11月の荒島岳 ゆる登山で登るコツもまとめてみた。

2020.11.22(日) 日帰り

ここしばらく暖かい日が続き、ふもとから頂上まで雪や氷は一切なし。霜柱さえ見当たらず。 雨上がりのため登山道は一部ドロドロ、白山は終始雲の中で最後まで姿を望めずといった所ですが、11月の割には安定した気候で、全体的に気持ちの良い登山でした。 今回荒島岳に登り、改めて良い山だと感じましたが、事前情報なしにいきなり登ると、ただ登りがキツいだけの修行の山と思われてしまうかな、とも改めて思いました。何回か登ったうち、今回は非常に気持ちよく登れたので、この山をできるだけゆる登山で、楽しく登るためのコツみたいなポイントも各写真のコメントにまとめてみました。これから登られる方の参考になれば幸いです。

 朝6時40分頃にカドハラスキー場跡着。先行者の車が既に10台ありました。
 駐車場周辺は中部縦貫自動車道の工事の影響で片側一車線になっていたりしますが、今のところ今まで通りの場所から入れます。近いうちに道路の形状なと少し変更あるようですが。

朝6時40分頃にカドハラスキー場跡着。先行者の車が既に10台ありました。 駐車場周辺は中部縦貫自動車道の工事の影響で片側一車線になっていたりしますが、今のところ今まで通りの場所から入れます。近いうちに道路の形状なと少し変更あるようですが。

朝6時40分頃にカドハラスキー場跡着。先行者の車が既に10台ありました。 駐車場周辺は中部縦貫自動車道の工事の影響で片側一車線になっていたりしますが、今のところ今まで通りの場所から入れます。近いうちに道路の形状なと少し変更あるようですが。

ゲレンデ跡に植樹された桜の苗木は、きちんと手入れされている様子。

ゲレンデ跡に植樹された桜の苗木は、きちんと手入れされている様子。

ゲレンデ跡に植樹された桜の苗木は、きちんと手入れされている様子。

 駐車場から1時間弱登ると荒島岳の正式な登山口。  
 登山口手前にスキー場のリフト跡があり小休止に丁度良い。本格的な登山道はここから。天気は朝から晴れていたものの、ここまでの登山道も雨上がりのように若干濡れていて、足下に少し気を使う状態。

駐車場から1時間弱登ると荒島岳の正式な登山口。 登山口手前にスキー場のリフト跡があり小休止に丁度良い。本格的な登山道はここから。天気は朝から晴れていたものの、ここまでの登山道も雨上がりのように若干濡れていて、足下に少し気を使う状態。

駐車場から1時間弱登ると荒島岳の正式な登山口。 登山口手前にスキー場のリフト跡があり小休止に丁度良い。本格的な登山道はここから。天気は朝から晴れていたものの、ここまでの登山道も雨上がりのように若干濡れていて、足下に少し気を使う状態。

リフトの直後から登山道らしい登山道に。のっけからテンションがかなり下がる位のぬかるみ具合。この辺りいつもぬかるんでいる部分ではあるんですけと。酷いぬかるみは尾根道に出るまで。ジッと我慢の登り。

リフトの直後から登山道らしい登山道に。のっけからテンションがかなり下がる位のぬかるみ具合。この辺りいつもぬかるんでいる部分ではあるんですけと。酷いぬかるみは尾根道に出るまで。ジッと我慢の登り。

リフトの直後から登山道らしい登山道に。のっけからテンションがかなり下がる位のぬかるみ具合。この辺りいつもぬかるんでいる部分ではあるんですけと。酷いぬかるみは尾根道に出るまで。ジッと我慢の登り。

「トトロの木」と書かれた木の付近から尾根道に入る。すっかり落葉した白亜のブナ林+落ち葉のじゅうたんの素敵な尾根道。荒島岳といえば頂上付近の稜線歩きが1番の魅力ですが、このブナ林の緩やかな尾根も、慌てずに周囲を見渡せば、負けず劣らすの魅力があることに気付きます。傾斜もやや緩やかに。この山唯一の心休まる登りなので、あわてずゆっくり楽しみましょう。ゆっくり登って足を休めておくのが大事。タイムに囚われて先を急ぐと、意外とダラダラ距離のある登りにスタミナを奪われ、この後痛い目を見ます。

「トトロの木」と書かれた木の付近から尾根道に入る。すっかり落葉した白亜のブナ林+落ち葉のじゅうたんの素敵な尾根道。荒島岳といえば頂上付近の稜線歩きが1番の魅力ですが、このブナ林の緩やかな尾根も、慌てずに周囲を見渡せば、負けず劣らすの魅力があることに気付きます。傾斜もやや緩やかに。この山唯一の心休まる登りなので、あわてずゆっくり楽しみましょう。ゆっくり登って足を休めておくのが大事。タイムに囚われて先を急ぐと、意外とダラダラ距離のある登りにスタミナを奪われ、この後痛い目を見ます。

「トトロの木」と書かれた木の付近から尾根道に入る。すっかり落葉した白亜のブナ林+落ち葉のじゅうたんの素敵な尾根道。荒島岳といえば頂上付近の稜線歩きが1番の魅力ですが、このブナ林の緩やかな尾根も、慌てずに周囲を見渡せば、負けず劣らすの魅力があることに気付きます。傾斜もやや緩やかに。この山唯一の心休まる登りなので、あわてずゆっくり楽しみましょう。ゆっくり登って足を休めておくのが大事。タイムに囚われて先を急ぐと、意外とダラダラ距離のある登りにスタミナを奪われ、この後痛い目を見ます。

天気が良ければ白山が見える白山ベンチ。分厚い雲に包まれ、白山の眺望は残念ながらなし。

天気が良ければ白山が見える白山ベンチ。分厚い雲に包まれ、白山の眺望は残念ながらなし。

天気が良ければ白山が見える白山ベンチ。分厚い雲に包まれ、白山の眺望は残念ながらなし。

 気持ちよく尾根道を登って行くと、ブナ林の向こうに、いかにも急登という姿のピークが2つ。
 登山道は、この後一旦右側のピークのシャクナゲ平に登った後、左のピークの前荒島に登り返すというルート一本のみ。つまり両方登る、と。この辺りで心の準備をしておくと精神衛生上、またペース配分上とても良いです。

気持ちよく尾根道を登って行くと、ブナ林の向こうに、いかにも急登という姿のピークが2つ。 登山道は、この後一旦右側のピークのシャクナゲ平に登った後、左のピークの前荒島に登り返すというルート一本のみ。つまり両方登る、と。この辺りで心の準備をしておくと精神衛生上、またペース配分上とても良いです。

気持ちよく尾根道を登って行くと、ブナ林の向こうに、いかにも急登という姿のピークが2つ。 登山道は、この後一旦右側のピークのシャクナゲ平に登った後、左のピークの前荒島に登り返すというルート一本のみ。つまり両方登る、と。この辺りで心の準備をしておくと精神衛生上、またペース配分上とても良いです。

階段が見えてくるとシャクナゲ平への急登となります。まず目の前に立ちはだかるのは10m少々の階段。さあいよいよ急登だ、と意気込んで登ると…

階段が見えてくるとシャクナゲ平への急登となります。まず目の前に立ちはだかるのは10m少々の階段。さあいよいよ急登だ、と意気込んで登ると…

階段が見えてくるとシャクナゲ平への急登となります。まず目の前に立ちはだかるのは10m少々の階段。さあいよいよ急登だ、と意気込んで登ると…

 登りきったと思ったら、目の前に飛び込んでくるのは先程とら比較にならない位延々と続く階段。終わりが見えない…  
 標高差50m位はあろうかという階段。難所と呼ばれる「もちがかべ」よりこちらのほうがこの山1番の踏ん張り所と思っています。登っていて心が折れないよう「天国への階段」と呼んで気を紛らわしています(自称)。
 しかもこの「天国への階段」、登り切った後、さらにパート2まで控えているという二部構成。その周到さに恐れ入る。整備されている方には頭が下がります。

登りきったと思ったら、目の前に飛び込んでくるのは先程とら比較にならない位延々と続く階段。終わりが見えない… 標高差50m位はあろうかという階段。難所と呼ばれる「もちがかべ」よりこちらのほうがこの山1番の踏ん張り所と思っています。登っていて心が折れないよう「天国への階段」と呼んで気を紛らわしています(自称)。 しかもこの「天国への階段」、登り切った後、さらにパート2まで控えているという二部構成。その周到さに恐れ入る。整備されている方には頭が下がります。

登りきったと思ったら、目の前に飛び込んでくるのは先程とら比較にならない位延々と続く階段。終わりが見えない… 標高差50m位はあろうかという階段。難所と呼ばれる「もちがかべ」よりこちらのほうがこの山1番の踏ん張り所と思っています。登っていて心が折れないよう「天国への階段」と呼んで気を紛らわしています(自称)。 しかもこの「天国への階段」、登り切った後、さらにパート2まで控えているという二部構成。その周到さに恐れ入る。整備されている方には頭が下がります。

「天国への階段」パート2。パート1より斜度も段差も若干アップ、というドM仕様ですありがとうございます。さすがにパート1よりは短いです。これを登り切れば、目の前がシャクナゲ平。

「天国への階段」パート2。パート1より斜度も段差も若干アップ、というドM仕様ですありがとうございます。さすがにパート1よりは短いです。これを登り切れば、目の前がシャクナゲ平。

「天国への階段」パート2。パート1より斜度も段差も若干アップ、というドM仕様ですありがとうございます。さすがにパート1よりは短いです。これを登り切れば、目の前がシャクナゲ平。

シャクナゲ平。中出コースとの合流地点でもある、多少開けた休憩ポイント。休憩する人、食事の人も多いですがベンチのようなものは特に見当たりません。山頂は風が強くて食事どころでない、ということも経験上あったので、ここて食事というのも賢明な判断かも。登山道はここから30m程下降した後山頂に向けた長い急登になります。

シャクナゲ平。中出コースとの合流地点でもある、多少開けた休憩ポイント。休憩する人、食事の人も多いですがベンチのようなものは特に見当たりません。山頂は風が強くて食事どころでない、ということも経験上あったので、ここて食事というのも賢明な判断かも。登山道はここから30m程下降した後山頂に向けた長い急登になります。

シャクナゲ平。中出コースとの合流地点でもある、多少開けた休憩ポイント。休憩する人、食事の人も多いですがベンチのようなものは特に見当たりません。山頂は風が強くて食事どころでない、ということも経験上あったので、ここて食事というのも賢明な判断かも。登山道はここから30m程下降した後山頂に向けた長い急登になります。

鎖が出でくると難所「もちがかべ」のはじまり。鎖やロープは一応あるけれど、人によりますが、ルートの大半は鎖に頼らず登れる、という方が多いのではと思います。鎖はどちらかというと下山用・雨天用かと。

鎖が出でくると難所「もちがかべ」のはじまり。鎖やロープは一応あるけれど、人によりますが、ルートの大半は鎖に頼らず登れる、という方が多いのではと思います。鎖はどちらかというと下山用・雨天用かと。

鎖が出でくると難所「もちがかべ」のはじまり。鎖やロープは一応あるけれど、人によりますが、ルートの大半は鎖に頼らず登れる、という方が多いのではと思います。鎖はどちらかというと下山用・雨天用かと。

やたら高い段差のある階段もあったりしますが、登山道はよく整備されています。一見登るのが困難に見える場所には、必ず近くに足や手を掛けられる場所(角の立った岩など)があります。落ち着いて解決策を探しましょう。

やたら高い段差のある階段もあったりしますが、登山道はよく整備されています。一見登るのが困難に見える場所には、必ず近くに足や手を掛けられる場所(角の立った岩など)があります。落ち着いて解決策を探しましょう。

やたら高い段差のある階段もあったりしますが、登山道はよく整備されています。一見登るのが困難に見える場所には、必ず近くに足や手を掛けられる場所(角の立った岩など)があります。落ち着いて解決策を探しましょう。

岩ばかりの場面でも、ロープに頼らないという基本は同じです。ただし、今日みたいに岩が濡れていて滑りやすいときは臨機応変に考えましょう。今日は、ここをはじめ何か所かで補助的にロープに頼った場面あり。
 もちがかべは、難所と言われるものの、難易度的にヤバいと感じるところは意外と拍子抜けするくらい僅かです。むしろ、鎖場を抜けた後、若干難易度が落ちた急登が意外に長く続くので、こちらが要注意。前荒島(1415m)までは200mを超える急登なので、慌ててもそんなにすんなりと登り切ることはできません。これまで、前荒島直前で足がつるなど足が悲鳴を上げた経験多数。頂上付近でも足を使いますし、下山で足がヘロヘロだと前荒島直下での滑落・転落の危険がヤバいです。難所たる所以はここにあるのではないでしょうか。タイムにこだわらず、休み休み行きましょう。

岩ばかりの場面でも、ロープに頼らないという基本は同じです。ただし、今日みたいに岩が濡れていて滑りやすいときは臨機応変に考えましょう。今日は、ここをはじめ何か所かで補助的にロープに頼った場面あり。 もちがかべは、難所と言われるものの、難易度的にヤバいと感じるところは意外と拍子抜けするくらい僅かです。むしろ、鎖場を抜けた後、若干難易度が落ちた急登が意外に長く続くので、こちらが要注意。前荒島(1415m)までは200mを超える急登なので、慌ててもそんなにすんなりと登り切ることはできません。これまで、前荒島直前で足がつるなど足が悲鳴を上げた経験多数。頂上付近でも足を使いますし、下山で足がヘロヘロだと前荒島直下での滑落・転落の危険がヤバいです。難所たる所以はここにあるのではないでしょうか。タイムにこだわらず、休み休み行きましょう。

岩ばかりの場面でも、ロープに頼らないという基本は同じです。ただし、今日みたいに岩が濡れていて滑りやすいときは臨機応変に考えましょう。今日は、ここをはじめ何か所かで補助的にロープに頼った場面あり。 もちがかべは、難所と言われるものの、難易度的にヤバいと感じるところは意外と拍子抜けするくらい僅かです。むしろ、鎖場を抜けた後、若干難易度が落ちた急登が意外に長く続くので、こちらが要注意。前荒島(1415m)までは200mを超える急登なので、慌ててもそんなにすんなりと登り切ることはできません。これまで、前荒島直前で足がつるなど足が悲鳴を上げた経験多数。頂上付近でも足を使いますし、下山で足がヘロヘロだと前荒島直下での滑落・転落の危険がヤバいです。難所たる所以はここにあるのではないでしょうか。タイムにこだわらず、休み休み行きましょう。

急登を登り切ると、急に傾斜が緩やかになり、もう頂上のような雰囲気。ですが、先程から前荒島と書いたとおり、ここはまだ山頂ではありません。
しばし歩くと手の届きそうなところにもう一つ高いピークが見えます。あそこは中荒島岳。残念ながら、あちらもまだ山頂ではありません。
 荒島岳の頂上稜線には、大まかに「前荒島岳」「中荒島岳」「荒島岳」の3つのピークがあり、徐々に標高が高くなり、一番奥の荒島岳が最高点となります。前荒島から中荒島、中荒島から荒島岳へは、一度下って登り返し。この登り下りの角度が結構激しいことに加え、目の前に見えるくせに、案外距離がありいつまでたっても次のピークに着かない。また、中荒島岳、荒島岳のどちらにも、下から見ると山頂に見える「ニセ山頂」ポイントがあり、事情が分かっていないと「いつになったら頂上つくんじゃ…」と心折られること請け合いの頂上稜線となっています。分かっていれば楽しい稜線なのですが…

急登を登り切ると、急に傾斜が緩やかになり、もう頂上のような雰囲気。ですが、先程から前荒島と書いたとおり、ここはまだ山頂ではありません。 しばし歩くと手の届きそうなところにもう一つ高いピークが見えます。あそこは中荒島岳。残念ながら、あちらもまだ山頂ではありません。 荒島岳の頂上稜線には、大まかに「前荒島岳」「中荒島岳」「荒島岳」の3つのピークがあり、徐々に標高が高くなり、一番奥の荒島岳が最高点となります。前荒島から中荒島、中荒島から荒島岳へは、一度下って登り返し。この登り下りの角度が結構激しいことに加え、目の前に見えるくせに、案外距離がありいつまでたっても次のピークに着かない。また、中荒島岳、荒島岳のどちらにも、下から見ると山頂に見える「ニセ山頂」ポイントがあり、事情が分かっていないと「いつになったら頂上つくんじゃ…」と心折られること請け合いの頂上稜線となっています。分かっていれば楽しい稜線なのですが…

急登を登り切ると、急に傾斜が緩やかになり、もう頂上のような雰囲気。ですが、先程から前荒島と書いたとおり、ここはまだ山頂ではありません。 しばし歩くと手の届きそうなところにもう一つ高いピークが見えます。あそこは中荒島岳。残念ながら、あちらもまだ山頂ではありません。 荒島岳の頂上稜線には、大まかに「前荒島岳」「中荒島岳」「荒島岳」の3つのピークがあり、徐々に標高が高くなり、一番奥の荒島岳が最高点となります。前荒島から中荒島、中荒島から荒島岳へは、一度下って登り返し。この登り下りの角度が結構激しいことに加え、目の前に見えるくせに、案外距離がありいつまでたっても次のピークに着かない。また、中荒島岳、荒島岳のどちらにも、下から見ると山頂に見える「ニセ山頂」ポイントがあり、事情が分かっていないと「いつになったら頂上つくんじゃ…」と心折られること請け合いの頂上稜線となっています。分かっていれば楽しい稜線なのですが…

 前荒島の時点で、周辺の眺めは素晴らしいです。今日は白山は見えませんが…。 1500m前後の山々は、どの山も頭から雲をかぶっている状態。
 白山が見えないだけで、麓の眺めは良好なので、今日はそれで良しとします。
 白山の姿は、ぜひご自身の目で楽しんでください!

前荒島の時点で、周辺の眺めは素晴らしいです。今日は白山は見えませんが…。 1500m前後の山々は、どの山も頭から雲をかぶっている状態。 白山が見えないだけで、麓の眺めは良好なので、今日はそれで良しとします。 白山の姿は、ぜひご自身の目で楽しんでください!

前荒島の時点で、周辺の眺めは素晴らしいです。今日は白山は見えませんが…。 1500m前後の山々は、どの山も頭から雲をかぶっている状態。 白山が見えないだけで、麓の眺めは良好なので、今日はそれで良しとします。 白山の姿は、ぜひご自身の目で楽しんでください!

 中荒島を過ぎ、荒島岳頂上部を望む。
 荒島岳も頂上「だけ」雲の中…
 稜線歩きは楽しめたので、良しとする。

中荒島を過ぎ、荒島岳頂上部を望む。 荒島岳も頂上「だけ」雲の中… 稜線歩きは楽しめたので、良しとする。

中荒島を過ぎ、荒島岳頂上部を望む。 荒島岳も頂上「だけ」雲の中… 稜線歩きは楽しめたので、良しとする。

 振り向けば、眼下の眺めはこんなに素晴らしい。
 稜線歩きが楽しめたので、今回はこれで良しとする。全ては心の持ちようではないか。
 本来、この時期に雪や寒さの心配なく登れることだけでも有り難いわけで。

振り向けば、眼下の眺めはこんなに素晴らしい。 稜線歩きが楽しめたので、今回はこれで良しとする。全ては心の持ちようではないか。 本来、この時期に雪や寒さの心配なく登れることだけでも有り難いわけで。

振り向けば、眼下の眺めはこんなに素晴らしい。 稜線歩きが楽しめたので、今回はこれで良しとする。全ては心の持ちようではないか。 本来、この時期に雪や寒さの心配なく登れることだけでも有り難いわけで。

頂上到着。眺めは真っ白。

頂上到着。眺めは真っ白。

頂上到着。眺めは真っ白。

 山頂の表示板はもう冬仕度済。
 山頂は結構風があり体が冷える。
 草陰で風を避け昼食。

山頂の表示板はもう冬仕度済。 山頂は結構風があり体が冷える。 草陰で風を避け昼食。

山頂の表示板はもう冬仕度済。 山頂は結構風があり体が冷える。 草陰で風を避け昼食。

昼食が終わり下山開始。下のほうの天気だけは抜群に良い。眼下に広がるのは大野市の街並みか。

昼食が終わり下山開始。下のほうの天気だけは抜群に良い。眼下に広がるのは大野市の街並みか。

昼食が終わり下山開始。下のほうの天気だけは抜群に良い。眼下に広がるのは大野市の街並みか。

決して長くはないが、印象的な稜線歩き。
ここの稜線歩きは下山のほうがより楽しめます。
もったいないのでゆっくり味わうように歩く。
前荒島からの下山は、岩が濡れていて少し気を使った。

決して長くはないが、印象的な稜線歩き。 ここの稜線歩きは下山のほうがより楽しめます。 もったいないのでゆっくり味わうように歩く。 前荒島からの下山は、岩が濡れていて少し気を使った。

決して長くはないが、印象的な稜線歩き。 ここの稜線歩きは下山のほうがより楽しめます。 もったいないのでゆっくり味わうように歩く。 前荒島からの下山は、岩が濡れていて少し気を使った。

 シャクナゲ平を過ぎ、再びブナ林の緩やかな稜線歩き。
 ここの楽しさが今回身に沁みて分かりました。もったいないのでここもゆっくり歩く。
 今までは、タイムに囚われてこの辺りではもうヘトヘトで、魅力に気付く余裕なんてなかった。

シャクナゲ平を過ぎ、再びブナ林の緩やかな稜線歩き。 ここの楽しさが今回身に沁みて分かりました。もったいないのでここもゆっくり歩く。 今までは、タイムに囚われてこの辺りではもうヘトヘトで、魅力に気付く余裕なんてなかった。

シャクナゲ平を過ぎ、再びブナ林の緩やかな稜線歩き。 ここの楽しさが今回身に沁みて分かりました。もったいないのでここもゆっくり歩く。 今までは、タイムに囚われてこの辺りではもうヘトヘトで、魅力に気付く余裕なんてなかった。

ちなみにこの辺り、登山道の落ち葉の下に木の根が網のように張り巡らされており、急いで下ろうものなら膝を壊す要素満載。この山は、他の山のように下山は上りのコースタイムの半分でいいや、という訳にはなかなかいかないので、余裕のない計画を立てがちな方は要注意。下山も、登りと同じ位ガッツリかかります。何しろ、下山道のほぼ全てが膝に良くない仕様。タイムに囚われると、無理矢理飛ばしても余り成果が挙がらないことを承知の上で、それでも無理矢理かっ飛ばさなければならない。今までは何て勿体ないことをしていたのだろう。

ちなみにこの辺り、登山道の落ち葉の下に木の根が網のように張り巡らされており、急いで下ろうものなら膝を壊す要素満載。この山は、他の山のように下山は上りのコースタイムの半分でいいや、という訳にはなかなかいかないので、余裕のない計画を立てがちな方は要注意。下山も、登りと同じ位ガッツリかかります。何しろ、下山道のほぼ全てが膝に良くない仕様。タイムに囚われると、無理矢理飛ばしても余り成果が挙がらないことを承知の上で、それでも無理矢理かっ飛ばさなければならない。今までは何て勿体ないことをしていたのだろう。

ちなみにこの辺り、登山道の落ち葉の下に木の根が網のように張り巡らされており、急いで下ろうものなら膝を壊す要素満載。この山は、他の山のように下山は上りのコースタイムの半分でいいや、という訳にはなかなかいかないので、余裕のない計画を立てがちな方は要注意。下山も、登りと同じ位ガッツリかかります。何しろ、下山道のほぼ全てが膝に良くない仕様。タイムに囚われると、無理矢理飛ばしても余り成果が挙がらないことを承知の上で、それでも無理矢理かっ飛ばさなければならない。今までは何て勿体ないことをしていたのだろう。

再び登山道近くのぬかるんだ登山道。ぬかるみ+赤土+木の根っこのトリプルコンボで、どこに足を置いても滑るという我慢の下り。

再び登山道近くのぬかるんだ登山道。ぬかるみ+赤土+木の根っこのトリプルコンボで、どこに足を置いても滑るという我慢の下り。

再び登山道近くのぬかるんだ登山道。ぬかるみ+赤土+木の根っこのトリプルコンボで、どこに足を置いても滑るという我慢の下り。

皆が歩くところは足がめり込むようなドロドロ、泥がないところはむき出しの赤土。赤土に助けを求めてあえなく泥にずり落ちる、という靴跡がそこかしこの赤土に刻まれており阿鼻叫喚の様相。スパッツを持参しなかったので極限まで気を遣う羽目に陥ったが、持っている方はおとなしくスパッツ利用を推奨。

皆が歩くところは足がめり込むようなドロドロ、泥がないところはむき出しの赤土。赤土に助けを求めてあえなく泥にずり落ちる、という靴跡がそこかしこの赤土に刻まれており阿鼻叫喚の様相。スパッツを持参しなかったので極限まで気を遣う羽目に陥ったが、持っている方はおとなしくスパッツ利用を推奨。

皆が歩くところは足がめり込むようなドロドロ、泥がないところはむき出しの赤土。赤土に助けを求めてあえなく泥にずり落ちる、という靴跡がそこかしこの赤土に刻まれており阿鼻叫喚の様相。スパッツを持参しなかったので極限まで気を遣う羽目に陥ったが、持っている方はおとなしくスパッツ利用を推奨。

登山口を出て、ようやくスキー場跡まで戻る。ここからの景色もいいのだよなあ… 帰り、ここまて楽しめる体力をぜひ温存してください。余裕があれば、この山は素晴らしい山になります。

登山口を出て、ようやくスキー場跡まで戻る。ここからの景色もいいのだよなあ… 帰り、ここまて楽しめる体力をぜひ温存してください。余裕があれば、この山は素晴らしい山になります。

登山口を出て、ようやくスキー場跡まで戻る。ここからの景色もいいのだよなあ… 帰り、ここまて楽しめる体力をぜひ温存してください。余裕があれば、この山は素晴らしい山になります。

最後、スキー場ゲレンデの下り。遠くから見た印象に反して、最後の最後で、ここがまた決定的に足にくるんだよな…最後まで気をつけましょう。

最後、スキー場ゲレンデの下り。遠くから見た印象に反して、最後の最後で、ここがまた決定的に足にくるんだよな…最後まで気をつけましょう。

最後、スキー場ゲレンデの下り。遠くから見た印象に反して、最後の最後で、ここがまた決定的に足にくるんだよな…最後まで気をつけましょう。

 下山後、おみやげを買っているときに何気なく外に目をやると「あ、荒島岳頂上晴れてる…」
…よくある話ですよねー。

下山後、おみやげを買っているときに何気なく外に目をやると「あ、荒島岳頂上晴れてる…」 …よくある話ですよねー。

下山後、おみやげを買っているときに何気なく外に目をやると「あ、荒島岳頂上晴れてる…」 …よくある話ですよねー。

朝6時40分頃にカドハラスキー場跡着。先行者の車が既に10台ありました。 駐車場周辺は中部縦貫自動車道の工事の影響で片側一車線になっていたりしますが、今のところ今まで通りの場所から入れます。近いうちに道路の形状なと少し変更あるようですが。

ゲレンデ跡に植樹された桜の苗木は、きちんと手入れされている様子。

駐車場から1時間弱登ると荒島岳の正式な登山口。 登山口手前にスキー場のリフト跡があり小休止に丁度良い。本格的な登山道はここから。天気は朝から晴れていたものの、ここまでの登山道も雨上がりのように若干濡れていて、足下に少し気を使う状態。

リフトの直後から登山道らしい登山道に。のっけからテンションがかなり下がる位のぬかるみ具合。この辺りいつもぬかるんでいる部分ではあるんですけと。酷いぬかるみは尾根道に出るまで。ジッと我慢の登り。

「トトロの木」と書かれた木の付近から尾根道に入る。すっかり落葉した白亜のブナ林+落ち葉のじゅうたんの素敵な尾根道。荒島岳といえば頂上付近の稜線歩きが1番の魅力ですが、このブナ林の緩やかな尾根も、慌てずに周囲を見渡せば、負けず劣らすの魅力があることに気付きます。傾斜もやや緩やかに。この山唯一の心休まる登りなので、あわてずゆっくり楽しみましょう。ゆっくり登って足を休めておくのが大事。タイムに囚われて先を急ぐと、意外とダラダラ距離のある登りにスタミナを奪われ、この後痛い目を見ます。

天気が良ければ白山が見える白山ベンチ。分厚い雲に包まれ、白山の眺望は残念ながらなし。

気持ちよく尾根道を登って行くと、ブナ林の向こうに、いかにも急登という姿のピークが2つ。 登山道は、この後一旦右側のピークのシャクナゲ平に登った後、左のピークの前荒島に登り返すというルート一本のみ。つまり両方登る、と。この辺りで心の準備をしておくと精神衛生上、またペース配分上とても良いです。

階段が見えてくるとシャクナゲ平への急登となります。まず目の前に立ちはだかるのは10m少々の階段。さあいよいよ急登だ、と意気込んで登ると…

登りきったと思ったら、目の前に飛び込んでくるのは先程とら比較にならない位延々と続く階段。終わりが見えない… 標高差50m位はあろうかという階段。難所と呼ばれる「もちがかべ」よりこちらのほうがこの山1番の踏ん張り所と思っています。登っていて心が折れないよう「天国への階段」と呼んで気を紛らわしています(自称)。 しかもこの「天国への階段」、登り切った後、さらにパート2まで控えているという二部構成。その周到さに恐れ入る。整備されている方には頭が下がります。

「天国への階段」パート2。パート1より斜度も段差も若干アップ、というドM仕様ですありがとうございます。さすがにパート1よりは短いです。これを登り切れば、目の前がシャクナゲ平。

シャクナゲ平。中出コースとの合流地点でもある、多少開けた休憩ポイント。休憩する人、食事の人も多いですがベンチのようなものは特に見当たりません。山頂は風が強くて食事どころでない、ということも経験上あったので、ここて食事というのも賢明な判断かも。登山道はここから30m程下降した後山頂に向けた長い急登になります。

鎖が出でくると難所「もちがかべ」のはじまり。鎖やロープは一応あるけれど、人によりますが、ルートの大半は鎖に頼らず登れる、という方が多いのではと思います。鎖はどちらかというと下山用・雨天用かと。

やたら高い段差のある階段もあったりしますが、登山道はよく整備されています。一見登るのが困難に見える場所には、必ず近くに足や手を掛けられる場所(角の立った岩など)があります。落ち着いて解決策を探しましょう。

岩ばかりの場面でも、ロープに頼らないという基本は同じです。ただし、今日みたいに岩が濡れていて滑りやすいときは臨機応変に考えましょう。今日は、ここをはじめ何か所かで補助的にロープに頼った場面あり。 もちがかべは、難所と言われるものの、難易度的にヤバいと感じるところは意外と拍子抜けするくらい僅かです。むしろ、鎖場を抜けた後、若干難易度が落ちた急登が意外に長く続くので、こちらが要注意。前荒島(1415m)までは200mを超える急登なので、慌ててもそんなにすんなりと登り切ることはできません。これまで、前荒島直前で足がつるなど足が悲鳴を上げた経験多数。頂上付近でも足を使いますし、下山で足がヘロヘロだと前荒島直下での滑落・転落の危険がヤバいです。難所たる所以はここにあるのではないでしょうか。タイムにこだわらず、休み休み行きましょう。

急登を登り切ると、急に傾斜が緩やかになり、もう頂上のような雰囲気。ですが、先程から前荒島と書いたとおり、ここはまだ山頂ではありません。 しばし歩くと手の届きそうなところにもう一つ高いピークが見えます。あそこは中荒島岳。残念ながら、あちらもまだ山頂ではありません。 荒島岳の頂上稜線には、大まかに「前荒島岳」「中荒島岳」「荒島岳」の3つのピークがあり、徐々に標高が高くなり、一番奥の荒島岳が最高点となります。前荒島から中荒島、中荒島から荒島岳へは、一度下って登り返し。この登り下りの角度が結構激しいことに加え、目の前に見えるくせに、案外距離がありいつまでたっても次のピークに着かない。また、中荒島岳、荒島岳のどちらにも、下から見ると山頂に見える「ニセ山頂」ポイントがあり、事情が分かっていないと「いつになったら頂上つくんじゃ…」と心折られること請け合いの頂上稜線となっています。分かっていれば楽しい稜線なのですが…

前荒島の時点で、周辺の眺めは素晴らしいです。今日は白山は見えませんが…。 1500m前後の山々は、どの山も頭から雲をかぶっている状態。 白山が見えないだけで、麓の眺めは良好なので、今日はそれで良しとします。 白山の姿は、ぜひご自身の目で楽しんでください!

中荒島を過ぎ、荒島岳頂上部を望む。 荒島岳も頂上「だけ」雲の中… 稜線歩きは楽しめたので、良しとする。

振り向けば、眼下の眺めはこんなに素晴らしい。 稜線歩きが楽しめたので、今回はこれで良しとする。全ては心の持ちようではないか。 本来、この時期に雪や寒さの心配なく登れることだけでも有り難いわけで。

頂上到着。眺めは真っ白。

山頂の表示板はもう冬仕度済。 山頂は結構風があり体が冷える。 草陰で風を避け昼食。

昼食が終わり下山開始。下のほうの天気だけは抜群に良い。眼下に広がるのは大野市の街並みか。

決して長くはないが、印象的な稜線歩き。 ここの稜線歩きは下山のほうがより楽しめます。 もったいないのでゆっくり味わうように歩く。 前荒島からの下山は、岩が濡れていて少し気を使った。

シャクナゲ平を過ぎ、再びブナ林の緩やかな稜線歩き。 ここの楽しさが今回身に沁みて分かりました。もったいないのでここもゆっくり歩く。 今までは、タイムに囚われてこの辺りではもうヘトヘトで、魅力に気付く余裕なんてなかった。

ちなみにこの辺り、登山道の落ち葉の下に木の根が網のように張り巡らされており、急いで下ろうものなら膝を壊す要素満載。この山は、他の山のように下山は上りのコースタイムの半分でいいや、という訳にはなかなかいかないので、余裕のない計画を立てがちな方は要注意。下山も、登りと同じ位ガッツリかかります。何しろ、下山道のほぼ全てが膝に良くない仕様。タイムに囚われると、無理矢理飛ばしても余り成果が挙がらないことを承知の上で、それでも無理矢理かっ飛ばさなければならない。今までは何て勿体ないことをしていたのだろう。

再び登山道近くのぬかるんだ登山道。ぬかるみ+赤土+木の根っこのトリプルコンボで、どこに足を置いても滑るという我慢の下り。

皆が歩くところは足がめり込むようなドロドロ、泥がないところはむき出しの赤土。赤土に助けを求めてあえなく泥にずり落ちる、という靴跡がそこかしこの赤土に刻まれており阿鼻叫喚の様相。スパッツを持参しなかったので極限まで気を遣う羽目に陥ったが、持っている方はおとなしくスパッツ利用を推奨。

登山口を出て、ようやくスキー場跡まで戻る。ここからの景色もいいのだよなあ… 帰り、ここまて楽しめる体力をぜひ温存してください。余裕があれば、この山は素晴らしい山になります。

最後、スキー場ゲレンデの下り。遠くから見た印象に反して、最後の最後で、ここがまた決定的に足にくるんだよな…最後まで気をつけましょう。

下山後、おみやげを買っているときに何気なく外に目をやると「あ、荒島岳頂上晴れてる…」 …よくある話ですよねー。

この活動日記で通ったコース

勝原〜荒島岳 ピストンコース

  • 06:45
  • 8.6 km
  • 1269 m
  • コース定数 28

JR西日本越美北線勝原駅から国道158号沿いの勝原スキー場を経由し、登るルートが一般的。ただ急登が続くので、少々大変な面もあり。電車でアクセスし歩くこともできる。マイカーも駐車可能。 中出からのコースを使い小荒島岳を経由するルートは勝原ルートに比べるとまだなだらかで登りやすい。