錫杖岳 前衛フェース 3ルンゼ

2024.03.10(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
12 時間 5
休憩時間
6 時間 10
距離
6.7 km
のぼり / くだり
1485 / 1479 m

活動詳細

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錫杖岳前衛フェースの3ルンゼを登ってきました。 冬の錫杖は今までに左方カンテ、1ルンゼ、2ルンゼ、中央稜~本峰正面とメジャーなルートをだいたい登り、残ったのが3ルンゼです。 ただ3ルンゼは冬の錫杖ではいわゆる入門ルート、それだけでは物足りないかもと、そのまま縦走して、烏帽子岩を登り、本峰まで行けたら・・などと考えていましたが、色々あって、結果は3ルンゼだけになりました。 公式?の記録↓ https://suac-sigaku.blogspot.com/2024/04/blog-post.html?m=1

槍ヶ岳・穂高岳・上高地 今回もパートナーはW月。毎度、お世話になります!
出発前に、
「すみません、、スクリューを忘れました・・」
と、(私もいつかやりそう、)
私のが6本あり、
「まー、何とかなるよ」
と予定どおり出発。
今回もパートナーはW月。毎度、お世話になります! 出発前に、 「すみません、、スクリューを忘れました・・」 と、(私もいつかやりそう、) 私のが6本あり、 「まー、何とかなるよ」 と予定どおり出発。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 クリヤ谷はトレースがあり、順調に進みましたが、クリヤ谷から外れるとなかなかのラッセル。
クリヤ谷はトレースがあり、順調に進みましたが、クリヤ谷から外れるとなかなかのラッセル。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 壁が近づくと、ラッセルと言うよりもはや塹壕掘り?
時間ばかりが過ぎ、なかなか進みません・・
さすが一応北アルプスです。
壁が近づくと、ラッセルと言うよりもはや塹壕掘り? 時間ばかりが過ぎ、なかなか進みません・・ さすが一応北アルプスです。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 3ルンゼに入るとようやく雪が締まってきました。
3ルンゼに入るとようやく雪が締まってきました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 この辺からロープを出します。
リードはW月から。
この辺からロープを出します。 リードはW月から。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 雪かきしながら、チリ雪崩もくらいながらのクライミングを楽しんで?いました。
雪かきしながら、チリ雪崩もくらいながらのクライミングを楽しんで?いました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 2ピッチ目は私。
雪かきしてチョックストーンにアックスをフッキング。アックスは右下に引かないと抜ける感じで、重心を右に寄せながら、クラストした雪面を切らないように左上へはい上がる絶妙なクライミング。
2ピッチ目は私。 雪かきしてチョックストーンにアックスをフッキング。アックスは右下に引かないと抜ける感じで、重心を右に寄せながら、クラストした雪面を切らないように左上へはい上がる絶妙なクライミング。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 フォローのW月。
「おー、あっ、うわっ!」
「落ちたー!○✕△・・!!」
と奇声をあげながら楽しそうに登ってきました。
フォローのW月。 「おー、あっ、うわっ!」 「落ちたー!○✕△・・!!」 と奇声をあげながら楽しそうに登ってきました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 3ピッチ目はW月。
チョックストーンをくぐります。
3ピッチ目はW月。 チョックストーンをくぐります。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 4ピッチ目は私。
左面にベルグラが張って、楽勝かと思いましたが、抜け口で途切れ慎重に氷のマントリング。
4ピッチ目は私。 左面にベルグラが張って、楽勝かと思いましたが、抜け口で途切れ慎重に氷のマントリング。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 5ピッチ目、まずはW月。
「2回トライしてダメだったら代わってください」
と言い残し、出発。
で、2回トライして、交代。
まー、おじさんに任せなさい!とチョックストーンを右から越えました。
5ピッチ目、まずはW月。 「2回トライしてダメだったら代わってください」 と言い残し、出発。 で、2回トライして、交代。 まー、おじさんに任せなさい!とチョックストーンを右から越えました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 これで3ルンゼは終了です。
これで3ルンゼは終了です。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 私、
「時間的に山頂や烏帽子岩は無理だね。後はあの氷を2ピッチ登って終りだとここに戻ってくるから、ザックは置いて行こうか?」
W月、
「え?スクリュー無いですよ?」
私、
「自分のが6本あって、アンカーに2本使うとして、途中の支点は4本か、何とかなるんじゃ?」
W月、
「いやいや、厳しいでしょう。それにさっきのピッチで疲れちゃいました・・」
とのことで、本日はここまでとなりました。
私、 「時間的に山頂や烏帽子岩は無理だね。後はあの氷を2ピッチ登って終りだとここに戻ってくるから、ザックは置いて行こうか?」 W月、 「え?スクリュー無いですよ?」 私、 「自分のが6本あって、アンカーに2本使うとして、途中の支点は4本か、何とかなるんじゃ?」 W月、 「いやいや、厳しいでしょう。それにさっきのピッチで疲れちゃいました・・」 とのことで、本日はここまでとなりました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 反対側の谷に下れば早いかもと思いましたが、谷筋は最近の雪がたっぷり積もり、現在も降雪中。雪崩を警戒して3ルンゼを下降しました。
反対側の谷に下れば早いかもと思いましたが、谷筋は最近の雪がたっぷり積もり、現在も降雪中。雪崩を警戒して3ルンゼを下降しました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 錫杖岳前衛フェースの全景。
3ルンゼは右側のV字に切れ込んだ所です。
3ルンゼだけで終わってしまったのは残念でしたが、今日の3ルンゼは、弱点となる氷が無く、雪かきの重労働付きのコンディションで、「これが入門ルート?」と思えるほど登り甲斐があり、楽しめました。
錫杖岳前衛フェースの全景。 3ルンゼは右側のV字に切れ込んだ所です。 3ルンゼだけで終わってしまったのは残念でしたが、今日の3ルンゼは、弱点となる氷が無く、雪かきの重労働付きのコンディションで、「これが入門ルート?」と思えるほど登り甲斐があり、楽しめました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 無事下山。
W月からは、
「またいつか若手と来てみたいです」
と、
W月が力を付けて、いつか後輩を連れて登ってくれたらいいな、と思いました。
無事下山。 W月からは、 「またいつか若手と来てみたいです」 と、 W月が力を付けて、いつか後輩を連れて登ってくれたらいいな、と思いました。

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