超快晴の大雪山を周回

2019.09.04(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 56
休憩時間
59
距離
23.1 km
のぼり / くだり
1703 / 1702 m
10
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14
6
57
18
34
1 27

活動詳細

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姿見駅→旭岳→黒岳→北鎮岳→中岳温泉→姿見駅 最高の天気の下で歩くことのできた大雪山、これほど豊かな山とは想像していなかった。チングルマの綿毛エリアがたくさんあり、是非ともお花の季節に再訪したい! ロープウェイの始発は8割ほど埋まっており平日でも強者が集まるものだと感心したが、いざ姿見駅に到着するとロングハイクに行くスピードで歩くのが私だけだったので拍子抜け。君らはなぜ始発にしたんだと思いつつ登る。 旭岳への登りは砂利と石の道で強風で寒くフードを装着する。山頂近くになると霜柱まで立っており、東京との違いを思い知る。山頂前でヤマッパーのらんちさんに追い抜かれるときに周囲の山の名称を教えてもらい、目指すコースが同じということで同行させてもらう。旭岳山頂からはトムラウシから十勝連峰への主脈、芦別岳を含む夕張山地、石狩、ニペソツ方面が見事な眺め。それぞれ確固たる山脈で、特に芦別に登ってみたいと思った。これから歩く大雪山側も当然良い眺望だったが、ここから見えるのは大雪山の一部でしかないことをあとで知ることになる。 ザレた斜面を下り間宮岳に向かう。ここで一昨日に十勝岳を一緒に登った若者となんと再会。本当に美瑛岳を回ったあとで稚内に行ったとのことで感心し、周回ルートの逆方面でまた会いましょうと挨拶(残念ながら会えなかった)。 北海岳のピークまではトムラウシへのなだらかで大きな稜線と石狩岳方面の眺望を楽しみながら歩く。逆側にはお鉢平がどかんとあり、まさにカムイミンタラ・神々の遊ぶ庭(実際はヒグマの庭という意味らしいが)という感じなのだが、この時点では頭の中で地図と眼前の風景が一致せず、どの辺りを歩いているのかただただ大雪山のでかさに圧倒されていた。 北海岳を過ぎると山容が変わりハイマツ、チングルマなどの植物に山が覆われる。雪渓から流れ出る小川がキレイで飲みたかったがエキノコックスが。。。黒岳側からのハイカーが多くなり、そのうちの外国人の一人にどこから来たか訪ねたら、イスラエルという回答で意表を突かれた。 黒岳を眺める草原でランチ。セイコーマートの110円のカルボナーラは悪くないがカロリーが若干低いのでチキンペペロンチーノの方が良いか。 黒岳の周りはハイカーが多く、いわゆる百名山という感じ。素晴らしい眺望と緑の多さ、何より風がないので極楽浄土のようだった。 この辺りでらんち師匠のハイペースに付いていくのがキツくなってくる。お鉢平展望台への軽い登りでも若干脚が重くなってきたので、先に行ってくださいと申し出るがスパルタで許してくれない(笑)。とりあえず北鎮岳分岐まで頑張り、ザックをデポして北鎮岳までお供させてもらう。北鎮岳から見る愛別岳への稜線も見事でやはり行きたくなったが、諦めが肝心だ。山頂で記念写真をとってらんち師匠と別れ(走っていった…すげえ)、ザックを回収して中岳温泉へ向かう。 中岳山頂にいたオヤジさんに温泉の方にはヒグマが多いかもと脅され、熊鈴を出して下っていく。でもオヤジさんの脅しとは違って緑豊かで穏やかな気持ちの良い道だった。中岳温泉には先行の方が四名おり、お喋りしながら足湯を楽しむ。中岳温泉は川の中にあり、湧き出る源泉と川の水が混ざって適温になる仕組みで、熱いところと冷たいところのバランスが難しいのも楽しい。 中岳温泉を出発し、旭岳の裏手の平原を歩く。これまでで最も広大なチングルマ平原となっており、いまも綿毛畑で綺麗だったが、シーズンであればとんでもない眺めになるだろう。 姿見駅に近づくと池があり、逆さ旭岳をカメラに納めて、大満足でロープウェイに乗り込んだ。 下山後は湧駒荘の温泉で汗を流す。グレードの高い旅館と思われ、とっても良いお風呂だった。出発するときに中岳温泉で一緒になったご夫婦と鉢合わせして最後のひと笑い。 天気と出会いに恵まれ、十勝連峰とともにこの夏の最高のハイキングになりました。ハイキングに復帰できて本当に良かった!

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