活動データ
タイム
08:00
距離
8.4km
のぼり
856m
くだり
858m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る今回は宝満山でのクライミング。 よって一般登山者には意味不明な単語が羅列されることになるため、興味の有る方以外は閲覧をお勧めしない。 筋肉君も居ることから、内容としては ・懸垂下降 ・トップロープ ・NP、アブミを使用してのエイド で初心者向けフルコースである。 今回はクライミングであるため司令官の指揮下には入らず、新たな師匠との山行だ。 便宜上「総帥」と称す。 ルートとしては、 昭和の森キャンプ場〜宝満山。 アプローチとはいえゲレンデは山頂直下。 要は普通に登山しなければクライミングを始められない。 『山を舐めるなお兄さん』として生きて行こうかと思い始めた私だが、その私がアレだけ薦めた登山靴に興味を示さず、ランニングシューズでアプローチした筋肉君は早々とダウン。 「夜勤明け」なる言い訳を散々聞かされるが我々はそんな事は知らない。 クライミングでは通常登山装備加え、ロープやシューズにカラビナ類と、中々の重量を担いでアプローチする。 ランニングシューズでは重量的にヘタるだろうし、さぞかしキツかったであろう。 その場で登山靴の購入を宣誓した筋肉君(奴はプロテインを飲めば大体治るため)を放置しつつ、ゲレンデに到着。 少し上がれば山頂なので、終了点にマスターポイントを作成して懸垂下降で岩に取り付く。 懸垂自体は仕事での経験もあったり、予習もあったので難なくこなせた。 今回初の宝満山であったわけだが、山頂からの眺めは見事の一言に尽きる。 人気の山だけはあると実感(福岡で一番?九州で一番?人口密度の高い山だそうで)。 登山者はここで休憩、下山であるが、我々クライマーはここからがスタートである。 さて今回の相手は 『稚児落とし(5.10a)』。 総帥が若かりし頃はロープ一本背負ってここに修行に来たそうだ。 そんな思い入れのある岩場に連れてきて頂いたことを感謝しつつ。 岩を見上げる。 ホールドが見当たらない。 オブザベ不可能。 総帥がリードで上がり、下でビレイしていたが、一体なぜそんなに登れるのか意味不明だった。 サンダルでも全然行けるそうだ。 備忘録的に書いておくならば、 ヌルヌルの滑り台スラブを進みハングに出会う→ 無理やり腕を突っ込みクラック内のガバをアンダー→ 意を決して垂壁に飛び出してハンドジャム→ クラックを上がれば小さなテラス → 極小カチに体を預けてフレークを取る→ 此処で敗退。この先はまだ知らない。 頂上からの景色は拝めず。 スメアがどうしても効かない、足が踏み負けた。 花崗岩の粒の結晶に立ち込めない。 そもそも極小カチに至るまでに体力は尽きてる。 ここが稚児落としの核心なので、これを越えれば… 「岩が濡れていた…」 「柔らかいシューズを選びすぎた…」 言い訳なんて何個でも言いたい。 だけど、総帥が普通に登ったんだから言い訳は出来るはずは無い。 しかしながら初クラックにしてはまずまずの出来だったのかなーと思っている。 ジャミング祭。 インドアクライマーには全く馴染みのないジャミング。 クライマー以外には何を言っているのか分からないとは思うが、イメージとしては 「クラック(割れ目、裂け目)」に体を差し込んでスタックさせる行為である。 フィンガー、ハンド、フィスト、フット等これも多岐に渡るムーブがある。 そして技術不足な素人にはかなり痛みを伴う。 さらにバチ効きさせないと結果落ちるし何より前腕が終わる。 結果、気持ちの良い生傷が多数腕に出来ることに。 これだけ恵まれたクラックもあるわけなので、 カムやナッツなどナチュラルプロテクション、さらにアブミを使ったエイドクライミングも同時体験。 私はジムボルダー専門の方が良かったのではないかと感じている(良くも悪くも)。 ジムボルダー、ジムリード、外岩ボルダー、外でのリード、エイド。 どれもクライミングなのだが、全て別モノなのだ。 私はまだクライマーの真似事をしているに過ぎない。 奥が深すぎる。 次こそは稚児落としで落とされないように。 次こそは腕がパンプしないように。 次こそは完登して山頂に立ちたい。 次こそは登山道から眺めてくる登山者から怖がられることなく私自身もう少し楽しそうに岩に向き合いたい。 さて、司令官に負けない『総合的な登山力』を鍛えるべく始めたクライミングであるが、私はとんでもない道に逸れてしまっているのではないかと毎日思っている。 そう思いつつも、毎日の懸垂を欠かさず今日もクライミングジムへ通う。
この活動日記で通ったコース
宇美新道登山口-河原谷登山口-河原谷の大つらら 往復コース
- 02:56
- 5.3 km
- 499 m
- コース定数 12
この活動日記で通った山
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。