活動データ
タイム
04:21
距離
5.2km
のぼり
562m
くだり
521m
活動詳細
すべて見る⦅アプローチ⦆ 自動車:1時間40分(金沢-立山駅)、ケーブルカー&高原バス:1時間10分(立山駅-室堂) ⦅登山コース⦆ 10:55室堂-11:35/12:05雷鳥沢キャンプ場(食事)-14:06/14:18剱御前小舎-15:16剣山荘(宿泊) ⦅歩行時間⦆ 登り:2時間11分(室堂-剱御前小舎)、下り:58分(剱御前小舎-剣山荘) 本格的に登山を始めて以来、剱岳はどうしてもチャレンジしたい山のひとつであった。刀剣を突き上げたような唯一無二の美しいフォルム。簡単には人を寄せつけない威厳に満ちた存在感。かつては登ることが許されなかった地獄の山であり、クライマーにとっては憧れの「岩と雪の殿堂」である。 昨年、別山から剱岳を間近に眺め、思いはさらに強くなった。とはいえ、北アルプスで一、二を争う難コース。もっと経験を積みたい気もするが、時間が経てばそれだけ僕の体力も落ちてくる。たぶん今が潮時だろう。 さて、どのコースを登るか。週末の別山尾根は混雑が避けられないし、早月尾根は標高差2,200mを登り切る体力が要る。同行してくれる山仲間が昨年、早月尾根から登っているので、別山尾根コースを登ることにした。 午前6時20分に金沢を出発し、8時に立山駅(標高475m)に到着。切符売場には長蛇の列ができており、8時40分発のケーブルカーに乗るつもりが、買えたのは9時50分発の切符だった。美女平で高原バスに乗り換え、10時45分、室堂ターミナル(同2,450m)に到着。1週間ぶりの立山は、秋の気配がぐっと深まっていた。 10時55分、室堂をスタート。みくりが池温泉、雷鳥荘を通り、雷鳥沢キャンプ場(同2,277m)へ。食事を済ませると、浄土沢を渡り、標高差約500mの長いジグザグの急坂を登る。登山道沿いにはナナカマドが赤い実をつけ、ウラジロタデが褐色に枯れている。振り返れば、彼方に真っ白な雲海が広がる。 午後2時6分、剱御前小舎が立つ別山乗越(同2,750m)に到達。いくつかの登山ルートが交わる要所で、眼前に剱岳がそびえ立つ。その美しさと迫力に心が震えるようだ。その雄姿を眺めながら、剣山荘への道をたどる。 3時16分、剣山荘(同2,470m)に到着。剱岳に向かう稜線直下に立つ山小屋で、明日、山頂アタックに挑む人でにぎわっている。「別山」という11人部屋に通されたが、やはり満室であった。3連休の2日目、しかも好天。こればかりは仕方がない。 シャワーでサッと汗を流し、小屋周辺を散策する。小屋の前では大勢の人がくつろいだり、酒盛りをしたり。さっきまで霧に隠れていた剱岳がその姿を現し、歓声が上がった。夕食は5時から。すでに生ビールは売り切れており、缶ビールで乾杯する。7時過ぎに就寝。身体は疲れているのに、なかなか寝つけなかった。
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