活動データ
タイム
31:23
距離
35.7km
のぼり
2987m
くだり
3009m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る雪山2泊3日、燕岳へ。 先生に稽古をつけていただきました。 中房温泉登山口までの道が冬季通行止めなので、有明山神社駐車場から約13kmの雪が降り積もる林道を歩く。 30kg超えのザックを背負い登山口まで歩くが、これが今回の核心だ、笑 1日目、天候が良く有明山神社駐車場から歩いて中房温泉登山口(1250m)へ。ザックの重みで両肩が痛む。 入山すると30cmぐらいの積雪だが、トレース利用で第二ベンチ(1842m)まで行き、テント設営。 ラジオが流れるテント内で飲む温かい飲み物は、どんな洒落た喫茶店よりも幸せなひととき。 夕食の麻婆豆腐とご飯を食し、2000に就寝。 2日目、0400起床。静かに雪が降り積もる中、テント内では朝食のラーメンの準備。 撤収準備し、0700冬山登山の開始。 森林限界では風も強く、雪で顔が痛い。 ゴーグル、バラクラバで無敵。 積雪は40cmくらいでトレースなし。 無事に今晩の幕営地となる冬季閉鎖された燕山荘付近に辿り着く。 止まない雪の中、テントは危険と判断し急遽雪洞を掘ることに。 師匠と二人で3時間半かけて雪洞を完成させ、完成祝いにビールで乾杯。最高の瞬間。 温度計を忘れたので正確な気温はわからないが、外はマイナス10℃くらいかな。 雪洞内は遥かに温かく、ローソクが灯ると一気にムーディーな高級ラウンジとなる。 夕食の鍋で体を温め横になって休みたいが、予報で止むはずの雪が止まない。酸欠は避けたい。 しかも天井も徐々に下がることを想定し、さらに床を低く掘る。 冬山のリスクとハザード。 雪が止むのを確認した後、横になり2時間くらいは仮眠できたのか。 3日目、0400起床。山の神を味方につけ快晴。 朝食の熱々のラーメンが冷えた身体に染み渡る。日の出を拝み、ザックをデポして燕岳山頂アタック。 暑い時期は混雑している山頂が、本日は貸切。 ピークを存分に堪能。 表銀座も槍ヶ岳も最高だ。 ここに辿り着くまでの数々の困難の先にある絶景とはこのことだ。 登頂後、下山。 登山口から駐車場までの約13kmは相変わらず試練だが、荷物が軽くなった分足取りは軽い。 駐車場に着き、ビーコンの電源を落とした瞬間、張り詰めていた緊張感が一気に解けたのを感じる。 雪山は常に危険と隣り合わせだ。 今回リスク管理等を学ぶ良い訓練となった。 貴重な機会を与えてくださる師匠に感謝しかない。
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