久しぶりに箱根に行く事にした。去年の6月末に、湯本から湯坂道を登り、畑宿から湯本に戻って以来になる。https://yamap.com/activities/25195167 今回は、昨年4月以来の金時山(1212m)に登る事にした。本当の目的は、地蔵堂に下山してからの足柄古道を歩く事だった。昨年金時山に登った時( https://yamap.com/activities/23531810 )に、大雄山最乗寺に下山し南足柄市役所にて、「足柄千年古道を歩く」と言う地図を入手していた。この地図を用いて歩くつもりだが、地蔵堂へのバスの本数が少なく、金時山とセットにすることに決めて実行待ちにしていたプランだ。 金時山へは、仙石原から矢倉沢峠へ初めて登り、丸鉢山から夕日の滝への下山ルートも初めて歩いた。この下山ルートは昨年4月に復旧開通している。 足柄古道は、平安時代以降使われていた主要道で、箱根越えの東海道に変わるまでの道になる。箱根越えになった後も、相模から甲斐への街道として使われていた。ほとんどが舗装路だったが山里の雰囲気を感じる所もあった。 古道沿いに、しっかりした案内標識が出ているので、迷わず歩く事が出来た。 詳細は写真のコメントをご覧ください
仙石原の国道からの登山口から見た金時山 道路の向い側には、洋式水洗トイレ(便座ヒーター付)と靴の洗い場あり
別荘と保養所の道を登って、登山口に着く
こんな道を登る
矢倉沢峠に到着
峠から見た金時山
眼下に仙石原、左に大涌谷、奥に芦の湖も見える
金時山への最後の登り
金時山(1212m)に到着
山頂に2軒の茶屋が有るが、これは金時娘の茶屋
金時娘の茶屋を建てたのは、「強力伝」の主人公
北側への急斜面の下り。手すり付き階段が何カ所か有る
この区間も昨年4月に復旧した。ここが崩壊していたのだろう。いつまで持つか心配
JR足柄駅へは左に分岐。去年はここを登ってきた
山らしくないが、丸鉢山(962m) 夕日の滝へは右に曲がる
丸鉢山からの富士山
下山中に金時山を見上げる
良い感じの道です
沢が崩れている。ここから下が、通行止めの原因だろう
2回の徒渉が有った。ここが最後の徒渉。ここまでが、崩れていた様だ
夕日の滝(高さ23m、幅5m)
山中で熊・猪に会った事は無いが、こんなところで会ってしまった
枝垂れ桜が咲いている
奥に矢倉岳(870m) 左のフェンスの奥が金太郎の生家跡。中央の巨岩2個は、金太郎の遊び石 静岡県の小山町にも金太郎の生家が有った https://yamap.com/activities/24637711 ここから右に曲がり、足柄古道を歩く
足柄古道の下には、「金太郎ライン」と言う、観光林道が走る
金太郎ライン沿いには、矢倉沢(定山)城跡が有る。コピーした縄張図を持って入った。
中央奥の高まりが櫓台。それ以外は縄張図を見ても良く分からなかった。宝永山噴火の降灰で埋まった所も多いそうだ
金太郎ラインの横には幅1mほどの土の部分が有り歩く キロポストはマサカリ
歩いていると、横断歩道が有った。歩いてきたところは、やはり歩道だった。でも尖った石が撒かれていて痛い 標識も路面の標示も、道路交通法の物と異なっている
道路をショートカットする古道の脇に、角柱を面取り部位に彫った地蔵が有った。あまり見ない
地蔵堂行きの、3月までのバス時刻表 平日は、朝昼夕の3本 土日は、そこそこ有る
4月からの時刻表 平日は、朝夕の2本 土日は、朝2本・夕1本 登山の足が減ってしまった
県道沿いに、秀吉の北条攻め時の徳川勢の陣場跡が有る。家康の陣の伝承が有るが、家康は東海道を登り、箱根鷹巣山(834m)に宿営した記録が有る
足柄古道から県道を見下ろす。 遠くに大山(1252m)が見える
現役っぽい炭焼き小屋
道祖神が小屋掛けされている。初めて見た
この谷沿いに足柄古道が走る。左の集落には関所が有った
良い感じの道
豚の放牧場(?)が有った
中央に先週登った高松山(801m)が見える。 https://yamap.com/activities/30538182 左の薄い山は伊勢沢ノ頭(1177m)か?右側の薄い山は塔ノ岳(1491m)だろう
足柄神社。なんでこの神社の写真を出したかは、次の写真を見てください
護衛艦「あしがら」には、足柄神社のお札が祀られている。 また艦のマスコットは金太郎
伊豆箱根鉄道大雄山駅がゴール。駅前には熊に乗った金太郎