「お久しぶりです。日曜日予定空いてますが、良かったら一緒に山登りしませんか?😌」 なんと、島.RCのエースで危険箇所皆無のゆうさんからメッセージが届いた。 うはっ❣️ まじ? うほほ~い😍 大丈夫です。 よろしくお願いします😊 こんな嬉しい話はない。 即断即決、二つ返事でOKと返信した。 そこで、ゆうさんの希望の山を聞いてみると 崕山の先にある中天狗岳から芦別岳への縦走か 林道からの夕張岳のいずれかだった😱💦 さすがは危険箇所皆無のゆうさんである🤣 中天狗岳は、ちはる君と一緒にチェーンスパイクでアタックして、命からがら何とか登頂を果たした山だった。 そこから芦別岳? 改めて地図を確認してみたが、行けるイメージができなかった😅 そして、夕張岳… 登山口まで片道約13kmもの林道を歩き、ピストンだと40kmを超える…😭 その提案にビビっていたところ 「Atsushiさんは、やってみたい縦走などありますか?😌」 とゆうさん そこで、みなみんみんさんお勧めの、mimiさんをはじめとするラッセル隊が昨年に達成していた、糠平岳・雁皮山・幌内丸山・北日高岳・岩内岳の約35kmぐるりを提案してみた。 https://yamap.com/activities/23034871 すると「シキシャナイ岳気になりますね😌」とゆうさん さすがはお目が高い! それこそ、みなみんみんさん一押しの低山ながらの上級編の山だった。 なんでも壁のような斜面を楽しめるそうだ😅 https://yamap.com/activities/5819077 そこで、ちはる君にも「スタート地点に4時集合です😁」と誘ってみた。 そこは頼もしいちはる君である。 「了解しました😃」 と間髪入れず返信がきた。 「どこか他にも寄り道出来そうな山あるかチラッと地図見ておきますね😃」とちはる君 どうやらみんな気持ちは同じ、シキシャナイ岳が気になるようだった🤣🙌 その後、いくつかのやり取りの中で、先にシキシャナイ岳に登ってから糠平岳~北日高岳へとぐるりすることに決まった。 まあ、先日のピリカヌプリ~春別山のように、雪面がカリカリだったら何とかなるだろう… そう安易に考えていたが、果たしていかに😂 そして、久しぶりのゆうさんを交えて、ちはる君と私の三人で冒険が始まるのだった😁 【凡例】 😃ちはる君 😌ゆうさん
AM4:00 各々集合場所に集まってきた。 お久しぶりです。 今日はよろしくお願いします。 と挨拶を交わす。 ゆうさんは、1時頃到着して少し仮眠した程度 ちはる君は自宅から寝ないでここへ駆けつけてきた。 私は22時頃日高スキー場で車中泊したが、寝付けないまま2時30分に起きてここへ来た。 いつものことだが、睡眠は十分とはいえなかった。 そして、車の温度計は-7℃だったが、体感温度はそれより低く、明るくなるまで待ちたいと弱気な心が覗いてきた。 そこへちはる君が あはははーー😃と豪快に笑い飛ばしてくれる。 「シキシャナイ岳ヤバいっすね。あんまし情報ないですけど、斜度75°で白老岳の南岳より急らしいですよ。まあ南岳は登ったことないんですが😃」 「今日は距離40km超えますよね。標高はそれほどでもないですが、無理っぽかったらどこかで引き返しましょうか😃」 ちはる君の元気な声に、ようやく行くかと心が燃え始めてきた。 では、行きますか!😁 はい、行きましょう!😃 行きましょう😌 いったい、どんな壁斜面が待っているのか? まずは、極寒暗闇の中、イメージだけが巨大化したシキシャナイ岳へ向けてスタートした。
ちはる君を先頭に、ちはる君がヤマレコで作ったルートを頼りに藪の中を登って行く。 「あれ?意外と雪サラサラっすね。ラッセルなんて想定してなかったです。これがずっと続くとヤバいですね😃💦」 「本当ですね。車から見てた感じだと雪ないんじゃないかと心配していました😌」 意外や意外、最近雪が降ったのか、サラサラしたやや重たい雪に、冒頭より足首からスネほどのラッセルとなった。
やがて林道が現れ、藪の中より断然歩きやすくなる。 地図を確認すると、方向は大きく間違っていないようだった。 ちはる君の判断で、行けるところまで林道を進むことにする。 くねくねと曲がりながら登って行くので、少し距離は長くなるような気はするが、藪を歩くよりはるかに楽だった。
そして夜が明け始め、空が白んで来ると、シキシャナイ岳を捉えた。
「あはははー!シキシャナイ小さいっすね。思ってたほどでもなさそうっすね。だけど斜度ヤバそうですね😃」 本当だ。 だけど夕張マッターホルンの方がデカかったね😁 「そうですね、あれはヤバかったです😌」 あれ?危険箇所皆無のゆうさんも夕張マッターホルンはヤバいレベルだったのか?😁 https://yamap.com/activities/16619682
「あはははー、じゃあサクッと行っちゃいますか!今日は40km超えなんで😃」 ちはる君を先頭にシキシャナイ岳にアタックする。
「あはははーー!大したことないですね。斜度75°って本当っすかね?😃」 「ふふふふ…😌♪」 この時は、このまま直登できるような気がした。
しかし、すぐに傾斜はキツくなり、サラサラと滑る雪にちはる君のペースががくりと落ちた。 そこでゆうさんが前に出るが、しばらく登るとゆうさんもその雪質に苦戦する。
ここでMSRの登坂力に期待して私が前に出てみるが、ガシガシ調子良く登っていけたのも束の間だった。 遂に壁斜面に到達すると、ずるずると足元が滑り登れるイメージがつかなくなった。 これ、登れるのか? 不安がよぎる😰 すると、私の下からスルスル〜っと、ゆうさんが流れるように木の間をトラバースしながら登っていった。 その後は、両手を雪面に突っ込んではよじ登り、木を掴みながら軽やかに登っていった。 すげー! マジで! 何であんな動きができるんだ😱💦 さすがは危険箇所皆無のゆうさんである。 驚くべき身体能力にただただ見惚れるのだった😍 その姿を写真に収められなかったのが悔やまれる。 そして、私もゆうさんに続いた。 くぅおぉ〜 よくこんなとこ登っていったな すげえ… ぐおっ おりゃぁあ~🤣💦 すると 「着きましたー!💪😌✨」 上から登頂を果たしたゆうさんの声が聞こえてきた。 やったか! やったー! よし、行くぞ! 続け! ラストーー おりゃ~ 最後は1mほどの垂直の壁を乗り越えて、ようやく登頂となった。
そして、ちはる君も続く もう少し! ガンバ!
「え?どうやって登ったんすか?よく登れましたね😃💦」 サラサラ雪に苦戦するちはる君
うごっ! どりゃっ! むおっ!😃💦 雪に手を突っ込んで最後の壁をよじ登る。
やったーー!😃💦 ちはる君登頂✨
「ヤバいっすねこの斜度、見た目と全然違いました😃💦」 だけど、夕張マッターホルンと比べると全然怖くないよね?😁 「はい、それは言えてますね😃💦」 「ここは木があるから恐怖感はなかったですね😌」 いやいや、ゆうさんの身体能力には恐れ入りました。 ゆうさんがいなかったら、もっと時間かかってました😁💦 「本当っすね😃💦」 「ふふふ…😌」
山頂は木で覆われていて、絶景を拝むことはできなかったが、その隙間からは朝焼けに染まる山並みがきれいだった。
きれいだ… あれは何という名の山なのか? この見事な景色を眺めていると、じわじわとシキシャナイ岳登頂を実感した。
そして、山並みを覆う厚い雲の層の上に太陽の頭が覗いてきた。
出たーー! ご来光🌄
朝日を浴びて、霧氷をまとう木の枝がオレンジ色に輝いた。
撮影する姿をちはる君に撮られていた。
そして、シキシャナイ岳登頂を記念して3人で記念撮影 いえい! だけど下りが心配である。 一体どうやって下ったらいいのか…😅 「下りヤバいっすね😃💦」 うん、ヤバいね😅
そう話していると、ゆうさんが間髪入れずに駆け下りていった😱💦 えええええーー!😱💦 よくそのスピードで行けるものだ😅 「これ滑ったら滑落ですよね?慎重に行きましょう。マネしたらヤバいですよね?😃💦💦」 そ・そうだね…😅 ゆうさん恐るべし🤣
私もゆうさんに続いた (ゆうさん撮影) 最初はビビっていたが、ゆうさんの足跡に倣って下っていくと、恐怖感はなく、足を滑らせながら駆け下りることができた😆
下山完了 下りはあっという間だった😆 だけど何だこの満足感は🤣 この小さな山に、ギュッと冒険の要素が凝縮されていて、達成感がハンパなかった😆
「なんかもうお腹いっぱいですね😃」とちはる君 「はい、なかなかの達成感でした。まだ距離は4kmほどですが…😌」ゆうさんも この距離でもう2時間以上経ってるね😅 「ヤバいっすね。それにこの雪質にラッセルで40km行けますかね?😃」 まだ10分の1か… ここはもう短くくるっと回ってもいいんじゃない?😁 そう提案してみると… 「え?😃」 「え?😌」 え?😅 あれ?違った?😅 じゃあ… このままラッセル隊のルートを目指しますか?😅 「あはははーー!びっくりした!Atsushiさん何言うのかと思いましたよ😃💦」 「ふふふ…😌」 あはは…😅 ですよね~ てことで、予定通りラッセル隊のルートを目指して再び歩き始めた🤣🙌💦
「40km超えっすよ、あと何キロあるんすか?😃」 「う~ん、36kmかな😌」 「ゆうさん、行けますかね?ここにきてこんなサラサラ雪のラッセルになってるなんて想像もしてませんでした😃」 だから小さくくるっと回ろうって提案したのに…😅 そんなことが通じる二人ではなかった🤣
「稜線に出ればサクサク行けるのかと思ってたら、この雪に全然進まないですよね😃💦」 「はい、これではスピードだせませんね😌💦」 破壊力抜群のちはる君と危険箇所皆無のゆうさんでも、この雪のラッセルではスピードが上がらなかった。
・1107のポコ 「どうしますこれ?登りますか?😃」 う~ん ちょっと待って地図を確認するから げっ!等高線を見る限り、さっきのシキシャナイと斜度変わらないよ😅 「ですよね。見た目にもヤバそうな斜度です😃💦」 右に巻いて行けそうだよ。 少し等高線の間隔が広くなってる。 「うん、巻いた方がよさそうですね😌」 ゆうさんも巻き道に同意
「じゃあ、右に巻いていきましょう😃」 すると、思っていたよりなだらかで、広い地形となっていて軽快に進めた。
一時的に右手に視界が開けると、山並みが見渡せた。
しかし、延々と続く退屈な藪の中 寝ずにアタックしたちはる君に睡魔が襲う。 「何か眠くて体が動かなくなってきました。足は全然元気なんですが…😃💦」 「先頭変わりますか?😌」 ここでゆうさんが前に出る。 しかし、ちはる君は凄い… ここまでずっと先頭をラッセルで歩いてくれた。 なんという体力か… この二人がいては、おじさんの出る幕はなかった🤣 ありがたや、ありがたや😆🙏
そんな退屈な藪の中からチラリと素晴らしい山並みが見えた。 撮影していると、二人はあっという間に先へと進んでいた。 そして、大急ぎでその後を追うのだった😆💦
おお~~ ・1107を通過して下りに入ると、正面にドド~ンッと見事な山容が現れた。 「あれなんすかね?😃」 ちょっと待って、地図を確認してみるね。 あっ! あれが糠平岳みたい。 だけどまだ遠いね…😅 「ここまでまだ6kmしか来てません😌」 それにまだラッセル隊のルートにも辿り着いてないよ…😅 「行けますかね?40km超え😃💦」 行けるところまでいって考えようか…😅 「そうですね!まずは行ってみましょう!あはははーー😃」 再びちはる君が先頭に立って、コルに向かって駆け下りて行った。
ちはる君に続いて下っていったゆうさんが待ち受けて、私の下る姿を撮影してくれた。
今度は私がゆうさんを待ち受けて撮影する。
速い! あっという間に駆け抜けていった。 スゲ~~🤣🙌💦 さすがは島.RCエース、危険箇所皆無のゆうさんである。
糠平岳に向かう登りに入ったところで、私も少しは貢献しなくてはと先頭に出てみる。 結構登って来たな… チラッと後ろを振り返ると すげーー! すごいよ、ちはる君! めっちゃいい景色! ちょっと写真撮るね パシャッ、パシャッ
そして、撮影する私の横をちはる君がスッと通り抜けると、また先頭に立って登っていった。 ちはる君、すえぇ…😍
写真を撮っていると、瞬く間に豆粒になる二人 今日はありがたくこの恩恵をいただくことにしいよう😆🙏✨
そして、いつしか藪を抜けると、山頂へ続く雪に覆われた這松帯の尾根が続いていた。
素晴らしい… 後ろを振り返ると見事な景色が広がっていた。
あれはシキシャナイ岳か? 小さくもキリリと鋭利な山容が存在感抜群を見せていた。
おっ! もしや樽前山・風不死岳だろうか? 美しく遠くに山並みが浮かんで見えた。
そして、ようやく糠平岳山頂に続くピークを捉えた。
細い枝に付着したモコモコとした雪の塊が標高の高さを教えてくれた。
ゆうさんも続いて山頂手前のピークに到達する。
「すごい…、ここいいっすね😃」 その圧巻の景色に立ち尽くすちはる君がいた。
この時、地図で確認してみたが、なんという山かは、わからなかった。 私はこの時、日勝峠かな?などととんちんかんなことを言っていたが… 改めて地図を確認すると、もしや夕張岳~芦別岳ではないだろうか? だとしたら、ゆうさんが希望していた二つの山を一望していたことになる。
芦別岳? 果たして、中天狗岳からあそこまで行けるのだろうか? だけど、ゆうさんとちはる君が一緒なら行けそうな気がした😊
夕張岳? ゆうさんが初冬に夕張岳へ登った時に、山頂からその先へと続くトレースが付いていたそうだ。 後々調べていくと、そのトレースの主は、ゆうさんがYouTubeでフォローしている「サバイバル登山家」として知られる「服部文祥」のものだったそうだ。 ゆうさんが感慨深げに教えてくれた😊 https://www.youtube.com/results?search_query=%E6%9C%8D%E9%83%A8%E6%96%87%E7%A5%A5+%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93
その反対側の景色 幌尻岳へと続く山並み
あれはもしやイドンナップ岳か? 真相やいかに…
幌尻岳!! デカ! さすがは日本百名山 存在感がハンパない😆
そして、お隣のピークへ
圧巻の景色に見惚れる二人 「今日は来てよかったですね。まさかこんな景色が見られるとは思っていませんでした😃✨」 「はい、私もです😌」 糠平岳って、なかなかいいね😆 藪の中を通って終わるのだと覚悟していただけに、想像を上回る絶景に酔いしれるのだった😊
絶景をバックに二人をパシャリ いえい
それでは、いよいよ糠平岳山頂へ
快晴の空に白い太陽が輝いていた。 本日も おまじない、おまじない、そしてお導きをありがとうございました😆🙏✨
一旦下った先が糠平岳だった。 写真を撮っていると、二人はあっという間に豆粒になっていった。
そのピークからは、本日の行程の中で最後となる岩内岳を見下ろした。 果たしてこのまま、40km以上の行程を歩き切ることができるだろうか…
ラスト、糠平岳へ
そして、糠平岳登頂 さすがは山名が付くだけある。 そこには、圧巻の景色が広がっていた。 幌尻岳をはじめとする日高山脈の大絶景を見渡せた。 幌尻岳・戸鳶別岳・北戸鳶別岳… 圧倒的な山容である。
たぶん、1967峰 いいねぇ~
チロロ岳か?? かっこいい
そして、それらの日高山脈をバックに自撮りで三人記念撮影 最高っ!
続いて、雁皮山へ もう、ラッセル隊のルートに合流してるね😆 「はい、あとは下り基調なんで、サクサク行けるといいんですが…、なんせこの雪で、40km以上なんで、しかもこのままラッセルが続くとスピード出ないですし😃💦」 「まだ9kmです😌」 4分の1にもなってないね😅 「あはははー😃💦GARMINでは、ゴール予定時刻が20時です😃💦」 またライト付けて歩かないとダメだね😅 「う~ん、そうですね😌💦」 途方もないこの先の行程に、糠平岳登頂の喜びがかき消されていくのだった…😅
雁皮山ピーク手前 「あはははー、何すかこれ?ただの通過点って感じっすよね?何でこんなところに名前付いているんすか?ランドマークあるから登りに来ちゃうじゃないですか😃💦」とちはる君 雁皮山では、登頂を果たしたという感覚はなく、補給しながら小休止して終わり、記念撮影することもなく、次のピークへと目指すのだった😅
続いて、幌内円山へ だけど、糠平岳からここまでスノーモービルの跡には助かったね。 いつもはウザって思ってるけど…😅 「はい、とても歩きやすいです😌」 「負荷が全然違います!ありがたいです!😃」 「下り基調だと思ってたら、そうでもないですし、しかも雪が重たくなってきました😃💦」 「ここから下って幌内でしたっけ?グッて登るんですよね?そしたらまた下って北日高、そこから長くダラダラと登って、一旦ガクンと下って最後の岩内はいい斜度の登り…😃💦」 ちはる君、よく勉強してるね そして、まだ半分も来てないけど…😅 「あ!それ言っちゃいました!?わかってても言わないようにしてたのに~😃💦」 「ふふふ…、まだ16km😌」 ごめ~ん😅🙏💦
おっ! 絶景だよ! ちょっと写真撮ってもいい? ところでどうする? このまま行く?😅 あまりの進度の遅れに、自然と作戦会議となるのだった。 「う~ん、GARMINでは19時ゴール予定と少し早まりましたが、あくまで予定なんでどうなるか分かりません😃💦」 「う~ん😌💦」 さすがの危険箇所皆無のゆうさんも不安をのぞかせる。
ガスのかかる山並みに、更に不安は増長された。 湿雪になってきて重たいよね😅 「はい、足は大丈夫なんですが、スピードが出ないです😃💦」 気温も低くなってきたしね😅 「はい、このまま夜に突入すると、寒さとかヤバそうです😃💦」 残り24km以上、10時間😅 「どうしますか…😃💦」 「う~ん…、どうしますか😌💦」 決断するなら早い方がいいよ。 地図を見る限り、さっきの雁皮山から岩内岳の方へ渡れそうだし。 ここで引き返せば、ダメージは少ない😅 だけど、この先へ行いっちゃったら、もう行くしかない😅 「そうなりますね😌💦」 「あははは~、この先いっちゃったら、引き返しても一緒っすもんね😃💦」
よし! ここで引き返そう! 決定!😊 すると一瞬、敗北感がよぎったが、しかしそれよりも、ほわっと緊張感から解放される安ど感の方が勝っていた。 ここを最終地点として、自撮りで三人記念撮影すると、自然に三人の頬がゆるんだ。
「悔しいですけど、たぶんこのまま藪の中を歩いて、雁皮山みたいなピークを2つ登るだけですもんね😃」 うん、糠平岳みたいな山が待ってるなら行く気するけど、ただのピークハントとなると、この状態で無理して行く気力が湧かないよね😊 「そうですね。それよりも明るいうちに帰れた方がいいです😌」 「もう来ることはないと思いますが、もしこれやるなら残雪期のカリカリ雪の時じゃないと厳しいですね😃」 そうだね😊 「そうですね😌」 そうやって撤退を肯定していく3人だった🤣🙌
「とりあえず雁皮山までは、来たトレースを辿って行けばいいだけですもんね😃」 まずはゆうさんが先頭で、引き返しての雁皮山を目指した。
登りに入るとゆうさんの歩調が落ちてきた。 大丈夫ですか? 先頭代わりますか? 「ああ…、はい、じゃあお願いできますか😌💦」 了解です。 おじさんも少しは貢献しなければ😆 そこで、ゆうさんから嬉しい差し入れが😍 アリナミンで疲労回復✨✨ あざーっす😊💕
引き返してからの雁皮山も、やっぱりそのまま通過してしまった🤣 そして、岩内岳の尾根へと続く下りを迎えた。 ここで下る方向を間違えたらとんでもないことになってしまうので、ここは慎重に、地図を確認して方向を見定める。 ·1002〜·972を辿って行くと、アップダウンが少なく効率がよかった。
まずは·1002を目指して、広い斜面をひゃっほーと駆け下りた。 すると、左下に岩内岳が見えた。 遠いなぁ…😅
ちはる君が雪を巻き上げながら駆け下りてきた。 かっこいい〜✨
そして、ゆうさんが続く スピードは別格 横綱級💕
急降下斜面を終えると林道に合流する。 そしてスノーモービルが走った跡があった。 「ラッキーっすね。これ辿って行けばいいですかね?😃」 ちょっと待ってね、地図を確認するから おー、大丈夫、大丈夫、このまま岩内岳に向かってるようだね。 このまま辿って行こう😆 「了解です😃」
スノーモービルのトレースをフルに活用して、ようやく岩内岳の取り付きに来た。
まずは、ゆうさんを先頭にアタックする。 途中で私も交代して先頭に出る。
度々睡魔に襲われるちはる君は、しばらく最後尾で体力を温存する。
長めの登りをクリアすると最後の登りが登場する。 そこで写真を撮っていると、満を持してちはる君が前に出る。
最後は急登を直登 ここへ来て気温が上昇し、雪はシャーベット状で激重となった。 全身からは滝汗となって吹き出してきた。 暑い… たまらず、バラクラバを取り、ウエアのチャックを全開にした。
さすがのゆうさんも暑いようだった。 ウエア1枚脱いで、ドラゴンボールスタイルになっていた🤣
そして、最後の急登をクリアする。 「もう少しです。山頂はこっちの方向です😃」 ちはる君がGARMINの腕時計でルートを確認しながら誘導してくれる。
そして、岩内岳登頂 「あははーー!何すかこれ?何にもないじゃないですか!これじゃあ、ただの藪っすよね?😃💦」 「雁皮山と変わんないですね😃💦」 本当だ… せめて山頂標識でもあればいいんだけど…😅
あ!ピンテだ! ちはる君、ピンテがあるよ😚👉 「え?どこっすか?😃」 あそこあそこ、左の方の木に😁👉 「あっ!本当だ!なんかあちこちにピンテありますね😃」 じゃあこのピンテを山頂標識として記念撮影しようか😊 あはははーーー なんか悲しいっすね😃💦 本日最後のピークとなる岩内岳 ピンテをバックに自撮りで三人記念撮影✨
「山頂標識ありましたよ😌」 え? 「え?😃」 「ここです😌👉」 あっ!本当だ! ゆうさん凄い! よく見つけましたね😆 「しかも手製ですね。何にもないと寂しいから誰か付けてくれたんですね😃」 「これくらいないと、せっかく登ったのに悲しくなりますよね。ここただの藪ですし😃」 そうだね😅 ちはる君は、苦労して登ってきたのに、この仕打ちには相当ガッカリしたようだった。 山頂標識があったのが、せめてもの慰めとなった😂 山頂標識を付けてくれた方には感謝しかない🤣
それでは改めまして 山頂標識をバックに自撮りで三人記念撮影 いえい✨✨
「あとは下るだけですね。どの方向に下るんすか?😃」 ラッセル隊の軌跡は、中間くらまで下って、一旦横にズレてから再びスタート地点に向かって下ってるね。 「本当ですね。やっぱりそうですか😃」 だけど、右の方へ行き過ぎると、崖になってるから、気をつけないとダメだよ。 「わ〜本当だ。これはヤバいっすね😃」 まずはこの方向に真っすぐ下ってみようか😊 「了解しました😃」
途中、視界が開けて、見事な山並みが現れた。
島.RCエースで危険箇所皆無のゆうさん 「今日は楽しかったですね😌」
爆速クライマーちはる君 「途中で断念したけど、満足度はハンパないっす😃」
では最後行きますか! 「はい😌」 まずはゆうさんがスーパースピードで駆け下る!
ちはる君も続く どりゃぁあ~😃💦
遅れること私も続いて下って来た。 ちはる君撮影
いえい😁 ゆうさん撮影
最後は林道にぶち当たる。 いよいよ完結の時がきた… ルンルン気分で、あとは車を停めた地点までと歩いていくと😚🙌🎶 あれ? スマホのYAMAPの自己位置がおかしいんだけど😱 軌跡が途中で止まってる😅 「スマホがスピードについてこれなかったんじゃないっすかね?😃」 う~ん どうやったら正常に戻るのかな? まあ、もう終わりだし、まっいっか😝 そして、無事下山した安ど感に包まれながら林道を歩いていくと… 「あれ?何か登っていってないっすか?この林道😃💦」 ちはる君が異変に気付いた。 「そうですね😌💦」ゆうさんも 本当だ😆💦 ああーーー! ここがゴールじゃなくて、もう一段下に林道があるじゃん🤣 スマホの自己位置は正しかった。 どうやら、この地図に無い林道をゴールに続く林道だと勘違いしていたようだ😂
改めて残りの斜面を駆け下りて、今度こそゴール地点に続く林道に下ってきた😂 すると、右手には断崖絶壁が広がっていた。 少し下る方向がズレていたら、とんでもないことになっていただろう…😅
そこには林道に沿って小川が流れていて、橋として鉄板が敷かれていた。 ちはる君が地図上のこの橋に気づき、ここを目標に下ってきたが、それが大正解だった。
崖斜面には凍り付いた岩肌が見られた。 春が待ち遠しい…
だけど、あそこで引き返して正解だったね😝 「そうですね。やっぱり明るいうちに下山できてよかったです😃💦」 明日仕事だもんね😆 「はい😃」 「はい😌」 あのまま北日高岳を目指して、40km以上の行程制覇を目指していたら、ゴールする時刻は20時を超えていたかもしれない… 断念した悔しさもあるが、シキシャナイ岳の冒険と糠平岳の絶景を拝めただけでも今日は十分に満足することができた。 今となっては晴れ晴れしい気分だった✨ これを提案してくれたみなみんみんさんには、本当に感謝を申し上げたい😆 あざーっす🙏
岩内岳は、日高三岩かんらん岩の採石場だった。 https://hatanaka-gr.co.jp/showa/quarry/peridotite/ どうやってこの山肌を削ったんだろう… それを見上げながらゴール地点となる車を目指した。 未完もまたいい… 今日この日の三人の冒険に、充実感に満たされては、互いにゴールを称え合うのだった。 そしてまたの再会を約束して、各々帰路についた。 家に帰ると、シキシャナイ岳をよじ登った影響か? ドッと全身が疲労感に襲われた。 しかし、今宵も焼酎お湯割りが最高だった🍶✨ 本日の三人の冒険を思い返しては、ニヤニヤと笑みがこぼれては何度も乾杯した。 島.RCエースで危険箇所皆無のゆうさん 爆速クライマーのちはる君 今日は最高に楽しかったです😁 本当にありがとうございました😆 そしてまたよろしくお願いします😊 三人の冒険に乾杯🍶💕💕 そして、今宵の一曲は長渕剛で「友よ」です。 よかったらお聴きください😉