神室山(キヌガサソウとヒナザクラに見惚れ、西ノ又・パノラマコースを周回)

2020.06.21(日) 日帰り

 県境を越えた移動が6月19日から可能になりました。これで他県の山を歩くことができます。  今年の登山シーズンがようやく始まった感じがします。  解禁後、最初に歩く山をどこにしようかとしばらく悩んだ末、神室山に決定しました。  この時期にはキヌガサソウが見頃を迎えており、しばらく見ていない高貴な白い花に再会したく、タイミングがよければ、御田の神の先にあるヒナザクラの群生にも出会えるかもしれません。  コースはいつものように西ノ又コースからパノラマコースの周回としました。  このコースは歩きがいがあります。沢沿いの道をしばらく進み、三十三尋の滝に出会うと、そこから胸突八丁の急登が始まります。  ブナ林の中を喘ぎながら50分あまり登ると、熊の昼寝坂に飛び出します。少し行くと、御田の神という湿原が広がります。ここから見る前神室山が凛々しく、湿原にはイワイチョウ、ニッコウキスゲなどの花が咲き乱れます。  雪渓に降りると、おそらくヒナザクラが群れて咲いているでしょう。  そこを過ぎると、斜面をキヌガサソウが埋めているはずです。  この日は朝の4時前に自宅を出て、東北自動車道を走行中に日の出を見ました。  古川インターを下りて鳴子に向かい、新しいトンネルを抜けると鬼首です。  ここからはいくつものトンネルを通って、役内には6時過ぎに着きました。  朝の空はもうすっかり夏空で、美しい青に染まっています。今日の山歩きに期待がいっそう高まります。  ただ、想定外だったのは、林道の工事でした。工事のため車両は鳥居から先には入れません。鳥居の手前に臨時の駐車場が設えてありました。ここから25分ほど歩いて、以前の駐車場に着きます。  驚いたことに通行不可のはずが、工事中の駐車場には数台、登山者の車が止まっていました。土日は工事がないので、おそらく規制を無視して入ってきたのでしょう。確かに臨時駐車場から25分、往復で50分余計に歩くのは大変ですが、このような状況はどうなのかなという気もしました。ただ、実情を鑑みれば、土日は工事が行われず、したがって駐車しても邪魔にはならないようなので、自治体にはこの辺りを配慮して、一部開放など規制の整理をしてもらえればありがたいですね。  西ノ又コースが多少荒れているという情報もありました。ですが、実際に歩いてみると、沢に下りて岩のヘリを乗り越える部分を除けば、以前と変わらない整備状況です。三十三尋の滝の上部の渡渉点にも、ペンキとピンクテープがあります。  また、パノラマコースも刈り払いがされていて、危険箇所はありません。真っ青な夏空の下、左手前方に鳥海山を見ながらの稜線歩きは本当に素晴らしく、この日は周回が正解でした。  なお、お目当てのキヌガサソウとヒナザクラは、どちらも見頃を迎えていました。群生地には、登山者の歓声が響き、ここで20分以上も足を止めることになりました。  また、神室山から前神室山への稜線には、様々な高山植物が咲き乱れ、周辺の山々の展望と共に、至福の時間をもたらしてくれました。ゴゼンタチバナ、アカモノ、ハクサンチドリ、ツマトリソウ、マイヅルソウ、シラネアオイ、コバイケイソウ、ズダヤクシュ、タニウツギなど、両手で数え切れないほどの種類の花が咲いていました。

「釣りキチ三平」のロケ地になった役内集落から早朝の神室連峰を見上げます。

「釣りキチ三平」のロケ地になった役内集落から早朝の神室連峰を見上げます。

「釣りキチ三平」のロケ地になった役内集落から早朝の神室連峰を見上げます。

林道入り口の鳥居に着きました。この先の臨時駐車場に車を止めました。

林道入り口の鳥居に着きました。この先の臨時駐車場に車を止めました。

林道入り口の鳥居に着きました。この先の臨時駐車場に車を止めました。

25分ほど林道を歩きます。本来の駐車場には重機などが止めてありました。

25分ほど林道を歩きます。本来の駐車場には重機などが止めてありました。

25分ほど林道を歩きます。本来の駐車場には重機などが止めてありました。

杉の林を過ぎると、ミズナラやサワグルミの林に変わります。

杉の林を過ぎると、ミズナラやサワグルミの林に変わります。

杉の林を過ぎると、ミズナラやサワグルミの林に変わります。

左手を流れる沢に沿って林道を進みます。砂防ダムが土砂で埋まり、滝になっています。

左手を流れる沢に沿って林道を進みます。砂防ダムが土砂で埋まり、滝になっています。

左手を流れる沢に沿って林道を進みます。砂防ダムが土砂で埋まり、滝になっています。

第一の吊り橋に着きました。それほど揺れません。

第一の吊り橋に着きました。それほど揺れません。

第一の吊り橋に着きました。それほど揺れません。

沢に下りて縁を歩きます。左手の岩を乗り越えますが、手がかりがあるので大丈夫です。

沢に下りて縁を歩きます。左手の岩を乗り越えますが、手がかりがあるので大丈夫です。

沢に下りて縁を歩きます。左手の岩を乗り越えますが、手がかりがあるので大丈夫です。

沢を進み、左手のロープを伝って登山道に乗り上げます。

沢を進み、左手のロープを伝って登山道に乗り上げます。

沢を進み、左手のロープを伝って登山道に乗り上げます。

巨大な倒木があります。これを見ながら右手を進みます。

巨大な倒木があります。これを見ながら右手を進みます。

巨大な倒木があります。これを見ながら右手を進みます。

第二の吊り橋です。支柱が傾いているように見えますが、しっかりした造りです。

第二の吊り橋です。支柱が傾いているように見えますが、しっかりした造りです。

第二の吊り橋です。支柱が傾いているように見えますが、しっかりした造りです。

吊り橋を渡ると、ブナの森に入ります。この雰囲気が好きです。

吊り橋を渡ると、ブナの森に入ります。この雰囲気が好きです。

吊り橋を渡ると、ブナの森に入ります。この雰囲気が好きです。

ここから先には、山腹を巻くような道が続きます。左手は切り立った崖になっています。

ここから先には、山腹を巻くような道が続きます。左手は切り立った崖になっています。

ここから先には、山腹を巻くような道が続きます。左手は切り立った崖になっています。

「老いて猶・・」の看板は、今も健在でした。

「老いて猶・・」の看板は、今も健在でした。

「老いて猶・・」の看板は、今も健在でした。

三十三尋の滝に着きました。

三十三尋の滝に着きました。

三十三尋の滝に着きました。

タニウツギが咲いています。

タニウツギが咲いています。

タニウツギが咲いています。

渡渉点です。ここで朝食の休憩としました。セブンイレブンのコロッケパンとコーヒーです。

渡渉点です。ここで朝食の休憩としました。セブンイレブンのコロッケパンとコーヒーです。

渡渉点です。ここで朝食の休憩としました。セブンイレブンのコロッケパンとコーヒーです。

渡渉点から急登が始まりました。ブナの大木があります。

渡渉点から急登が始まりました。ブナの大木があります。

渡渉点から急登が始まりました。ブナの大木があります。

不動明王が祀ってある小さな広場です。水場はこの先にあります。

不動明王が祀ってある小さな広場です。水場はこの先にあります。

不動明王が祀ってある小さな広場です。水場はこの先にあります。

水場で冷たい水を補給しました。ここから先に水場はありません。

水場で冷たい水を補給しました。ここから先に水場はありません。

水場で冷たい水を補給しました。ここから先に水場はありません。

急登が続きます。50分を耐えれば、素晴らしい景色が待っているはずです。

急登が続きます。50分を耐えれば、素晴らしい景色が待っているはずです。

急登が続きます。50分を耐えれば、素晴らしい景色が待っているはずです。

ギンリョウソウを発見しました。

ギンリョウソウを発見しました。

ギンリョウソウを発見しました。

右手の樹間から前神室山が顔を出しました。

右手の樹間から前神室山が顔を出しました。

右手の樹間から前神室山が顔を出しました。

急登が終わり、熊の昼寝坂に飛び出しました。

急登が終わり、熊の昼寝坂に飛び出しました。

急登が終わり、熊の昼寝坂に飛び出しました。

ウラジロヨウラクが咲いています。

ウラジロヨウラクが咲いています。

ウラジロヨウラクが咲いています。

ここが御田の神です。湿原には花はまばらでした。

ここが御田の神です。湿原には花はまばらでした。

ここが御田の神です。湿原には花はまばらでした。

イワイチョウが咲いています。ニッコウキスゲはまだ蕾でした。

イワイチョウが咲いています。ニッコウキスゲはまだ蕾でした。

イワイチョウが咲いています。ニッコウキスゲはまだ蕾でした。

御田の神から雪渓に下ります。雪が残っています。

御田の神から雪渓に下ります。雪が残っています。

御田の神から雪渓に下ります。雪が残っています。

雪が融けたところにはヒナザクラが咲いていました。

雪が融けたところにはヒナザクラが咲いていました。

雪が融けたところにはヒナザクラが咲いていました。

可憐なヒナザクラが

可憐なヒナザクラが

可憐なヒナザクラが

群生しています。

群生しています。

群生しています。

ミツバオウレンも咲いていました。

ミツバオウレンも咲いていました。

ミツバオウレンも咲いていました。

前神室山を振り返ります。この先にキヌガサソウの群生地があります。

前神室山を振り返ります。この先にキヌガサソウの群生地があります。

前神室山を振り返ります。この先にキヌガサソウの群生地があります。

前神室山の肩の向こうに鳥海山が見えました。

前神室山の肩の向こうに鳥海山が見えました。

前神室山の肩の向こうに鳥海山が見えました。

キヌガサソウです。

キヌガサソウです。

キヌガサソウです。

群生しています。

群生しています。

群生しています。

高貴な白い花です。

高貴な白い花です。

高貴な白い花です。

サンカヨウも咲いていました。

サンカヨウも咲いていました。

サンカヨウも咲いていました。

キヌガサソウの群生地の先には窓くぐりがあります。ここを飛び出ると

キヌガサソウの群生地の先には窓くぐりがあります。ここを飛び出ると

キヌガサソウの群生地の先には窓くぐりがあります。ここを飛び出ると

豪快な景色が広がりました。神室山が正面に見えます。深い山襞に圧倒されます。

豪快な景色が広がりました。神室山が正面に見えます。深い山襞に圧倒されます。

豪快な景色が広がりました。神室山が正面に見えます。深い山襞に圧倒されます。

あの急な登山道を登ると、神室山への稜線に出ます。

あの急な登山道を登ると、神室山への稜線に出ます。

あの急な登山道を登ると、神室山への稜線に出ます。

アカモノや

アカモノや

アカモノや

ハクサンチドリを見て

ハクサンチドリを見て

ハクサンチドリを見て

稜線を歩き、神室山へ向かいます。

稜線を歩き、神室山へ向かいます。

稜線を歩き、神室山へ向かいます。

もう一登りで山頂に着きます。

もう一登りで山頂に着きます。

もう一登りで山頂に着きます。

山頂に着きました。十数人が、それぞれに休んでいます。

山頂に着きました。十数人が、それぞれに休んでいます。

山頂に着きました。十数人が、それぞれに休んでいます。

山頂から360度の展望を楽しみます。手前に避難小屋が見えます。

山頂から360度の展望を楽しみます。手前に避難小屋が見えます。

山頂から360度の展望を楽しみます。手前に避難小屋が見えます。

小又山から火打岳

小又山から火打岳

小又山から火打岳

窓くぐりからの稜線

窓くぐりからの稜線

窓くぐりからの稜線

月山

月山

月山

神室ダム方面

神室ダム方面

神室ダム方面

神室山山頂から前神室山へ向かいます。

神室山山頂から前神室山へ向かいます。

神室山山頂から前神室山へ向かいます。

雲に隠れた鳥海山

雲に隠れた鳥海山

雲に隠れた鳥海山

これはミヤマキンバイに似ていますが・・・

これはミヤマキンバイに似ていますが・・・

これはミヤマキンバイに似ていますが・・・

ナナカマドに蜂が止まっています。

ナナカマドに蜂が止まっています。

ナナカマドに蜂が止まっています。

ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナ

レリーフピーク

レリーフピーク

レリーフピーク

前神室山の左手に鳥海山が見えます。この稜線歩きは素晴らしい。

前神室山の左手に鳥海山が見えます。この稜線歩きは素晴らしい。

前神室山の左手に鳥海山が見えます。この稜線歩きは素晴らしい。

マイヅルソウ

マイヅルソウ

マイヅルソウ

コイワカガミ

コイワカガミ

コイワカガミ

シラネアオイ

シラネアオイ

シラネアオイ

ツバメオモト

ツバメオモト

ツバメオモト

前神室山に向かって進みます。

前神室山に向かって進みます。

前神室山に向かって進みます。

鳥海山がくっきりと見えます。

鳥海山がくっきりと見えます。

鳥海山がくっきりと見えます。

ズダヤクシュ

ズダヤクシュ

ズダヤクシュ

ツマトリソウ

ツマトリソウ

ツマトリソウ

コバイケイソウ

コバイケイソウ

コバイケイソウ

前神室山山頂から歩いてきた道を振り返ります。

前神室山山頂から歩いてきた道を振り返ります。

前神室山山頂から歩いてきた道を振り返ります。

栗駒山、虎毛山、高松岳、焼石岳が連なっています。

栗駒山、虎毛山、高松岳、焼石岳が連なっています。

栗駒山、虎毛山、高松岳、焼石岳が連なっています。

ムラサキヤシオが咲いていました。

ムラサキヤシオが咲いていました。

ムラサキヤシオが咲いていました。

タムシバ

タムシバ

タムシバ

苔の蒸したブナの老木です。

苔の蒸したブナの老木です。

苔の蒸したブナの老木です。

役内集落が見えてきました。

役内集落が見えてきました。

役内集落が見えてきました。

ブナの大木

ブナの大木

ブナの大木

これもブナの大木

これもブナの大木

これもブナの大木

ブナの大木を過ぎ、杉林を下ると登山口に着きます。

ブナの大木を過ぎ、杉林を下ると登山口に着きます。

ブナの大木を過ぎ、杉林を下ると登山口に着きます。

役内集落から、今登ってきた神室連峰を振り返りました。

役内集落から、今登ってきた神室連峰を振り返りました。

役内集落から、今登ってきた神室連峰を振り返りました。

「釣りキチ三平」のロケ地になった役内集落から早朝の神室連峰を見上げます。

林道入り口の鳥居に着きました。この先の臨時駐車場に車を止めました。

25分ほど林道を歩きます。本来の駐車場には重機などが止めてありました。

杉の林を過ぎると、ミズナラやサワグルミの林に変わります。

左手を流れる沢に沿って林道を進みます。砂防ダムが土砂で埋まり、滝になっています。

第一の吊り橋に着きました。それほど揺れません。

沢に下りて縁を歩きます。左手の岩を乗り越えますが、手がかりがあるので大丈夫です。

沢を進み、左手のロープを伝って登山道に乗り上げます。

巨大な倒木があります。これを見ながら右手を進みます。

第二の吊り橋です。支柱が傾いているように見えますが、しっかりした造りです。

吊り橋を渡ると、ブナの森に入ります。この雰囲気が好きです。

ここから先には、山腹を巻くような道が続きます。左手は切り立った崖になっています。

「老いて猶・・」の看板は、今も健在でした。

三十三尋の滝に着きました。

タニウツギが咲いています。

渡渉点です。ここで朝食の休憩としました。セブンイレブンのコロッケパンとコーヒーです。

渡渉点から急登が始まりました。ブナの大木があります。

不動明王が祀ってある小さな広場です。水場はこの先にあります。

水場で冷たい水を補給しました。ここから先に水場はありません。

急登が続きます。50分を耐えれば、素晴らしい景色が待っているはずです。

ギンリョウソウを発見しました。

右手の樹間から前神室山が顔を出しました。

急登が終わり、熊の昼寝坂に飛び出しました。

ウラジロヨウラクが咲いています。

ここが御田の神です。湿原には花はまばらでした。

イワイチョウが咲いています。ニッコウキスゲはまだ蕾でした。

御田の神から雪渓に下ります。雪が残っています。

雪が融けたところにはヒナザクラが咲いていました。

可憐なヒナザクラが

群生しています。

ミツバオウレンも咲いていました。

前神室山を振り返ります。この先にキヌガサソウの群生地があります。

前神室山の肩の向こうに鳥海山が見えました。

キヌガサソウです。

群生しています。

高貴な白い花です。

サンカヨウも咲いていました。

キヌガサソウの群生地の先には窓くぐりがあります。ここを飛び出ると

豪快な景色が広がりました。神室山が正面に見えます。深い山襞に圧倒されます。

あの急な登山道を登ると、神室山への稜線に出ます。

アカモノや

ハクサンチドリを見て

稜線を歩き、神室山へ向かいます。

もう一登りで山頂に着きます。

山頂に着きました。十数人が、それぞれに休んでいます。

山頂から360度の展望を楽しみます。手前に避難小屋が見えます。

小又山から火打岳

窓くぐりからの稜線

月山

神室ダム方面

神室山山頂から前神室山へ向かいます。

雲に隠れた鳥海山

これはミヤマキンバイに似ていますが・・・

ナナカマドに蜂が止まっています。

ゴゼンタチバナ

レリーフピーク

前神室山の左手に鳥海山が見えます。この稜線歩きは素晴らしい。

マイヅルソウ

コイワカガミ

シラネアオイ

ツバメオモト

前神室山に向かって進みます。

鳥海山がくっきりと見えます。

ズダヤクシュ

ツマトリソウ

コバイケイソウ

前神室山山頂から歩いてきた道を振り返ります。

栗駒山、虎毛山、高松岳、焼石岳が連なっています。

ムラサキヤシオが咲いていました。

タムシバ

苔の蒸したブナの老木です。

役内集落が見えてきました。

ブナの大木

これもブナの大木

ブナの大木を過ぎ、杉林を下ると登山口に着きます。

役内集落から、今登ってきた神室連峰を振り返りました。