鬼の架け橋とスプリングエフェメラル

2024.02.24(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 30
休憩時間
35
距離
5.4 km
のぼり / くだり
363 / 365 m
3
17
18
35
59
26

活動詳細

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 金山(きんざん)は国道176号線が丹波篠山市から丹波市氷上に越える鐘ヶ坂峠のすぐ西にある山です。この山は、かつて明智光秀が作った金山城の山、そして鬼の架け橋のある山として有名です。  駐車場は旧国道沿い。この日は9時半に着いたにもかかわらずかなり余裕がありました。まずは鐘ヶ坂峠に登ります。峠からは尾根伝いに山頂へ。登山口から50分ほどで着きました。山頂からはほぼ360°の眺望が楽しめます。この日は雪をかぶった千ヶ峰、栗鹿山、三嶽あたりが見ものでした。南には白髪岳がよく目立っていました。  下山後はスプリングエフェメラルを求めて、まずは登山口の追入地区の追手神社周辺。その後車で移動して、青垣の森地区、いきものふれあいの里、遠阪地区で春の妖精たちを見せていただきました。4種類のスプリングエフェメラルに出合うことができました。どれも今年初めての出合いでした。

金山 金山の登山者用駐車場は旧国道沿いに第一と第二があり、余裕たっぷりです。車から降りて第一声は「寒」。
金山の登山者用駐車場は旧国道沿いに第一と第二があり、余裕たっぷりです。車から降りて第一声は「寒」。
金山 先に一台とめてあるところが第二。旧国道はこの先で通行止めなので、ほぼ登山者+城跡見学者ぐらいしか入ってこない模様。
先に一台とめてあるところが第二。旧国道はこの先で通行止めなので、ほぼ登山者+城跡見学者ぐらいしか入ってこない模様。
金山 第一と第二駐車場の間に鐘ヶ坂峠の入口。ここが金山の登山口です。
第一と第二駐車場の間に鐘ヶ坂峠の入口。ここが金山の登山口です。
金山 獣除けゲートを開いて登り始めます。今日は4名、車一台できました。
獣除けゲートを開いて登り始めます。今日は4名、車一台できました。
金山 杉林の中の道を登っていきます。
杉林の中の道を登っていきます。
金山 V字型の切欠きが峠です。ショートカットもできますが、まずは峠に向かいました。
V字型の切欠きが峠です。ショートカットもできますが、まずは峠に向かいました。
金山 鐘ヶ坂峠に到着です。
鐘ヶ坂峠に到着です。
金山 鐘ヶ坂には明治、昭和、平成の3本のトンネルがあるんですね。そしてその前がこの峠道。
鐘ヶ坂には明治、昭和、平成の3本のトンネルがあるんですね。そしてその前がこの峠道。
金山 金山の山頂へは、「鬼の架け橋」方向へ。
金山の山頂へは、「鬼の架け橋」方向へ。
金山 目の前によく盛り上がった峰が見えてきました。
目の前によく盛り上がった峰が見えてきました。
金山 その山頂には四等三角点「鐘ヶ坂」、標高426.4mがあります。点の記によると、平成2年に置かれた新しい点です。
その山頂には四等三角点「鐘ヶ坂」、標高426.4mがあります。点の記によると、平成2年に置かれた新しい点です。
金山 少しだけ雪が残っていました。
少しだけ雪が残っていました。
金山 急登を登ると、平らな山頂部に到着。城跡なので、かなりならされたのかもしれませんね。
急登を登ると、平らな山頂部に到着。城跡なので、かなりならされたのかもしれませんね。
金山 金山城について、詳しく書かれています。
金山城について、詳しく書かれています。
金山 城跡の本丸が、まさに山頂にあったようです。ここからは360°見渡せます。
城跡の本丸が、まさに山頂にあったようです。ここからは360°見渡せます。
金山 西~北~東です。西には千ヶ峰、北には三岳山、大江山、東には三嶽がよく目立ちます。
西~北~東です。西には千ヶ峰、北には三岳山、大江山、東には三嶽がよく目立ちます。
金山 雪をかぶった三嶽です。手前に西ヶ嶽がほぼ重なっています。
雪をかぶった三嶽です。手前に西ヶ嶽がほぼ重なっています。
金山 その左に見えるのは三尾山。左後方に雪たっぷりの長老ヶ岳がかすかに見えています。
その左に見えるのは三尾山。左後方に雪たっぷりの長老ヶ岳がかすかに見えています。
金山 北の遠方にある三岳山。なかなか立派な山です。手前の尾根のすぐ上・少し右寄りに、金山城の看板にも出てきた黒井城跡が見えています。
北の遠方にある三岳山。なかなか立派な山です。手前の尾根のすぐ上・少し右寄りに、金山城の看板にも出てきた黒井城跡が見えています。
金山 南を中心としたパノラマです。こちらは白髪岳がやはりよく目立っています。
南を中心としたパノラマです。こちらは白髪岳がやはりよく目立っています。
金山 その白髪岳のアップです。
その白髪岳のアップです。
金山 山頂から少し西に下ったら、ありました。鬼の架け橋です。
山頂から少し西に下ったら、ありました。鬼の架け橋です。
金山 大きさのサンプルに。もらい写真(以下mo)。
大きさのサンプルに。もらい写真(以下mo)。
金山 その先に、三上山のメタボ岩そっくりな隙間が。やはり引っかかってしまいました。(mo)
その先に、三上山のメタボ岩そっくりな隙間が。やはり引っかかってしまいました。(mo)
金山 下山は南に尾根を行き、追入に下るルートで。途中、危なっかしい鳥居があります。
下山は南に尾根を行き、追入に下るルートで。途中、危なっかしい鳥居があります。
金山 最後はお寺の境内に。千手観音様の横にはなぜかマリア様?
最後はお寺の境内に。千手観音様の横にはなぜかマリア様?
金山 ツチグリが二個苔に半分埋まっていました。
ツチグリが二個苔に半分埋まっていました。
金山 登山口の巨木
登山口の巨木
金山 ここにも金山城跡の解説が。
ここにも金山城跡の解説が。
金山 ここに出てきました。さあ、ここからはスプリングエフェメラルを求めて・・・
ここに出てきました。さあ、ここからはスプリングエフェメラルを求めて・・・
金山 追手神社ではまず千年モミ。日本一の巨木だそうです。
追手神社ではまず千年モミ。日本一の巨木だそうです。
金山 4枚の写真から合成。国土地理院の地形図(つまりYAMAPの地図)にも載ってるモミの木です。
4枚の写真から合成。国土地理院の地形図(つまりYAMAPの地図)にも載ってるモミの木です。
金山 ここから南に歩いていきます。
ここから南に歩いていきます。
金山 きれいな綿毛はコウヤボウキ(キク科 コウヤボウキ属)のようです。
きれいな綿毛はコウヤボウキ(キク科 コウヤボウキ属)のようです。
金山 フワフワで可愛いです。
フワフワで可愛いです。
金山 カラタチバナ(サクラソウ科ヤブコウジ属)千両・万両の下の百両ともいわれる赤い実。
カラタチバナ(サクラソウ科ヤブコウジ属)千両・万両の下の百両ともいわれる赤い実。
金山 アズマイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)寒くて日が陰り気味なので、開いていませんが・・・スプリングエフェメラル、一つ目です。
アズマイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)寒くて日が陰り気味なので、開いていませんが・・・スプリングエフェメラル、一つ目です。
金山 でも、素朴で可愛い花です。
でも、素朴で可愛い花です。
金山 小さいけど独り立ちして咲いています。
小さいけど独り立ちして咲いています。
金山 ジャノヒゲ(キジカクシ科ジャノヒゲ属)のルビーのような実が、あちこちで実っていました。
ジャノヒゲ(キジカクシ科ジャノヒゲ属)のルビーのような実が、あちこちで実っていました。
金山 この黒い実はヤブラン(キジカクシ科ヤブラン属)でしょう。
この黒い実はヤブラン(キジカクシ科ヤブラン属)でしょう。
金山 黄色い実、キミノマンリョウ(サクラソウ科ヤブコウジ属)のようです。
黄色い実、キミノマンリョウ(サクラソウ科ヤブコウジ属)のようです。
金山 フユイチゴ(バラ科キイチゴ属)もよく見るとほんときれい。
フユイチゴ(バラ科キイチゴ属)もよく見るとほんときれい。
金山 ユキワリイチゲ(キンポウゲ科 イチリンソウ属)スプリングエフェメラル、二つ目です。
ユキワリイチゲ(キンポウゲ科 イチリンソウ属)スプリングエフェメラル、二つ目です。
金山 苔からポトリの瞬間。
苔からポトリの瞬間。
金山 開ききっていませんが、それはそれでいいものです。(mo)
開ききっていませんが、それはそれでいいものです。(mo)
金山 この花も独り立ちして咲きます。
この花も独り立ちして咲きます。
金山 神社境内にはウバユリ(ユリ科ウバユリ属)の実あと。
神社境内にはウバユリ(ユリ科ウバユリ属)の実あと。
金山 ツルリンドウ(リンドウ科ツルリンドウ属)の実はまだまだ艶々。
ツルリンドウ(リンドウ科ツルリンドウ属)の実はまだまだ艶々。
金山 ヤブコウジ(サクラソウ科ヤブコウジ属)百両のさらに下、十両ともいわれる赤い実。ですが、ぼくは「十」が一番好きです。
ヤブコウジ(サクラソウ科ヤブコウジ属)百両のさらに下、十両ともいわれる赤い実。ですが、ぼくは「十」が一番好きです。
金山 このリンゴのような形と艶は素晴らしいです。確かに、万両のようにいっぱい実は付きませんが。
このリンゴのような形と艶は素晴らしいです。確かに、万両のようにいっぱい実は付きませんが。
金山 駐車場に戻ります。道沿いの野の花も魅力的。ヒメオドリコソウ(シソ科ヒメオドリコソウ属)舌の先の二つの赤い点がチャームポイント。
駐車場に戻ります。道沿いの野の花も魅力的。ヒメオドリコソウ(シソ科ヒメオドリコソウ属)舌の先の二つの赤い点がチャームポイント。
金山 こっちはホトケノザ(シソ科オドリコソウ属)ピンクが濃いですね。こっちは赤い点が三つ。
こっちはホトケノザ(シソ科オドリコソウ属)ピンクが濃いですね。こっちは赤い点が三つ。
金山 ノボロギク(キク科ノボロギク属)ボロはかわいそうですよね。筒状花のみで舌状花がありません。
ノボロギク(キク科ノボロギク属)ボロはかわいそうですよね。筒状花のみで舌状花がありません。
金山 ヤギさんが三頭。こっちを向いてくれました。のどかな風景です。
ヤギさんが三頭。こっちを向いてくれました。のどかな風景です。
金山 セリバオウレン(キンポウゲ科オウレン属)スプリングエフェメラル、三つ目です。
セリバオウレン(キンポウゲ科オウレン属)スプリングエフェメラル、三つ目です。
金山 車道沿いに咲いていました。
車道沿いに咲いていました。
金山 アップで見ると、特徴ある種が既に準備されていますね。
アップで見ると、特徴ある種が既に準備されていますね。
金山 追入神社。境内でお昼休憩にしました。
追入神社。境内でお昼休憩にしました。
金山 懐かしい看板と土壁のある街並み。
懐かしい看板と土壁のある街並み。
金山 車で移動し、青垣の森地区にやってきました。
車で移動し、青垣の森地区にやってきました。
金山 セツブンソウ(キンポウゲ科セツブンソウ属)の自生地です。
セツブンソウ(キンポウゲ科セツブンソウ属)の自生地です。
金山 スプリングエフェメラル、四つ目です。少し透き通っています。
スプリングエフェメラル、四つ目です。少し透き通っています。
金山 サンカヨウほどではありませんが、これもちょっと透けています。
サンカヨウほどではありませんが、これもちょっと透けています。
金山 黄色、うす紫、薄青、それに白がみごとに調和しています。
黄色、うす紫、薄青、それに白がみごとに調和しています。
金山 こんな風に独り立ち。まさに妖精ですね。
こんな風に独り立ち。まさに妖精ですね。
金山 みごとな群生地でした。
みごとな群生地でした。
金山 またちょっと移動して、いきものふれあいの里に来ました。
またちょっと移動して、いきものふれあいの里に来ました。
金山 シカがシンボルマークのようです。
シカがシンボルマークのようです。
金山 ザゼンソウ(サトイモ科ザゼンソウ属)です。ここは数株でしたが、フェンスできっちり守られていました。
ザゼンソウ(サトイモ科ザゼンソウ属)です。ここは数株でしたが、フェンスできっちり守られていました。
金山 花芯。なお、ザゼンソウは夏に葉を残すので、早春の花ですが、スプリングエフェメラルとは言えないそうです。まあ、お堅く言えば。
花芯。なお、ザゼンソウは夏に葉を残すので、早春の花ですが、スプリングエフェメラルとは言えないそうです。まあ、お堅く言えば。
金山 ここには鉢植えでアズマイチゲと・・
ここには鉢植えでアズマイチゲと・・
金山 ユキワリイチゲもありました。だいぶ開いてくれています。
ユキワリイチゲもありました。だいぶ開いてくれています。
金山 ふむふむ。。なるほどね。ヤマノボラーのスプ・エフェ写真集はここ↓にあります。http://minaphm.starfree.jp/nonohana/spring-ephemeral.html
ふむふむ。。なるほどね。ヤマノボラーのスプ・エフェ写真集はここ↓にあります。http://minaphm.starfree.jp/nonohana/spring-ephemeral.html
金山 最後、遠阪地区へ。
最後、遠阪地区へ。
金山 ここも大きな群生地でした。
ここも大きな群生地でした。
金山 一株に2花のセツブンソウ、初めて見ました。双子の妖精?
一株に2花のセツブンソウ、初めて見ました。双子の妖精?
金山 コハコベ(ナデシコ科ハコベ属)春は着実に近づいています。
コハコベ(ナデシコ科ハコベ属)春は着実に近づいています。
金山 うちの妖精は年中咲いています。自分が妖精だと思う子は手を上げてね。
うちの妖精は年中咲いています。自分が妖精だと思う子は手を上げてね。

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