活動データ
タイム
07:04
距離
16.9km
のぼり
1329m
くだり
1324m
活動詳細
すべて見る鈴鹿のミツマタと言えば、これまでは野登山近くの群生地だけが有名でしたが、最近多賀の高畑山付近がYAMAPにもたくさん登場してくるようになったので、ぜひこれは行かなきゃ、と思いました。ついでに近くの高室山(ぼく自身は2003年(http://minaphm.starfree.jp/ryozen/zarano.html)以来登ってなかったのですが)に、久々に登りたくなりました。そこでこの二つを必須として、ついでにこれも2003年以来来ていないザラノや倉骨山、ヒヨノも含めた周回コースを考えました。 このコースの難所は、高室山とヒヨノをつなぐ植林帯のコース。ここは道がなく、かつてはコンパスと地形眺めで何回か迷ったところ。それとヒヨノから高畑山への尾根。ここも、以前は歩けるのかさえ知らなかった急峻な尾根です。いまはYAMAPを使えるので、あの植林帯もずいぶんと楽に歩けることでしょう。 というわけで、車を飛ばして多賀奥のR306、佐目トンネル手前左の駐車場へ。途中、ミツマタ群生地へ入る林道前にたくさん駐車されているのを確認。人が多そう。空いてから行こう。それで、時計回りか、反時計回りか、正直、どっち回りにしようか決めあぐねていたので、反時計回り、まず高室山から登ることに。 駐車場から佐目尾根で高室山へ:駐車場から高室山の案内で植林帯に導かれ、いきなり佐目尾根に取り付きました。17年前には全くなかった光景。あの当時は十二相神社の脇を奥に入ってから斜めに尾根に登ったものでした。しかも今は踏み跡ばっちり。17年前は、薮をかき分け、半分ルートを作りながら歩いたのが、隔世の感です。一つ峰を越え、小さな鉄塔が二つ立つ鞍部へ下りました。そう、17年前は道なき道をこの鞍部へ登ってきたのを思い出しました。このあとも、急なところではジグザグコースで登るなど、ほんとよくできたルートに変身していました。そんなわけで、あっという間に林道出合。その先の山頂直下も、激しい笹漕ぎをしたのも思い出せないほどの夢のような道で、あっという間に標高818mの高室山・山頂へ。2003年のメモでは2時間20分かかっていたのが今日はちょうど半分。時間に余裕ができたので、先の倉骨山にも寄ってみました。山頂はカレンフェルトで石灰岩のガラガラ。谷を見下ろす高度感は、なかなかのものでした。 高室山からザラノへ:いったん林道に戻って、ザラノに向かいます。林道終点から右の山腹に入り、新しい林道状の道を詰めると、突然終わって杉の倒木だらけのところへ。何とか杉を越えながら進んで、高ザラ尾根に乗りました。高ザラ尾根は基本的には歩きやすい尾根ですが、登りの最後で、アセビの森に阻まれて通行困難。尾根の左に寄って何とかここを通過すると、間もなく標高808mのザラノの山頂です。 ザラノから陣屋へ:ここでお昼にして、高ザラ尾根を戻り、今度はさっきの林道に出ずにP777に登ります。ここからこの峰から北西に伸びる尾根を進み、鉄塔へ。この小さな尾根も、途中までは素晴らしい尾根でした。苔むしたカレンフェルト、ずっと続く草原。でも、ほとんどだれも通っていないルート。鉄塔から林道に下って、林道と一般ルートで陣屋に向かいます。陣屋は2つの鉄塔の立つ高室山とヒヨノの鞍部で、小さな祠があります。ここは18年ぶりの再訪。でも、雰囲気は全く変わっていました。まあ、季節も違うのですが。 陣屋からヒヨノへ:植林帯を方向だけ確認して進みます。むかしの林道跡や、踏み跡はあちこちにありますが、途中で倒木帯があったり、方向が悪くなってきたりで、そのまま進むわけにもいきません。ただ、基本的にはどこでも歩けるようなところ。それでも、ちょっと気を許すと、方角が変わったりする、ややこしい場所です。今回はちょっと左に寄って進みましたが、もっといいルートもあるかも、です。ぐっと標高が上がってきたら、尾根芯に戻ってヒヨノを目指しましょう。 ヒヨノから高畑山へ:標高687mのヒヨノの山頂も18年ぶり(https://yamap.com/activities/1451002)。ここも印象が全く別世界でした。辛うじて三角点石標のみが、昔のままという感じ。当時はすべてが鬱蒼としていましたが、いまは明るく開けた感じ。高畑山への尾根は、山頂から南西方向です。最初は緩い下りですが、突然、これでもかという急降下。木の幹を持ちながら慎重に下ります。今日はソロだからいいですが、前に人がいたら、落石をさせないことにかなり気をつけないといけないレベル。ここはYAMAPで計測すると、水平距離500mで200m下っています。つまり傾斜は40%。角度でいうと22°ほどに。恐ろしい傾斜です。最初の鉄塔まで下ると、あとは快適な巡視路。ただし、鞍部から高畑山への登りは再び結構な登り。今日最後の登りと言え、ちょっときつさを感じました。 高畑山からミツマタ自生地へ:高畑山の山頂からはピンクのテープに導かれて快調に下りましたが、途中、獣除けのフェンスに囲まれた区域に阻まれ直進できなくなりました。仕方なくフェンスに沿って右に進んだ後、別な尾根で南へ。その先で下を見れば、なんとミツマタの大群生が見えていました。あとは好きなところを下ってミツマタの林へ。やがて散策用の林道にどこかで出れば大丈夫です。ここのミツマタ、なかなかすごかったです。少し黄ばんできた太陽光に一部照らされた状況だったので、そこを狙って撮りまくりました。また、さらに下の三差路から見上げる大群生は、これまで見てきたミツマタ群生地の中でも、一番すごかったかも。この時刻はもう見物人もあまりおらず、じっくりと楽しめました。 このご時世、しばらくは車で行く近場の山のソロ登山復活といったところでしょうか。コロナさん、早く消えてなくなってほしいものです。
活動の装備
- モンベル(mont-bell)ラップランドブーツ Men's
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