碧き空に、たおやかな峰々

早朝、南光河原のHOTEL HUSTLERをスタートし、いつもの大山寺から下宝珠越、三鈷峰を経て、これまで未踏だったユートピアから野田ヶ山、大休峠へと歩く。 中宝珠あたり、今日は崩落の音はあまり響かないけど、北壁をみるとやはり崩壊が激しい。 心痛むけど、大山は滅びの美しさなのか、、、？。北アルプスなどの美しさとは似て非なるもので、知らないうちに、日本人がもともと待っている美意識の琴線に触れるんだろうな。だから、無意識のうちにでも、多くの人が大山へと惹きつけられるんだろう。 そういえば、志賀直哉があの壮大な物語の結末に大山を選んだのも、必然だったんだろうな。と、生粋にも文豪の心の内の大山に思いを馳せつつ、今日もここを歩ける事に感謝しながら登ろう！