引き続き関西に居るので、少しアクセスの難しい奥高野のエリアへ。 熊野古道小辺路を経由して、名峰の伯母子岳へ。 熊野古道を体感したいので、奈良県野迫川村の大股登山口からスタート。 世界遺産で多くのハイカーがトレイルで使っていることもあるのか、道は概ね歩きやすく、スイスイ進みました。 もちろん古道の一部なので、大体は樹林帯ですが、標高が高くなるほどまだ新緑前のブナ林ゾーンとなるため、稜線歩きの気分になれます。 伯母子岳山頂は開けており、奥高野の山々の深さを感じることができます。黄砂のためか大峰の山々は薄っすらでした。中々に心地の良い場所でした。 珍しいことに、日本人ハイカーにはほとんど出会わず、海外の方が多かった印象です。すれ違いの際は"Hi!"と10回くらいは声をかけられたり、"How far is it to the top?"と聞かれたり、こんな人里離れた山奥なのに海外に居るような奇妙な感じでした。 熊野古道の小辺路は海外ハイカーさんが多いとは聞いていましたが、こんなに出会うとは。 昔登った大峰の山々もそうですが、紀伊山地は山々の奥深さが魅力ですね。またそのうち紀伊の山には足を運んでみようと思います。
奈良県野迫川村の大股登山口からスタート。 世界遺産の熊野古道の小辺路を通ります。
小辺路は高野山から伯母子岳を経由して、熊野本宮大社まで繋がってます。
かなりの山奥の中です。
集落を横切ります。
意外と急坂。
やや急坂ですが歩きやすいです。
萱小屋跡。 かつての茶屋の跡だそう。 今は休憩所(私有地のようですが)として熊野古道ハイカーの憩いの場。水場もあります。
中はこんな感じ。
登り切ると平坦な道が続きます。
ルートの半分以上は平坦なトレイルで歩きやすいです。
桧峠。このあたりからブナ林ゾーン。
ブナ林が新緑前のため割と明るく、開けた道。
天気の良い日には中々気持ち良いルートです。
再び樹林帯。
伯母子岳小屋。避難小屋です。
伯母子岳に向かって登ってます。
意外と稜線が良い。
最後の急登を登りきれば、
開けた場所へ。
伯母子岳山頂。
奥深い。
口千丈岳への稜線。奥には護摩壇山が見えます。
戻って来ましたよ。
この活動日記で通ったコース
大股~伯母子峠~伯母子岳~大股 ピストンコース
- 06:22
- 10.8 km
- 1085 m
- コース定数 26
大股登山口には駐車場あり(4台)。南海電車高野山駅からバスで野迫川村役場前前までいき。村営バスで大股橋へ。道は舗装されており、歩きやすい。序盤に急登あり。山頂の東にある叔母小峠には小屋とトイレあり。山頂に出ると、高野の山々、東は赤谷山の背後に大峰山脈、南には鉾尖山など、360度の遮るもののない大展望が広がる。