林道登山口6:05→9:30剣ヶ峰直下(大休憩)9:50 →剣ヶ峰→10:55三国小屋→12:50切合小屋(昼食)13:20→草履塚→16:00本山小屋

外を見ると雨。朝食を済ませ、昼食のおにぎりをザックに入れて出発する。小白布沢沿いに、林道飯豊檜枝岐線を北上し、下南沢出合いまで、宿のご主人が送ってくれた。雨は止む気配なし。鎖の掛けられた林道に入る。

外を見ると雨。朝食を済ませ、昼食のおにぎりをザックに入れて出発する。小白布沢沿いに、林道飯豊檜枝岐線を北上し、下南沢出合いまで、宿のご主人が送ってくれた。雨は止む気配なし。鎖の掛けられた林道に入る。

外を見ると雨。朝食を済ませ、昼食のおにぎりをザックに入れて出発する。小白布沢沿いに、林道飯豊檜枝岐線を北上し、下南沢出合いまで、宿のご主人が送ってくれた。雨は止む気配なし。鎖の掛けられた林道に入る。

剣ヶ峰岩稜に取りつく。鎖場もあり、慎重に登る。登りきると三国岳、頂上には三国小屋がある。

剣ヶ峰岩稜に取りつく。鎖場もあり、慎重に登る。登りきると三国岳、頂上には三国小屋がある。

剣ヶ峰岩稜に取りつく。鎖場もあり、慎重に登る。登りきると三国岳、頂上には三国小屋がある。

アイゼンは持ってきてないので、気をつけて進む

アイゼンは持ってきてないので、気をつけて進む

アイゼンは持ってきてないので、気をつけて進む

梯子と鎖場のある七森、お花畑の種蒔山、切合・種蒔山分岐を経て切合(きりあわせ)小屋に着く。小屋前には引水があり、水量も豊富。小屋の中と外で思い思いに昼食をとる。
小屋から急登を登り詰めると草履塚。その草履塚の手前にお地蔵様があり、合掌、お辞儀をして無事下山をお願いする。

梯子と鎖場のある七森、お花畑の種蒔山、切合・種蒔山分岐を経て切合(きりあわせ)小屋に着く。小屋前には引水があり、水量も豊富。小屋の中と外で思い思いに昼食をとる。 小屋から急登を登り詰めると草履塚。その草履塚の手前にお地蔵様があり、合掌、お辞儀をして無事下山をお願いする。

梯子と鎖場のある七森、お花畑の種蒔山、切合・種蒔山分岐を経て切合(きりあわせ)小屋に着く。小屋前には引水があり、水量も豊富。小屋の中と外で思い思いに昼食をとる。 小屋から急登を登り詰めると草履塚。その草履塚の手前にお地蔵様があり、合掌、お辞儀をして無事下山をお願いする。

草履塚から砂れきの道を下り、鎖のある岩場御秘所を超える。本山小屋までワンピッチなのに、雨が降り始めた。山初日の最後、御前坂を登りきると、石を積み上げた一ノ王子とその奥に本山小屋が見えた。

草履塚から砂れきの道を下り、鎖のある岩場御秘所を超える。本山小屋までワンピッチなのに、雨が降り始めた。山初日の最後、御前坂を登りきると、石を積み上げた一ノ王子とその奥に本山小屋が見えた。

草履塚から砂れきの道を下り、鎖のある岩場御秘所を超える。本山小屋までワンピッチなのに、雨が降り始めた。山初日の最後、御前坂を登りきると、石を積み上げた一ノ王子とその奥に本山小屋が見えた。

本山小屋
19時頃、管理人さんから「80歳の男性が予定の小屋に着いていないので、明日、御西小屋から梅花皮(カイラギ)小屋の間を注意して歩いてほしい」と依頼される。
山初日は、天気に恵まれず、各ポイントでのパノラマを十分楽しむことはできなかったが、稜線に広がる高山植物と残雪が疲れを癒してくれた。全員、20時には就寝する。

本山小屋 19時頃、管理人さんから「80歳の男性が予定の小屋に着いていないので、明日、御西小屋から梅花皮(カイラギ)小屋の間を注意して歩いてほしい」と依頼される。 山初日は、天気に恵まれず、各ポイントでのパノラマを十分楽しむことはできなかったが、稜線に広がる高山植物と残雪が疲れを癒してくれた。全員、20時には就寝する。

本山小屋 19時頃、管理人さんから「80歳の男性が予定の小屋に着いていないので、明日、御西小屋から梅花皮(カイラギ)小屋の間を注意して歩いてほしい」と依頼される。 山初日は、天気に恵まれず、各ポイントでのパノラマを十分楽しむことはできなかったが、稜線に広がる高山植物と残雪が疲れを癒してくれた。全員、20時には就寝する。

7/28(木) 山2日目 晴れのち雨 距離:約16.1km
本山小屋 5:50→6:10飯豊山6:15 →7:50御西小屋6:00→8:40文平ノ池→9:40大日岳9:50→11:10御西小屋(昼食)12:00→12:40天狗岳→14:40烏帽子岳14:55→15:30梅花皮岳→15:55梅花皮小屋
4時起床。朝食を済ませ、予定より20分遅れの5時50分に出発し、20分、6時10分に飯豊山頂上につく。

飯豊山頂上から北方の峰々が見渡せる。頂上から御西小屋までは高山植物の海で、その広さに感動する。御西小屋には張り紙があり施錠されていた。昨夜の男性の捜索に出ているのではないかと思った。小屋の入り口横にザックをデポさせてもらい、サブザックで大日岳へ向かう。
御西小屋まで戻ると小屋の管理人さんに会う。80歳登山者の件を尋ねると、やはり、捜索にでられていたようで、「御手洗ノ池の手前の雪渓で滑落し、残念な結果に・・・。三つ目の雪渓には注意してください」とアドアイスを受ける。
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7/28(木) 山2日目 晴れのち雨 距離:約16.1km 本山小屋 5:50→6:10飯豊山6:15 →7:50御西小屋6:00→8:40文平ノ池→9:40大日岳9:50→11:10御西小屋(昼食)12:00→12:40天狗岳→14:40烏帽子岳14:55→15:30梅花皮岳→15:55梅花皮小屋 4時起床。朝食を済ませ、予定より20分遅れの5時50分に出発し、20分、6時10分に飯豊山頂上につく。 飯豊山頂上から北方の峰々が見渡せる。頂上から御西小屋までは高山植物の海で、その広さに感動する。御西小屋には張り紙があり施錠されていた。昨夜の男性の捜索に出ているのではないかと思った。小屋の入り口横にザックをデポさせてもらい、サブザックで大日岳へ向かう。 御西小屋まで戻ると小屋の管理人さんに会う。80歳登山者の件を尋ねると、やはり、捜索にでられていたようで、「御手洗ノ池の手前の雪渓で滑落し、残念な結果に・・・。三つ目の雪渓には注意してください」とアドアイスを受ける。

7/28(木) 山2日目 晴れのち雨 距離:約16.1km 本山小屋 5:50→6:10飯豊山6:15 →7:50御西小屋6:00→8:40文平ノ池→9:40大日岳9:50→11:10御西小屋(昼食)12:00→12:40天狗岳→14:40烏帽子岳14:55→15:30梅花皮岳→15:55梅花皮小屋 4時起床。朝食を済ませ、予定より20分遅れの5時50分に出発し、20分、6時10分に飯豊山頂上につく。 飯豊山頂上から北方の峰々が見渡せる。頂上から御西小屋までは高山植物の海で、その広さに感動する。御西小屋には張り紙があり施錠されていた。昨夜の男性の捜索に出ているのではないかと思った。小屋の入り口横にザックをデポさせてもらい、サブザックで大日岳へ向かう。 御西小屋まで戻ると小屋の管理人さんに会う。80歳登山者の件を尋ねると、やはり、捜索にでられていたようで、「御手洗ノ池の手前の雪渓で滑落し、残念な結果に・・・。三つ目の雪渓には注意してください」とアドアイスを受ける。

飯豊山 2105.1m

飯豊山 2105.1m

飯豊山 2105.1m

御西小屋
小屋の入り口横にザックをデポさせてもらい、サブザックで大日岳へ向かう。

御西小屋 小屋の入り口横にザックをデポさせてもらい、サブザックで大日岳へ向かう。

御西小屋 小屋の入り口横にザックをデポさせてもらい、サブザックで大日岳へ向かう。

大日岳

大日岳

大日岳

高山植物の海

高山植物の海

高山植物の海

御西小屋(昼食)12:00→12:40天狗岳
天狗の庭から御手洗ノ池までは、雪渓とルート選択に注意しながら、慎重に進む。雪渓や幾つかの池と花々を楽しむ。

御西小屋(昼食)12:00→12:40天狗岳 天狗の庭から御手洗ノ池までは、雪渓とルート選択に注意しながら、慎重に進む。雪渓や幾つかの池と花々を楽しむ。

御西小屋(昼食)12:00→12:40天狗岳 天狗の庭から御手洗ノ池までは、雪渓とルート選択に注意しながら、慎重に進む。雪渓や幾つかの池と花々を楽しむ。

烏帽子岳、梅花皮岳を通り、梅花皮小屋にあともう少しというところで雨となる。

烏帽子岳、梅花皮岳を通り、梅花皮小屋にあともう少しというところで雨となる。

烏帽子岳、梅花皮岳を通り、梅花皮小屋にあともう少しというところで雨となる。

外で滴を拭き取り、1階で雨具を脱ぐ。2階に上がると5、6人の登山者がいた。

外で滴を拭き取り、1階で雨具を脱ぐ。2階に上がると5、6人の登山者がいた。

外で滴を拭き取り、1階で雨具を脱ぐ。2階に上がると5、6人の登山者がいた。

北股岳(2024.8m)にある鳥居

北股岳(2024.8m)にある鳥居

北股岳(2024.8m)にある鳥居

信仰の山
福島の山都駅から民宿のある川入まで乗ったジャンボタクシーの運転手さんが、15歳ぐらいのときに白装束で飯豊山に登ったと言っていた。この飯豊連峰が信仰の山で、地元の人たちの生活に密着していたことがわかる。

信仰の山 福島の山都駅から民宿のある川入まで乗ったジャンボタクシーの運転手さんが、15歳ぐらいのときに白装束で飯豊山に登ったと言っていた。この飯豊連峰が信仰の山で、地元の人たちの生活に密着していたことがわかる。

信仰の山 福島の山都駅から民宿のある川入まで乗ったジャンボタクシーの運転手さんが、15歳ぐらいのときに白装束で飯豊山に登ったと言っていた。この飯豊連峰が信仰の山で、地元の人たちの生活に密着していたことがわかる。

逆光の私

逆光の私

逆光の私

北股岳からは大日岳が望め、眼下には石転び雪渓が見えた。眺望を満喫して門内岳へ進む。ギルダ原から門内岳にかけて草原が広がり、お花畑とは違った味わいがある。

北股岳からは大日岳が望め、眼下には石転び雪渓が見えた。眺望を満喫して門内岳へ進む。ギルダ原から門内岳にかけて草原が広がり、お花畑とは違った味わいがある。

北股岳からは大日岳が望め、眼下には石転び雪渓が見えた。眺望を満喫して門内岳へ進む。ギルダ原から門内岳にかけて草原が広がり、お花畑とは違った味わいがある。

門内岳の頂上には、青空に朱色が際立つ祠があった。

門内岳の頂上には、青空に朱色が際立つ祠があった。

門内岳の頂上には、青空に朱色が際立つ祠があった。

門内岳 1887m

門内岳 1887m

門内岳 1887m

大石山 1562m

大石山 1562m

大石山 1562m

大石山周辺から朳差岳方面を望む。朳差岳は肉眼ではわかったが、写真ではわかりにくい。

大石山周辺から朳差岳方面を望む。朳差岳は肉眼ではわかったが、写真ではわかりにくい。

大石山周辺から朳差岳方面を望む。朳差岳は肉眼ではわかったが、写真ではわかりにくい。

朳差岳(えぶりさしだけ)
とんぼの大群が・・・

朳差岳(えぶりさしだけ) とんぼの大群が・・・

朳差岳(えぶりさしだけ) とんぼの大群が・・・

朳差岳頂上から前朳差岳への道を10分ほど下ると湿原がある。
頼母木小屋の管理人さんが勧めてくれた場所に出た。

朳差岳頂上から前朳差岳への道を10分ほど下ると湿原がある。 頼母木小屋の管理人さんが勧めてくれた場所に出た。

朳差岳頂上から前朳差岳への道を10分ほど下ると湿原がある。 頼母木小屋の管理人さんが勧めてくれた場所に出た。

長者平
朳差岳頂上から前朳差岳への道を10分ほど下ると頼母木小屋の管理人さんが勧めてくれた場所に出た。そこは長者平で湿原だ。

長者平 朳差岳頂上から前朳差岳への道を10分ほど下ると頼母木小屋の管理人さんが勧めてくれた場所に出た。そこは長者平で湿原だ。

長者平 朳差岳頂上から前朳差岳への道を10分ほど下ると頼母木小屋の管理人さんが勧めてくれた場所に出た。そこは長者平で湿原だ。

朳差小屋(えぶりさしごや)
確かに水場はない。
朳差岳からの帰りに撮る。

朳差小屋(えぶりさしごや) 確かに水場はない。 朳差岳からの帰りに撮る。

朳差小屋(えぶりさしごや) 確かに水場はない。 朳差岳からの帰りに撮る。

朳差岳

朳差岳

朳差岳

頼母木小屋で飯豊連峰の最後の夜を過ごす。
当初、泊りはこの頼母木小屋ではなく、朳差小屋(えぶりさしごや)の予定だった。
避難小屋の管理人さんの情報やアドバイスで、水の確保が容易な頼母木小屋に変更した。

頼母木小屋で飯豊連峰の最後の夜を過ごす。 当初、泊りはこの頼母木小屋ではなく、朳差小屋(えぶりさしごや)の予定だった。 避難小屋の管理人さんの情報やアドバイスで、水の確保が容易な頼母木小屋に変更した。

頼母木小屋で飯豊連峰の最後の夜を過ごす。 当初、泊りはこの頼母木小屋ではなく、朳差小屋(えぶりさしごや)の予定だった。 避難小屋の管理人さんの情報やアドバイスで、水の確保が容易な頼母木小屋に変更した。

テント組はやっとテント泊ができる。高知の二張りだけ。
(写真は16時撮影)
頼母木小屋からサブザックで朳差岳(えぶりさしだけ)をピストンすることにした。
結論から言えば正解だった。朳差岳からの帰りは雨になったこともあるけれど、朳差小屋周辺には水がなく、水を確保したうえでの重装備の登山は体力的にきつかったかもしれない。

テント組はやっとテント泊ができる。高知の二張りだけ。 (写真は16時撮影) 頼母木小屋からサブザックで朳差岳(えぶりさしだけ)をピストンすることにした。 結論から言えば正解だった。朳差岳からの帰りは雨になったこともあるけれど、朳差小屋周辺には水がなく、水を確保したうえでの重装備の登山は体力的にきつかったかもしれない。

テント組はやっとテント泊ができる。高知の二張りだけ。 (写真は16時撮影) 頼母木小屋からサブザックで朳差岳(えぶりさしだけ)をピストンすることにした。 結論から言えば正解だった。朳差岳からの帰りは雨になったこともあるけれど、朳差小屋周辺には水がなく、水を確保したうえでの重装備の登山は体力的にきつかったかもしれない。

昨日は朳差岳だったので右側に上ったが、
今日は帰りなので、左側に下る。

昨日は朳差岳だったので右側に上ったが、 今日は帰りなので、左側に下る。

昨日は朳差岳だったので右側に上ったが、 今日は帰りなので、左側に下る。

急な下り坂
もうひと踏ん張り

急な下り坂 もうひと踏ん張り

急な下り坂 もうひと踏ん張り

足の松尾根登山口

足の松尾根登山口

足の松尾根登山口

7/27(水) 山1日目 雨のち曇り、のち雨 距離:約10.4km 林道登山口6:05→9:30剣ヶ峰直下(大休憩)9:50 →剣ヶ峰→10:55三国小屋→12:50切合小屋(昼食)13:20→草履塚→16:00本山小屋

外を見ると雨。朝食を済ませ、昼食のおにぎりをザックに入れて出発する。小白布沢沿いに、林道飯豊檜枝岐線を北上し、下南沢出合いまで、宿のご主人が送ってくれた。雨は止む気配なし。鎖の掛けられた林道に入る。

剣ヶ峰岩稜に取りつく。鎖場もあり、慎重に登る。登りきると三国岳、頂上には三国小屋がある。

アイゼンは持ってきてないので、気をつけて進む

梯子と鎖場のある七森、お花畑の種蒔山、切合・種蒔山分岐を経て切合(きりあわせ)小屋に着く。小屋前には引水があり、水量も豊富。小屋の中と外で思い思いに昼食をとる。 小屋から急登を登り詰めると草履塚。その草履塚の手前にお地蔵様があり、合掌、お辞儀をして無事下山をお願いする。

草履塚から砂れきの道を下り、鎖のある岩場御秘所を超える。本山小屋までワンピッチなのに、雨が降り始めた。山初日の最後、御前坂を登りきると、石を積み上げた一ノ王子とその奥に本山小屋が見えた。

本山小屋 19時頃、管理人さんから「80歳の男性が予定の小屋に着いていないので、明日、御西小屋から梅花皮(カイラギ)小屋の間を注意して歩いてほしい」と依頼される。 山初日は、天気に恵まれず、各ポイントでのパノラマを十分楽しむことはできなかったが、稜線に広がる高山植物と残雪が疲れを癒してくれた。全員、20時には就寝する。

7/28(木) 山2日目 晴れのち雨 距離:約16.1km 本山小屋 5:50→6:10飯豊山6:15 →7:50御西小屋6:00→8:40文平ノ池→9:40大日岳9:50→11:10御西小屋(昼食)12:00→12:40天狗岳→14:40烏帽子岳14:55→15:30梅花皮岳→15:55梅花皮小屋 4時起床。朝食を済ませ、予定より20分遅れの5時50分に出発し、20分、6時10分に飯豊山頂上につく。 飯豊山頂上から北方の峰々が見渡せる。頂上から御西小屋までは高山植物の海で、その広さに感動する。御西小屋には張り紙があり施錠されていた。昨夜の男性の捜索に出ているのではないかと思った。小屋の入り口横にザックをデポさせてもらい、サブザックで大日岳へ向かう。 御西小屋まで戻ると小屋の管理人さんに会う。80歳登山者の件を尋ねると、やはり、捜索にでられていたようで、「御手洗ノ池の手前の雪渓で滑落し、残念な結果に・・・。三つ目の雪渓には注意してください」とアドアイスを受ける。

飯豊山 2105.1m

御西小屋 小屋の入り口横にザックをデポさせてもらい、サブザックで大日岳へ向かう。

大日岳

高山植物の海

御西小屋(昼食)12:00→12:40天狗岳 天狗の庭から御手洗ノ池までは、雪渓とルート選択に注意しながら、慎重に進む。雪渓や幾つかの池と花々を楽しむ。

烏帽子岳、梅花皮岳を通り、梅花皮小屋にあともう少しというところで雨となる。

外で滴を拭き取り、1階で雨具を脱ぐ。2階に上がると5、6人の登山者がいた。

北股岳(2024.8m)にある鳥居

信仰の山 福島の山都駅から民宿のある川入まで乗ったジャンボタクシーの運転手さんが、15歳ぐらいのときに白装束で飯豊山に登ったと言っていた。この飯豊連峰が信仰の山で、地元の人たちの生活に密着していたことがわかる。

逆光の私

北股岳からは大日岳が望め、眼下には石転び雪渓が見えた。眺望を満喫して門内岳へ進む。ギルダ原から門内岳にかけて草原が広がり、お花畑とは違った味わいがある。

門内岳の頂上には、青空に朱色が際立つ祠があった。

門内岳 1887m

大石山 1562m

大石山周辺から朳差岳方面を望む。朳差岳は肉眼ではわかったが、写真ではわかりにくい。

朳差岳(えぶりさしだけ) とんぼの大群が・・・

朳差岳頂上から前朳差岳への道を10分ほど下ると湿原がある。 頼母木小屋の管理人さんが勧めてくれた場所に出た。

長者平 朳差岳頂上から前朳差岳への道を10分ほど下ると頼母木小屋の管理人さんが勧めてくれた場所に出た。そこは長者平で湿原だ。

朳差小屋(えぶりさしごや) 確かに水場はない。 朳差岳からの帰りに撮る。

朳差岳

頼母木小屋で飯豊連峰の最後の夜を過ごす。 当初、泊りはこの頼母木小屋ではなく、朳差小屋(えぶりさしごや)の予定だった。 避難小屋の管理人さんの情報やアドバイスで、水の確保が容易な頼母木小屋に変更した。

テント組はやっとテント泊ができる。高知の二張りだけ。 (写真は16時撮影) 頼母木小屋からサブザックで朳差岳(えぶりさしだけ)をピストンすることにした。 結論から言えば正解だった。朳差岳からの帰りは雨になったこともあるけれど、朳差小屋周辺には水がなく、水を確保したうえでの重装備の登山は体力的にきつかったかもしれない。

昨日は朳差岳だったので右側に上ったが、 今日は帰りなので、左側に下る。

急な下り坂 もうひと踏ん張り

足の松尾根登山口