竜ヶ岳はこれまで3回登りましたが、3回とも石榑峠からでした。一度宇賀溪から登らなきゃということで、今日初めてトライしました。登りには遠足尾根。大日向の三角点ももちろん寄りました。 竜ヶ岳山頂付近は、赤羊がちょっと茶色羊になりかけながらも、十分楽しめました。 そのまま下るのは、ちょっと物足りないので、静ヶ岳によりました。こちらは3回目。 名前通り、竜ヶ岳とは真逆の静かな山頂が楽しめました。 下りには金山尾根を使いました。
9時過ぎに宇賀溪に着いたら、もうすでに入り口の駐車場は満杯。一番奥のここに案内され、車をとめました。
吊橋を渡って、登山口に向かう林道に出ます。
スズカアザミ。この時期、花はほんとに少ないので、貴重な花です。
御所滝
シロヨメナ?
竜の雫
遠足尾根の登り口です。
なかなかの急登です。
ちょっと緩くなったと思えば、また急登の始まり。
よく踏まれた道です。
岩場が出てきました。
岩のてっぺんからは、竜ヶ岳の山頂が。
もうその先で遠足尾根に乗ります。
カマツカがあちこちで赤い実をつけていました。遠足尾根合流点で。この尾根まで、植林帯を50分弱登り続け。汗が噴出します。
竜に向かう前に寄っておきたいところが。遠足尾根をちょっと(3分ほど)下がって、三角点へ。三等三角点、「大日向」。標高は696.2m。
遠足尾根の登りです。
再び竜ヶ岳の山頂が見えました。
いい色です。オレンジ系。ツツジ科の樹木でしょうか?
黄色もいいなぁ。こっちはクロモジかなにかのモクレン科の樹でしょう。
やっぱり赤が映えるかな?これが一番きれい。もちろん、カエデ科です。ウチワカエデっぽい。
釈迦ヶ岳1092m。
笹の草原に出ました。
福王山598m。
御池岳の日本庭園みたいな、スギゴケのきれいなところがありました。ここ一か所でした。
だんだんといい色になってきます。
ブナはもう8割がた葉を落としています。
御池岳1247m。
藤原岳1171m。
遠足尾根を俯瞰します。
金山尾根出合。いっぱい登ってこられました。
赤い羊がすごくいい感じです。
ここにも群れています。
シロヤシオの紅葉だそうです。
う~ん、すごい。
真っ赤です。
振り返ると。
静ヶ岳。あとで行くから待っててなぁ。
山頂が近づいてきました。
もう一度振り返ります。
山頂到着。二等三角点「竜ケ岳」、標高は1099.8m。4回目にして、ようやくよく晴れてくれました。
山頂に乾杯!すごい数の人で賑わっていました。グループが多いので、ソロはちょっとさみしいです。
さみしそうにしてたからか、カメムシが足に乗ってきました。トホシカメムシです。肩に4個、背中に4個、紋付の場所に2個、合計10個の星があります。
アップで見ると、なかなかきれい。9月から出てくる、秋のカメムシです。越冬するのでしょうか?でも怒ってガスを出されると大変ですから、丁重に引き取っていただきました。
名残惜しいですが、そろそろ静ヶ岳に向かいます。
御在所岳1212m、釈迦ヶ岳も今日は見納め。
この樹がこの辺で一番いい色。
ここから静ヶ岳を目指して縦走路に入ります。
やっと静かな鈴鹿の尾根道。ふっと一息。
前方に目指す静ヶ岳。
セキオノコバの池です。ちょっと神秘的です。
水面は静かで鏡のよう。
セキオノコバの分岐。
最後の登りです。
着きました。三等三角点「賤ケ谷」、標高は1088.5m。なんで「静」でなく「賤」?しかも「谷」??三角点名はいい加減なのです。
竜ヶ岳の山頂を振り返ります。だいぶ人が減ってきたようです。
帰途。金山尾根の入り口です。
遠足尾根を左に見ながら下ります。
きついところは階段をつけてくれています。
赤、黄、緑の信号みたいな景色です。
Q、これは何でしょう? みたいな、Q字型の樹です。よくこんな形で、育ってますね。綿向山の幸福のブナのように、くぐるには小さすぎです。
金山尾根をどんどん下ります。
竜の山頂が見えるのは、ここが最後のようです。名残惜しいです。
最後はかなりの急降下。
宇賀溪沿いの道に出ました。
ありゃ、吊橋がなくなってる・・・かわりに、白滝丸太橋を仮設してくれています。
2013年4月の白竜吊橋。立派な橋だったのに、流れちゃったんですねぇ。自然の脅威、恐るべしです・・・ 追伸:2017年10月の台風21号で、白滝丸太橋も流されてしまいました。台風の脅威が年々増していますね。