石立山(高知県香美市物部町・徳島県那賀町木頭 1707.7m)が花🌸の季節を迎えた。 植生が豊かな石立山は春から秋にかけて多様な植物を見ることができるが、中でも5月中〜下旬はゴヨウツツジとミツバツツジの白とピンクが尾根筋を彩り、石灰岩地を好む高山の花が咲き始めて目を楽しませてくれる。 山名のとおり急峻な岩山なので実線ルートの山としては「四国一厳しい」とも言われ、登山者が少ないので静かな山歩きができる。ただし、花も紅葉もない時期の登山はただの修行になってしまう😅 山頂の東側には麓の北川集落を見守るように石立神社の祠が鎮座している。 大山祇命・役行者が祀られる石立神社は、旧木頭村北川の八幡神社の飛地境内社で、7月19日の祭礼には大勢の村人が登ったという。 この日、別府峡から登ったのは自分だけで、出会ったのは日和田から登った徳島市の女性1人のみ。 下山後、オープン前から気になっていた「未来コンビニ」に寄って写真を撮らせてもらった。 ■行先・位置 石立山(二等三角点 [石立山] 1,707.68m) 高知県香美市・徳島県那賀町/北緯33度47分5秒・東経134度3分18秒 ■(*)コースタイム 別府峡駐車場 9:15(3分)→ 別府峡登山口 9:18(28分)→ 竜頭谷 9:46/9:49(17分)→ ガメラ石 10:06/10:07(10分)→ 標高点1183m 10:17/10:26(7分)→ 岩場 10:33/10:35(33分)→ 標高点1472m 11:08/11:11(34分)→ 西峰 11:45/11:47(15分)→ 石立山 12:02/12:12(8分)→ 西峰 12:20/(12:27/12:41)12:55(15分)→ 標高点・1472m 13:10(21分)→ 岩場 13:31/13:32(3分)→ 標高点・1183m 13:35(5分)→ ガメラ石 13:40/13:41(15分)→ 竜頭谷 13:56(21分)→ 別府峡登山口 14:17(3分)→ 別府峡駐車場 14:20 【行き 2時間27分 帰り 1時間31分(捨身ヶ嶽経由)計 3時間58分】 (*)コースタイムポイント(/あり)での休憩時間を含まない ■コース水平距離:8.8km(駐車場からの往復) ■天気:晴れ ■楽しさ:★★★★★(満点!)
高知県側の登山口がある別府峡
距離の割に高低差が大きい急峻な尾根が右上へと続く
石立山登山道入口の錦帯橋
きつい石立山の登山道はカタツムリのようにゆっくり登る?
竜頭谷の渡渉点
標高1060mのガメラ石
標高点1181mのなだらかなコブ
コースタイムポイントの岩場ほ1220m
ビャクシンの岩尾根は左側を通過する
ゴヨウツツジとトサノミツバツツジが同時に開花 ゴヨウツツジ花は葉の影に咲いて白いので目立たない
標高1400m付近のゴヨウツツジ。 山頂付近は蕾がたくさんついていたので見頃は今週末頃か?
トサノミツバツツジ(土佐の三葉躑躅)は、本州(岐阜県・滋賀県・紀伊半島)・四国(徳島県・高知県)に分布、やせた尾根や岩場に多い
ゴヨウツツジはブナと同じエリアに生えていて、時に直径数十cmの大木となる
ワンダフル!
ゴヨウツツジ(五葉躑躅)は、輪生する5枚の葉からその名があり、シロヤシオ(白八汐)とも呼ばれる 太平洋側の山地に分布している
トサノミツバツツジの雄しべは長いのが5本、短いのが5本で計10本
シロバナネコノメ(白花猫の目)は、ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で湿り気のある場所で見かける
ツルキンバイ(蔓金梅)は、バラ科キジムシロ属の多年草で本州(関東以西)・四国・九州の山地に分布する 細長い匐枝を地上に伸ばし、葉は3小葉で尖った鋸歯がある
少し先に咲くアケボノツツジもまだ残っていた
稜線が近づいた
ワチガイソウ(輪違草)は、ナデシコ科ワチガイソウ属の多年草で本州(関東以西)・四国・九州の山地の林縁などに生える 白い5枚の花片に雄しべの葯が柴色の花を咲かせる
西峰に到着
本峰(東峰)に向かう
西峰と捨身ヶ嶽(捨身ヶ嶽の崖にも祠がある) 後方に三嶺を望む
捨身ヶ嶽の絶壁にも祠がある\(◎o◎)/!
蕾をたくさんつけた山頂付近のゴヨウツツジの古木 大木に一面に咲くと美しいが少し早かった
山頂西側の祠
2020.05.17(日) 12:03 <石立山の基準点> 基準点コード:TR25034504401 等級種別:二等三角点 冠字選点番号:興22 基準点名:石立山 標高:1707.7m
木頭北川集落を見下ろす位置に建つ石立神社⛩
石立神社の前から木頭北川を見下ろす 赤い建物(木頭北川体育館)の向かいに未来コンビニも見えていた!
木陰のある西峰に戻って一休み
花弁の絨毯!
両手両足をフルに活用
ヤチマタイカリソウ(八街碇草)は、メギ科イカリソウ属の多年草で四国と九州の山間部に分布する希少植物
キバナノコマノツメ(黄花駒爪)はスミレ科スミレ属の多年草で北海道・本州(中部以北)・四国・九州(屋久島)の亜高山から高山帯に分布する 初夏の八ヶ岳や日本アルプスなどでは珍しくないが、四国では希少。 他の黄スミレと違って葉がまるいこと、唇弁が長く上弁と側弁が上を向いていることなどが特徴
ユキワリソウ(雪割草)は、サクラソウ科サクラソウ属の多年草で、本州(中部以北)と四国の亜高山帯から高山帯の岩場や草地に自生 雪解けとともに花をつけるので「雪割草」と呼ばれる
花の大きさは小指の先ぐらい ハクサンコザクラに似ているが、花弁の切れ込みが浅いハート形
ミヤマカタバミ
まだつぼみのコアツモリソウ
最近、あまり見かけなくなったギンラン
ヒトリシズカはまだだったけど、フタリシズカは咲いていた
「未来コンビニ」に寄ってみた! 洒落た佇まい😍
カフェのコーナーもある!
一般的なコンビニ商品のほか、柚子の加工品なども並べられている
一般的なコンビニ商品も充実している
一番奥の「YUZU CAFE」では観光映像が流れている
「YUZU CAFE」から入口方向
おすすめの「木頭柚子こしょうマヨネーズ」と「野菜がおいしい 木頭ゆず黄金のドレッシング」を買ってみた
この活動日記で通ったコース
別府峡登山口-石立山 往復コース
- 07:20
- 6.7 km
- 1305 m
- コース定数 29